ゴルファーにとって「あの人とならいつでも一緒にプレーしたい」といわれるゴルファーこそ、本物のゴルファーだと思います。ゴルフが上手い下手よりも人柄・人間性がゴルファーには求められます。
ゴルフはスポーツです。当然、他者とスコアを争う競技ですから一つでも良いスコアで回れれば満足感、充実感を得られますが、逆にスコアが悪ければ落胆や喪失感を嫌というほど味あわせられます。それ故に人柄や人間性がプレー態度に大きく反映されてしまいます。
ゴルフにはプレーを通じて多くの人々と交流・親睦を図れる効用があります。そのためには、まず嫌われないゴルファーにならなければなりません。ゴルフを通じて気のおけない親しい人々を得るためににはどうすれば良いのだろう?
答えは簡単明瞭、他人(ひと)に対する気遣いができるかどうかです。気遣い即ち相手のためを思っていろいろ配慮すること。英語でいえばマナー・エチケットです。
マナー・エチケットに欠ける人はゴルフに限らず社会生活においても敬遠されます。最低限のルールや常識を守っておればみんなと楽しくゴルフを通じて交われるはずです。
ご存知のようにゴルフには他のスポーツのように審判がいません。自分で自分を律するという誠に高貴なスポーツです。審判がいないということをいいことに木の根っこやディボット跡に入ったボールを、人目を盗んでボールを動かしたりする人がいます。人に負けたくない、勝ちたいためについつい不正を働いてしまうといった自分を律しきれない哀れなゴルファーにならないように気をつけてください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇