元気な高齢者ゴルファーが多い。

今週は夏日を記録したり暖かな陽気が続き近畿の桜の開花宣言も和歌山、大阪と次々発せられいよいよ桜が美しく咲き誇る好季節が到来します。

 先日、休みの日に(平日)ゴルフ仲間に誘われ県下の某ゴルフ場に行ってきました。8時半のスタートで1時間前にゴルフ場に着くと、駐車場はほぼ半分近く埋まってました。さすが世界一のゴルフ場数を保有する大手ゴルフ会社だと感心しました。

 フロントはほとんどの来場者が自動チェックインで、ロッカーに行かずコースの方へ。聞けばロッカーを使用する人は300円徴収、使用されない方は不要とのこと。ほとんどの方は着替えせずプレースタイルで来場されてるみたいです。

 来場者の多くは70歳以上のシニアゴルファーが圧倒的に多い。なるほど約800万人の団塊の世代を中心とした高齢者ゴルファーのようです。1960年代から70年代に日本の高度経済成長を牽引してきた団塊の世代、リタイアしても皆さんお元気です。

 高齢者ゴルファーはゴルフ場利用税は免税で格安料金の昼食付ゴルフ場でのプレーを楽しまれてます。ロッカー代や朝昼の飲料など無駄遣いはせず、大きなクーラーボックスにビールや缶コーヒーやスポーツドリンクなど持ち込んでコース中で飲まれてるようです。贅沢や見栄をはらずにゴルフを楽しまれてる様子が伺えます。

 ゴルフをすることによって糖尿病や心臓発作、脳卒中など40の主要な生活習慣病の予防と治療につながってることは科学的に証明されてます。ゴルフを楽しみながら健康寿命を延ばして行けば社会保障費の負担を減らしている訳です。今後ますます深刻化して行く医療・介護などの社会保障費の増加を抑えて健康寿命を延ばして行くためにも高齢者ゴルファーが気軽に安心してゴルフが楽しめる環境作りが必要だと思います。

お勧め読書「70歳が老化の分かれ道」

 「70歳が老化の分かれ道」副題に若さを持続する人、一気に衰える人の違いという本(和田秀樹著・詩想社新書)を大学の先輩からいただいていたのを再度読み返していますが、なかなか面白くタメになります。本の中身は紹介しませんが、目次だけでもなるほどと思うことが列挙されてますので目次を紹介します。興味を持たれた方はぜひお読みください。

第一章 健康長寿のカギは「70代」にある。

 いまの70代は、かっての70代とはまったく違う
 もはや70代は現役時代の延長でいられる期間となった
 「人生100年時代」に70代はターニングポイント
 早死にするか、ボケてなくなるかの時代
 70代は老いと闘える最後のチャンス
 努力したかどうかが、あとあと大きな差になる
 一気に老け込まないために、いちばん必要な物
 70代にはさまざまなリスクがある
 70代に身につける「習慣」が、その後の人生を救う

第二章 老いを遅らせる70代の生活

 何事においても「引退」などしてはいけない
 働くことは、老化防止の最高の薬
 運転免許は返納してはいけない
 実は、高齢ドライバーは危なくない
 肉を食べる習慣が「老い」を遠ざける
 陽の光を浴びる習慣が人を若々しくする
 脳の老化を防ぐのは、生活のなかの「変化」
 インプットからアウトプットに行動を変える効果
 70代の運動習慣のつくり方
 寝たきりにならない転倒リスクの減らし方
 長生きしたければダイエットをしてはいけない
 おいしいものを食べて免疫力アップ
 70代になったら、人づきあいを見直そう

第三章 知らないと寿命を縮める 70代の医療とのつきあい方

 いま飲んでいる薬を見直してみよう
 血圧、血糖値はコントロールしずぎない
 健診より心臓ドック、脳ドックを受ける
 70代になったら注意すべき医師の言葉
 統計データと長寿者の知恵を参考にする
 70代の人のかしこい医師の選び方
 70代のための「がん」とのつき合い方
 70代は「うつ」のリスクが高くなる
 認知症は病気ではなく、老化現象の1つだ
 医学は発展途上の学問である

第四章 退職、介護、死別、うつ・・・・「70代の危機」を乗り越える

 定年後の喪失感をどう克服するか
 趣味は働いてるうちにつくろう
 介護を生きがいにしない
 在宅介護より在宅看取りという選択肢
 配偶者や親との死別を乗り越えて生きるには
 高齢者のうつのサインを見逃さない
 うつになりやすい人の「考え方」、なりにくい人の「考え方」
 男性ホルモンは男にとっても女にとっても若さの源
 齢をとってやさしくなることが、幸せへの近道

春の陽気に誘われてゴルフ場へ。

 3月になりました。2月は厳しい大寒波が波状攻撃のように襲来しました。昨シーズンは積雪クローズがゼロでしたが、今シーズンは、1月に2日、2月には週末や3連休などエントリーの多い日に積雪し、やむなくクローズした日が5日もありました。

 奈良柳生カントリークラブは奈良県のゴルフ場でも雪の少ない滅多に積雪クローズがないゴルフ場ですが、今シーズンはお手上げでした。

 3月、春めく陽気に誘われ厳しい冬のゴルフを封印されていたゴルファーも動き出しました。昨年12月に「寒い1月、2月の冬ゴルフは自重します。暖かくなればまた来ます」といわれていた84歳の高齢会員が久々に元気なお姿でご来場いただきました。

 80歳を超えても矍鑠(かくしゃく)としたお姿を拝見すると私も「かく、ありたい」と憧れてしまいます。ある書物に「適当な日光浴をする習慣をもっていると意欲の低下を防ぐ」とあります。太陽の光を浴びながら緑の上を闊歩するゴルフはまさに高齢者にとっては最高のスポーツです。

 「光を浴びることでセロトニンを増やせば気分を軽くしてやる気や意欲を増進させることができる」とあります。春の陽気に誘われてゴルフ場にお越しください。

 

スタート前の準備運動は入念に。

 12月に入って冬の寒さを感じるようになってきました。寒暖の差が大きくなれば体調の維持管理もタイヘンです。血圧が高い人や心臓に持病のある人は、体調管理にとくに気をつけて下さい。

 ゴルフでもスタート前のウォーミングアップは、しっかりするようにお願いします。とくに冬のゴルフは念入りにして下さい。

 野球やサッカー、テニスといったスポーツでいきなり試合開始はありません。どのスポーツでも試合前のウォーミングアップで軽くランニングや体をほぐし準備運動してからプレーボールになります。

 ゴルフはというと、来場者の半分くらいの方は打球場での練習もせずスターティングホールに来て数回素振りをしていきなりティーショットして行く人がいます。はっきり言って無謀です。

 打球練習場まで歩き、軽くウォーミングアップして1籠か2籠のボールを打ち、それが終われば練習グリーンでパッティングをして、いざスタートというスタート前のルーティンをしっかり身につけるようにしましょう。

スタート前に十分な準備運動をして下さい。

 この数日で気温が一気に下がり秋を飛び越えて冬を迎えたようです。急激な気温の変化で体調を崩すことがあります。とくに心臓や高血圧の持病をお持ちの方、心筋梗塞や脳梗塞など発症することがあります。寒い冬のゴルフはしっかり体調管理をしてゴルフを楽しんでください。

 寒い冬のゴルフはスタート前には十分なストレッチや準備運動をして体をほぐすようにしましょう。暖かいレストランでスタート直前までお茶を飲み、スタート直前に「寒い、寒い」と体を丸めながら1番ホールへ行くのは、ケガや事故のもとです。

 暖かいクラブハウスから寒い屋外に急に出ると体内の血管が委縮して心臓や高血圧に持病をお持ちの方は、心筋梗塞や脳梗塞など発症することがあります。寒い屋外に急に出ていきなりスイングすると体に負担がかかり血圧が急激に上がり心臓に負荷がかかり心筋梗塞や脳梗塞を発症し死に至ることもあります。
 
 体験者の話によると前兆として足元が何かフラフラする、雲の上を歩いてるような気がするそうです。さらに動悸が激しく息苦しくなったり、立ち眩みや吐き気がしたり気分が悪くなったりします。かくいう私も今週はじめにこの症状を経験しましたので、気をつけて下さい。

明日から秋季2部大学対抗戦が始まります。

 総務省が発表した人口推計によると、65歳以上の高齢者は3625万人と過去最多。総人口に占める割合は29・3%だそうです。日本の人口は高齢者が年々増加し、新生児の誕生は年々減少している「少子高齢化」はますます深刻です。

 この少子高齢化現象は産業、経済をはじめとするあらゆる分野でも深刻な問題となってきてます。ゴルフ界でも「少子高齢化」は顕著で深刻化してます。

 第2次世界大戦後の昭和22年から昭和24年のに生まれた世代を作家の堺屋太一氏が「団塊の世代」と称して高度経済成長期やバブル期の日本経済の底を支えてきました。この団塊の世代も今や75歳以上の後期高齢者となっています。

 70歳以上の高齢者がゴルフ場を利用する際には「ゴルフ場利用税」が免税になります。年々このゴルフ場利用税の免税申請者が増加しています。ゴルフ界においては、シニアゴルファーがゴルフを愛好しゴルフをすることでいつまでも健康を維持管理しゴルフを続けていただければと祈念しています。

 今日18日は明日から始まる関西学生ゴルフ連盟の秋季2部大学対抗戦の指定練習日で、出場予定選手52人が練習ラウンドしています。

 2部校は甲南大学、流通科学大学、立命館大学、龍谷大学、京都大学、桃山学院大学、大阪大学の8大学で争われます。明日、明後日の2日間、まだまだ気温30度を超す厳しい暑さが続く中での争いですが、ふだんの実力を発揮して好ゲームが繰り広げられるよう祈念してます。

夏ゴルフは水分補給と肌を焼かない工夫。

 地球温暖化の影響もあり連日、猛暑・酷暑が続いてます。夏ゴルフはしっかり猛暑対策をしてゴルフを楽しんでください。

 夏のゴルフは何よりも熱中症にご注意を。朝、駐車場に車を置いてクラブハウスまでの数百メートル歩くだけで汗びっしょり。ポカリスウェットやアクエリアスなどのスポーツドリンクを常備してプレーするようにしてください。水分補給はスポーツドリンクより経口補水液の方がスムーズに体に吸収されるのでよりベターでしょう。

 プレー中はこまめに水分補給をすることですが、喉の渇きを感じたときにはすでに脱水状態であることが多いため喉の渇きを感じる前に、こまめに水分をとるようにしてください。

 夏のゴルフは疲労も半端ではありません。疲労の原因は水分が失われることと、強烈な紫外線に当たることが原因です。とくに夏の紫外線は目や皮膚からも吸収するため、なるべく皮膚に日があたらないように半袖シャツの下にアンダーウェアを着るか長袖シャツでプレーすることをお勧めします。

 昔のように夏の日光に当たって真っ黒に日焼けすることがスポーツマンらしくおしゃれだといわれたこともありましたが、近年では肌を焼くのは皮膚がんリスクもあるし、日に焼けると皺の原因にもなるため日焼けは敬遠されるようになってきました。

 アンダーウェアやアームカバーは日焼け対策であるとともに、翌日に疲労を残さないための対策ですから肌の露出を防ぐように気をつけてください。ただ、一部名門コースではアンダーウェアは下着だからという理由で着用してのゴルフは認めてない所もありますのでご注意ください。

水分補給はスポーツドリンクより経口補水液が有効。

 6月半ばというのに気温35度を超す猛暑日が日本列島のあちこちで記録されてます。安心してゴルフをお楽しみいただくために、前夜の深酒や睡眠不足などの体調不良にならないように万全の体調管理をして、ゴルフに臨んでください。

 体調万全でも夏のゴルフは熱中症に気をつけてください。水分補給のためにスポーツドリンクなど皆さん持参するようになってきてますが、持参のクーラーボックスに缶ビールや缶酎ハイなども入れてこられる方が結構います。プレー中のアルコールは絶対に控えて下さい。救急搬送されるゴルファーの多くはプレー中にアルコールを摂取し、足が痙攣したり動機が激しくなり歩行困難で救急車を要請するケースがどのゴルフ場でも多発してます。

 水分補給にスポーツドリンクを持参されてる方も多いようですが、スポーツドリンクよりドラッグストアなどで売ってる経口補水液の方が効果があります。経口補水液は体液に近く汗で体外に出る水に比べて熱中症対策には有効だそうです。ご自分の分だけでなく3、4本同伴者用にも経口補水液を持参しておけば安心です。

5月でも熱中症を発症します。

 日本各地で熱中症の緊急搬送が増えているといいます。5月ですが気温が30度を超す真夏日を記録してる日もあります。暑さに体が慣れていないため熱中症を発症するそうです。

 環境省では、暑さに体が慣れる「暑熱順化」の前に猛暑日が到来したため、熱中症の救急搬送が増えたと説明しています。

 スポーツや運動中、暑さでめまいなどの症状が出たら速やかに涼しい木陰などに逃げ込むように指導してます。ゴルフのラウンド中でも、暑さでめまいや動悸が激しくなれば速やかに木陰に退避してください。

上達も健康も一歩一歩あせらずに。

 本ブログ4月11日に紹介しました桜の満開もすでに桜吹雪が舞い散り、すっかり葉桜に変わってしまいました。連日気温25度を超す夏日が続きコースの芝も日に日に青くなり、山々の新緑も濃くなってきました。ゴルフには最適のシーズン到来です。

 日本ゴルフ協会から送られてきたポスターでは世界のゴルフの総本山「R&A」がまとめたレポートが掲載されてますので紹介します。

 「ゴルフは糖尿病、心臓発作、脳卒中、乳がん、大腸がん、うつ病、認知症などを含む40の主要な慢性疾患の予防と治療に役立つことが確認されてます。また、心疾患や脳卒中の危険因子であるコレステロールや血圧が低下することも明らかになっています。朝早く起き、長い距離を歩き、仲間と共に笑う。ゴルファーはプレーを楽しむと同時にカラダとココロの健康も増進させることができるのです。上達も健康も一歩一歩あせらずに。」とあります。

 高齢者ゴルファーには生涯スポーツとしていつまでもゴルフを楽しんでいただければと思います。