ゴルフ場は地球温暖化防止に寄与してます。

 オーストラリアの森林火災が未だ鎮火せずオーストラリアの森林面積、数千万ヘクタールが焼失し日本全土の半分が焼失されたと報道されています。少し前には1000万ヘクタール超で北海道の面積を超すといわれてましたが・・・・。

 オーストラリアの山火事は高温と乾燥に加えて雨が降らないことが大きな原因です。報道によると昨年9月に発生した森林火災が全土に飛び火して半年を経た現在も衰えるどころか拡大していってるそうです。森林火災による生態系の変化やさらなる気象異常が懸念されます。

 これも地球温暖化による影響でしょう。地球温暖化の元凶といわれてる二酸化炭素(CO2)の排出削減を真剣に考えなければなりません。雪の降らない暖冬はゴルファーにとっては有難いことですが、地球規模で考えるといかに雪の降らない暖冬が異常であるかを真剣に考えなければなりません。

 ゴルフ場は緑の再生、即ち地球温暖化防止に大きく役立っていることをご存知でしょうか?九州大学の懸 和一名誉教授は、ゴルフ場の緑が営む光合成を基礎にCO2収支の視点から大気の浄化・温暖化防止にゴルフ場が大きく寄与していると、日本芝草学会で詳細なデータを基に研究成果を発表しています。

 これによると全国のゴルフ場の芝生や森林などの緑によるCO2の総吸収固定量は年間460万トンになるそうです。広大な敷地でゴルフをすることに後ろめたさを感じているゴルファーもおられるかもしれませんが、ゴルフ場は大気の浄化、地球温暖化防止に大きく寄与していることを認識して胸をはってゴルフをお楽しみください。

ゴルフは難しく奥行きが広い。

 ゴルフはひじょうに特殊なスポーツだと思います。いろいろな環境や条件に影響され左右される競技です。まずは天候。晴れ、雨、寒い、暑い、強風、無風といった気象条件に最も影響を受けるスポーツです。プレーするコースの違い、アップダウンがきつい、フラット、距離が長い、短い、山岳コース、丘陵コース、シーサイドといったプレーするコースの違い。さらにはプレーする同伴競技者といった環境や条件がその都度変わるのがゴルフです。

 さらには1番ホールのティーショットから18番ホールの最終パットまで打ち放たれたボールの状況が1打ごとに変わっており、スコアメイクのためにプレーヤー自身がその都度判断し実行して行く孤独との闘い。

 野球やサッカーのようにチームプレーではなく、完全な個人プレーであり、野球やサッカーのように相手のプレーに対して瞬時に判断して対応するスポーツではありません。ゴルフというスポーツは1打、1打の間合いが長く次打に行くまでの時間が長く考える時間が長すぎて逆にミスすることも多い。

 ゴルフとはいかにミスをしないかを競うスポーツだといっても過言ではありません。ナイスショットした後につまらぬミスショットをしたり、ナイスパー、ナイスバーディのあとにボギーやダブルボギーを叩いてしまう、まさに好事魔多しといったことがよく起こります。ゴルフほど不安と緊張に左右されるスポーツは他にないと思います。だからこそゴルフは難しく奥行きの広い無限の面白さをもつスポーツなのです。

 

ゴルフは知的スポーツ。

 ゴルフは体力と精神力そして忍耐力が問われるスポーツです。とくにゴルフは体力以外に知的スポーツといわれるように精神力と忍耐力なくしてゴルフの上達は望めません。

 18ホールという長丁場では必ずミスが出ます。うまく行くよりミスが多くミスをいかに減らすかがスコアメイクのポイントです。

 18ホールの長丁場はミスしても取り戻せるチャンスは必ず訪れますから諦めずに粘り強くプレーをして行くことです。

 ゴルフは1番ホールをティーオフした時からいかなる場において、人間としていかに処すべきかを問われる場面に遭遇します。こうした場面をいかに対処しつつ最小のスコアにまとめて行くかが問われるスポーツでもあります。

 ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏は「公明正大」「挑戦と冷静」「思いやり」「感謝」「社交」「自律」「自己責任」「向上意欲」「計画性」そして幾多の困難、失敗、挫折、恥の経験など日常生活が投影、凝縮されたものがゴルフだといいます。

 だからこそゴルフは面白いのだし、また難しく奥が深いのです。

東京五輪のカウントダウンが始まりました。

 

明けましておめでとうございます。2020年、令和2年の幕が上がりました。東京五輪開幕までのカウントダウンが始まりました。ゴルファーにとっては東京五輪のゴルフ競技の代表に誰が選ばれるか気になるところです。

 男女とも米ツアーで活躍している松山英樹と畑岡奈紗はほぼ確定といっても良いでしょう。現段階では男子二番手に昨年の賞金王・今平周吾がワールドランキング32位でリードし、次いで昨シーズン3勝を上げ復活した石川遼が同ランキング81位で追ってます。五輪出場に意欲を見せる石川が今シーズンの6月22日までにツアーで活躍すれば逆転も可能だけに目が離せません。

 一方、女子は二番手に渋野日向子がワールドランキング12位につけており、昨シーズンの賞金女王・鈴木愛が同ランキング17位につけています。ワールドランキング15位以内に3人が入っていれば3人の出場が可能だけに、畑岡、渋野に続いて鈴木も代表になる可能性は高い。(注:昨年末の五輪ランキングは畑岡6位、渋野11位、鈴木13位でこのまま3人が15位以内に入れば東京五輪に出場できる)

 しかしながらワールドランキングは米ツアーのポイントが高いだけに、鈴木は国内ツアーで少なくとも6月22日までに2勝くらいしておきたいところ。また渋野も12位だが、国内ツアーを優先しておりモタモタしていると15位以下にあっという間に下がってしまう可能性があるので、同ランキング12位以内を確保しておかなければ鈴木と入れ替わってしまうこともある。いずれにしろ2、3番手はなんとしても15位以内を6月22日までに維持するよう頑張ってもらいたいものです。