迎春準備が完了しました。



 今年も今日で終わり明日からは新年の幕開けです。ゴルフ場は明日の元旦のみ休場日で2日から営業開始です。2日はクラブ競技の恒例「初夢杯」が行われます。天気予報では今晩から雨が降り深夜からは寒波が襲来し、地域によっては雪にかわるとのことですが、2日はまずは大丈夫だと思います。例年通り迎春準備を終え、2日の朝からご来場の皆様に新年を祝しての振る舞い酒の準備も完了しました。飲酒運転の関係で振る舞い酒も枡酒になみなみと注ぐのではなく、縁起物としてほんの口をつけていただく程度の儀式ですので、念のため。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルフ場利用税廃止について。

 今年最後の日曜日。余すところ4日で新年を迎えます。ゴルフ場の迎春準備に余念がありません。門松や鏡餅の手配、振舞い酒の注文、事務所をはじめ各部所の大掃除などなど。自分の机や書類の整理などここ2、3日忙殺されてますが、息抜きがわりに今年最後?のブログ原稿を。

 ゴルフ場利用税廃止はゴルファーのみならずゴルフ業界の長年の悲願であり懸案事項でもあります。

 今年11月の参議院予算委員会において松沢成文議員が安倍総理大臣、麻生財務大臣にゴルフ場利用税廃止を求めて質問を行いました。

 答弁に立った麻生財務大臣は、ゴルフ場利用税と消費税の二重課税の問題を認識しつつゴルフ場利用税が地方自治体の大きな財源でもあり、即廃止には至らないが、消費税が10%に改正される時点で見直すべきであるとの言質を与えました。

 安倍総理といえば、日本ゴルフ場事業協会(現日本ゴルフ場経営者協会)の元理事長であり、麻生財務大臣は国会議員の超党派ゴルフ連盟の会長です。さらに質問者である松沢議員はゴルフ場利用税の徴収側である神奈川県知事でもあった人で、参院予算委員会でゴルフ場利用税廃止の質疑が行われたということはひじょうに意義深いことです。

 消費税10%改正時にゴルフ場利用税が廃止になるよう、ゴルファーとともに業界あげて取り組んで行かなければなりません。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

新年を迎えるための松飾りが設置されました。


 今年も余すところ8日となってまいりました。年々、月日の経つのが早く感じられるのは歳のせいでしょうか。今日、コースのスタッフがクラブハウス玄関に飾る門松を作り上げました。

 門松は年神を家に迎え入れるために家の門の前などに立てます。神様が宿るという常磐木の中でも松は生命力、不老長寿、繁栄の象徴されてきたため、おめでたい木として正月の門松に飾る習慣となって根付いていったと、ものの本に書かれています。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルフの和製英語について。

 ゴルフの和製英語を批判したりウンチクを語るゴルファーを時折見かけますが、和製英語に目くじら立てて正しいゴルフ英語を使わなければならないのかなあと時々思います。ここは日本であり、日本のゴルフ場でプレーする限りにおいては和製英語であっても互いに意味が通じればいいと思うのですが・・・・・。

 ティーショットが真っ直ぐ遠くに飛べば「ナイスショット!」いいじゃないですか。これをしたり顔で「ナイスショットなんて日本だけで通用する言葉、本当はグッドショットといわなければいけないんだよ」と訳知り顔でのたまう人がたまにいます。

 テレビのゴルフ中継でもグリーン上のパッティングで、やや右に切れるのを「スライスライン」、左に切れるのを「フックライン」などアナウンサーや解説者が使ってますが、これも和製英語で本来のゴルフ英語ではありません。一緒にテレビ観戦している訳知りゴルファーは「スライスやフックラインという言い方は間違いだ。スライスやフックというのはクラブで打ったボールが空中で大きくそれて右にカーブするのをスライスボールというのであって、パットしたボールのそれ具合を表現するのにスライスやフックというのは外国では通用しない」とウンチクを披露する方がいます。

 こうしたたぐいの和製英語は実に多い。各ホールの最初に打つ人を「オーナー」(正しくはオナー:名誉)といったり、「ナイスパー」「ナイスタッチ」「ワンオン」「パーオン」などなど数え上げればきりがありません。表彰パーティーで優勝者のコメントで「パートナーに恵まれて」という言葉もよく耳にします。

 これだけ多くの和製英語が日本のゴルファーに定着しているのですから、いまさら正しいゴルフ英語を使いなさいは逆に愚かしいと思います。正しいゴルフ英語(用語)を使うべしなどと野暮なことをいわず同伴競技者と互いのプレーを称えあったり、励ましたり、助言(競技ではルール違反ですが)したり、慰めあったりするコミュニケーションの手段として和製英語が飛び交っても良いのではないでしょうか。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

最近、イノシシが出没し出しました。


 鈴木グリーンキーパーによると最近、コース内にイノシシが出没している形跡があるといいます。イノシシがコース内に入らないように十数年前に周囲に電柵を設置して以来、イノシシの侵入は防止できていましたが、この春くらいからイノシシが電柵周辺をうろついてるという目撃情報が寄せられていました。このためコーススタッフは警戒していましたが、数ヶ月前からコース内の日陰の苔部分に掘り返した跡が次々と発見されたとの報告がありました。

 鈴木グリーンキーパーによると瓜坊(イノシシの赤ちゃん)よりやや大きい子供のイノシシが電柵の下をくぐり迷い込んだのではないかとのこと。当然、コース周辺にはイノシシの集団が徘徊しているものと思います。そこで地元猟友会にお願いして、捕獲のための檻を仕掛けてもらうことにしました。16番ホールから17番ホールにかけての右側の森林地帯が生息地と思われますので、17番側の山の中に檻を仕掛けてもらいました。(写真)1頭でも捕まれば、臆病者のイノシシは身の危険を感じて近寄らなくなるのですが・・・・・。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

雨の日に思うこと。

 ゴルフはご存知のように自然の中でプレーを楽しむスポーツです。暑さ寒さはもちろん風が吹いたり雨が降ったりと自然の変化に対応して行くところにゴルフというスポーツの妙味があります。

 とはいえ、ゴルフ人口の7割近くを占める60歳以上のシニア世代には、もはやこの理屈は通用しなくなってきました。暑い夏や寒い冬それに雨が降れば「健康管理のためにゴルフをしているのに、過酷な気象条件の中でゴルフして体をこわしては元も子もない」などの理由で簡単にキャンセルされる方が多くなってきました。

 血気盛んだった壮年時代にゴルフに夢中になった団塊世代も暑さ寒さに加えて雨風に簡単にギブアップしてしまいます。雨のゴルフは快適とはいえませんが、帽子やレインウェア、シューズ等々ゴルフ用品も年々優れた商品が開発され市販されていますのでそれなりにゴルフも楽しめるはずなんでがねえ。

 エントリーした日がいつもいつも晴れの日や春・秋の爽やかな日ばかりとは限りません。その日が雨であったとしても大自然の厳しさに対峙して堂々と立ち向かって行く気概を忘れずにゴルフを楽しみたいものです。

 昨日は今冬一番の寒さで、近畿でも雪が降ったようです。奈良県でも阿騎野GCでは積雪のためクローズになったとか。オークモントGCやヤマトCC、春日台CCなど標高400メートル以上のゴルフ場は朝方に薄っすらと積雪があり、スタート時間を遅らせたとのことでした。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇