JGAハンディキャップ説明会。

 昨日29日は近畿地方ではこの冬一番の寒さに見舞われました。奈良県でも五条市では朝の最低気温が氷点下1・4度を記録。名阪沿いの針や福住では積雪があったとのこと。奈良市内のディアーパークGCでも積雪がありスタート時間を30分遅らせたとのことでした。名阪国道福住に近いヤマトCCでも積雪で「組数が少ないので、雪のない姉妹クラブの阿騎野GCへ振替えてもらいました。」とのことでした。

 ことほど左様に今季一番の冷え込みで、日中の気温も上がらず奈良市内でも10・5度、当クラブなどの山間部では最高気温10度以下と12月下旬並みの気候だったそうです。この寒さでイチョウやモミジなどの紅葉も風で葉を一気に散らしてしまいました。

 昨日、日本ゴルフ協会(JGA)主催の「JGAハンディキャップ説明会」がホテル阪急エキスポパークで各府県のゴルフ場支配人やハンディキャップ委員長などを召集し約3時間にわたって行われました。

 JGAでは来年1月1日から新たなJGAハンディキャップ規定(USGAハンディキャップシステム準拠、通称スロープシステム)を正式導入します。このため新システムの運用などの説明が行われました。スロープシステムについての説明は簡略して説明することが難しく、JGAのホームページで詳しく説明されてますのでご覧いただくとして、当クラブのメンバーのハンディキャップや競技方法が変わるのかといえば、当面、大きく変わらないと思いますが、12月21日に行われるハンディキャップ委員会で対応を協議してもらうことになります。

 ゴルフのハンディキャップは年齢、性別を超えて様々なレベルのプレーヤーが同じフィールドで公平に競い、楽しむことができるという点でほかのスポーツと一線を画しています。ハンディキャップはゴルフの本質的価値・魅力の源でもあるといわれています。ハンディキャップ制度にはいろいろな問題点があり、その都度改正されてきました。

 過去のハンディキャップ制度の問題点をクリアするためにアメリカで開発されたこのスロープシステムは、より公正で正確なハンディキャップであり世界61カ国と地域で採用されています。このスロープシステムは「より公平で、より使いやすくゴルフの本質的価値をより広め、ゴルフのさらなる普及を推し進めることが期待できるということでJGAでも採用を決定し、来年1月1日から正式導入することになったとのこと。どのように運用されていくのか、またゴルフクラブやメンバーにどのようなメリットや利便性があるのかを検証してからでも遅くはありませんのでじっくり様子を見守りたいと思います。。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

値段高騰で遂に鰻重がメニューから消えます。


鰻の稚魚が激減し鰻の卸値、仕入れ値が一向に下がらず、逆に値上がりが続いています。当クラブレストランでも人気の「鰻重」(2,800円)が来月からついにメニューから消えます。「鰻重」は当初1,800円だったのですが、仕入れ値の値上がりなどで2400円に値上げしさらに2,800円になり今日に至っています。2,800円に値上げしても鰻好きにとってはたまらない一品だったようです。昼食に2,800円は贅沢といえば贅沢なのですが、コンスタントに注文がありました。

しかしながら「2,800円では、もう採算が合いませんし、3,500円に値上げしてももう駄目です。」と「鰻重」をメニューから消さしてほしいと料理長からの訴えがありました。鰻の稚魚の不漁で卸や仕入れ値はここ数年うなぎ上りの高騰が続き、鰻丼や鰻重が2倍、3倍の値段になったにも関わらず採算が合わないと鰻専門店の閉店が相次いでいるとか。こうした事情を知るだけに「鰻重」を値上げしてでも提供してほしいとはいえず、認めざるを得ませんでした。
当クラブレストランの「鰻重」は生きたままの鰻を仕入れ、料理長が厨房でさばくなど手間ひまかけた一品だけに、鰻好きのゴルファーには人気のメニューとして注文が多く残念です。

 

12月の新メニュー「旬菜膳」は寒い冬にぴったりの「かにの雑炊」が登場します。ぜひご賞味ください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

紅葉がきれいです。




 クラブハウス周辺やコース内の紅葉がきれいです。11月22日の今日は二十四節気でいう小雪(しょうせつ)です。小雪とは日射しが弱くなり冷え込みが次第に厳しくなり「冷ゆるがゆえに、雨も雪となりてくだるがゆえなり」と雨が雪に変化していく頃とされています。まだ本格的な冬の訪れではありませんが、冬の備えは整えておきましょう。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

12月半ばの冷え込み、名阪沿いでは初雪。


 今日の朝は、12月半ば並みの冷え込みでした。奈良県の針周辺では初雪が降り1センチの積雪があったとのこと。名阪国道沿いのゴルフ場でも薄っすらと積雪があったと知人の支配人から電話がありました。幸い雪はすぐに融けてクローズに至らなかったと胸をなで下ろしていました。

 当クラブでも寒さは厳しく雪こそ降らなかったものの、風が冷たく曇天(写真)で時おり小雨が降る生憎の天気に、プレーヤーの皆さんも寒さ対策ばっちりの完全武装でゴルフを楽しんでおられました。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

住地ゴルフのホームページで紹介されました。

 ゴルフ場会員権斡旋業大手の住地ゴルフが同社のホームページで「支配人談話」という欄を設けています。同社のホームコースアンケートで上位に入ったコースの支配人にその感想やクラブのことなどをインタビューし、それぞれの「ゴルフクラブ」の運営方針などがよく分かるようにまとめられています。

 当クラブも数ヶ月前に取材を受けました。昨日、同社担当のA氏より「インタビュー記事がまとまりました。今日からホームページでアップされましたのでご覧下さい。」との連絡をいただきました。早速ホームページを開いてみました。

 取材を受けた「クラブの運営姿勢について」は、「会員制ゴルフクラブとして当たり前のことを当たり前に運営しているだけです」と答えたところ、取材者が怪訝な顔をされました。というのも日本のゴルフ場の9割以上が会員制ゴルフ場であるにも関わらず、ビジター集客に躍起となりメンバーを無視してインターネットやゴルフダイジェストや楽天Goraから格安料金でビジター客を受け入れているのが現状です。

 会員制ゴルフクラブの基本はメンバーの同伴あるいは紹介があってプレーを受け入れるのが会員制ゴルフクラブなのですが、この当たり前のことが守られていないゴルフクラブに対して前述の「会員制ゴルフクラブとして当たり前のことを当たり前に運営しているだけです」になった訳です。食の偽装表示が問題になっていますが、ゴルフクラブの会員制は偽装表示ではないのかなと、ふと思ったりしています。
詳しい内容については住地ゴルフのホームページ「支配人談話」をご覧下さい

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

「ゴルフ場安全月間」実施中。

 今月は関西ゴルフ連盟(KGU)加盟ゴルフ場では従業員の労働災害防止のための「ゴルフ場安全月間」を実施しています。これはKGU支配人会がゴルフ場で働く従業員の労災事故を防止するとともに、安全に対する高揚と啓蒙をはかるために毎年5月と11月の2回「ゴルフ場安全月間」を行っています。

 今年1月1日~9月30日までの東近畿地区(大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山)加盟のゴルフ場の労働災害事故は58件発生しており前年同期比で1件の減少となっています。

 ゴルフ場での労災事故の多くはキャディ部門で、約半数を占めています。この要因はキャディの高齢化や業務不慣れによる滑った転んだといった「行動」による災害が全体の約7割にものぼっています。

 一方、コース管理も18件発生しています。コース部門の労災事故は、各種機械や軽トラ、重機などを使用するため、単純な操作ミスによる災害がほとんどですが、労災事故が発生した場合の事故の度合いは大きく死亡事故など重大事故につながります。

 当クラブでは11月の「安全月間」だけでなく毎月、安全衛生委員会を開催し継続的に労働災害発生防止のための教育と意識の徹底をはかるべく指導に努めています。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

12月8日は交通規制に注意してください。

 
 今年もまた「奈良マラソン」が12月に開かれます。奈良マラソン実行委員会(荒井正吾会長)から例によって交通規制に協力するよう、要請がありました。

 今年の「奈良マラソン2013」は12月8日(日)に開催されます。午前9時に鴻ノ池陸上競技場をスタートし、大宮通りを西に平城宮跡の二条大路南5丁目交差点を折り返し一路、大宮通りを東大寺大仏前まで走り天理まで南下して戻ってきます。

 12月8日にエントリーをされている方は、午前8時半に大宮通りが通行止めになるためご注意ください。とくに9時半以降のスタート時間の方は、午前8時半までに奈良県庁前を通り抜けるようにお願いします。スタート時間まで1時間以上の待ち時間になりますが、打球場やグリーン練習場でしっかり練習していただいた後、コーヒーラウンジでコーヒーなどを飲んでゆったりした気分でスタートしていただければと思います。

 交通規制の詳細はフロントにチラシを置いていますのでご覧いただくとともに、同伴のゲストの皆様にもお伝えいただきますようにお願いします。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇 

日本のゴルフ場数、ゴルフ場利用者数について。

 一般社団法人 日本ゴルフ場事業協会(NGK)から「ゴルフ場利用税の課税状況からみたゴルフ場の数・利用者数等」の平成24年度をまとめた小冊子と「NGKだより10月号」が送られてきました。この「ゴルフ場利用税の課税状況からみたゴルフ場の数・利用者数等」は昭和32年から平成24年までの56年間に及ぶ「ゴルフ場数」と「ゴルフ場入場者数」がデータとして記録されています。このデータは課税状況から見た数値をまとめているため、日本のゴルフ場数やゴルフ場利用者数など最も信頼の置ける正確なデータといえます。

 このデータを「NGKだより」が判り易く解説していますので、ご紹介します。

 <ゴルフ場数>
 日本のゴルフ場数は昭和32年度に116ゴルフ場であったものが、第1次ゴルフブーム(昭和34年~39年)219、第2次ゴルフブーム(昭和48年~52年)487、第3次ゴルフブーム(平成元年~5年)487のゴルフ場が開場した。平成14年度には日本のゴルフ場数は2460になった。バブル経済崩壊後、景気低迷により逓減傾向に転じ平成24年度末には2405となっているそうです。

 <入場者(ゴルフ場利用者)>
 平成24年度の入場者数は、平成23年度に比較して70歳以上者が147万人増加したことが大きく貢献して242万人増加の8675万人となったものの、平成22年度との比較では132万人減少しており、東日本大震災前までには回復していません。
 年々、70歳以上者の全入場者に占める割合が上昇しており、平成24年度は14・7%になっています。
 1ゴルフ場当たりの入場者数では平成元年度の52243人が最高値で、平成24年度は36069人とピークから16000人余も減少しています。

 <ゴルフ場利用税>
 平成24年度のゴルフ場利用税額は505億8700万円で過去最高だった平成4年度の1035億7000万円に比較して529億8300万円の減少でほぼ半減しています。利用者数の減少に加えて70歳以上の免税利用者の増加、さらにプレー料金の低価格化により税額も等級が下がることにより税率も下がったことによるものと思われます。

 こうしたデータを見る限り、ゴルフ場業界はまだまだ厳しい冬の時代が続いていきそうです。

 ゴルファーがゴルフ場を利用するたびに支払うゴルフ場利用税ですが、ゴルファーはプレー代金の総額で認識しているせいか意外に利用税を支払ってるという意識に乏しいようです。そのため、NGK加盟ゴルフ場ではプレー料金にいくらの利用税を支払っているのかを認識してもらうために、写真のプレートを作成しフロントに設置しています。ゴルフ場利用税と消費税の二重課税を負担している理不尽さを認識していただき、消費税の利率アップに伴う利用税撤廃の声をさらに大きく上げていただきたい思います。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇