ゴルファー気質も変わりました。

 今日4月29日(祝)は予報通り雨の一日になりそうです。クラブ競技「昭和の日杯」も当初エントリーはばっちり埋まっていましたが、今朝からキャンセルの電話が相次ぎました。

 「ゴルフは自然の中で行うスポーツ、雨や風、霧などの悪天候は自然が与えたハザードであって悪天候を嫌ってプレーしないのは我がままだ。悪天候でもプレーできる限りはラウンドするのは当たり前」と50年前にゴルフを始めたときに、先輩ゴルファーから厳しく指導教育を受けたものです。

 ここ数年、ゴルファー気質もずいぶん変わり軟弱になってきました。当クラブに限らず最近は、どこのゴルフクラブでも「雨の日にゴルフをして風邪をひいては元も子もない」との理由であっさりキャンセルされます。ゴルファーたるもの悪天候を嫌ったり逃げたりしてはならない、と説いても今日のゴルファーには通用しなくなりました。時代は変わったということでしょうか。

 奈良気象台によると5月1日から6日までのゴールデンウイーク後半の気象情報は天気が回復し好天気が続くそうです。気温も平年並みの陽気で、レジャー・行楽に最適だそうですから青空の下、ゴルフが存分に楽しめそうです。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

プロ写真家が撮影した春の早暁、コース写真。

オーストラリアでプロカメラマンとして活躍されていた柴田ヤスヒデ氏が昨秋、奈良柳生カントリークラブのコース写真を撮影され、ホームページで紹介しましたが、通常のPR写真とは違った視点で捉えた写真はなかなか好評でした。

今回も桜の季節に、陽が昇る前の光と影、そしてわれわれ素人には思い付かないようなカメラアングルで撮影された写真の一部が送られてきました。その中から数枚、本欄で紹介しましょう。残りの写真は近くホームページで「春の奈良柳生カントリー」として掲載、紹介したいと思います。


奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

春の陽気がそこここに感じられます。

 奈良の市街地よりやや山間部にある当クラブだけに桜も比較的長い期間楽しむことができましたが、今ではすっかり葉桜になってしまいました。

 春の陽気に誘われてコース内を歩くと、菜の花やスミレといった草花にユキヤナギ、ヤマつつじや木蓮の花など色鮮やかに咲いています。これからはつつじやハナミズキ、藤の花、百日紅などが日を追うごとに開花して行きます。

 草花や木々の植物だけでなく、蝶々やミツバチが蜜を求めて花々の間を嬉々として飛び交ってますし、鳥の鳴き声も涼やかに聞こえてきます。まさに春爛漫、春の陽気がそこここに感じられます。広々とした自然の中を闊歩しながら白球を打って行くゴルフの醍醐味はここにあります。ゴルフ仲間をお誘いの上、ご来場ください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

グリーンの更新作業(コアリング)。

 

 奈良市内の桜も散りはじめ葉桜になってきている所もあります。コース内の桜も花びらが風に舞い葉桜に移り変わろうとしています。コースの芝も日一日と青くなり緑の絨毯の様相を呈し気持ちの良い季節になってきました。

 コースの更新作業も従来ですと、グリーンのコアリングなど3月中に終えるのですが、今年は先週火曜日(4月8日)に行われた第80回関西オープンゴルフ選手権予選会に照準を合わしていたため、シーズン前の更新作業が例年より遅れ気味です。今週月曜日からグリーンのコアリング&目砂入れの更新作業を始めました。インコースはすでに完了しており、今日でアウトコースの残りのホールもほぼ終える予定です。

 関西オープンの予選とはいえプロ・アマの公式のオープン競技でしたので、グリーンのコンパクション(堅さ)24、スピード11フィートとツアー並みのコンディションに仕上げていましたので、今週のコアリング&目砂入れ後のグリーンに若干、落胆されるかもしれませんがご容赦ください。

 グリーンの更新作業でコアリング(写真上)は最も効果があるのですが、コアを抜き取った(写真中)後、コアの回収(写真下)、目砂入れそしてその擦り込みなど一連の作業に時間と労力を要すとともに、芝の回復力に時間がかかりグリーンのクォリティが一時的に劣るため、お客様には若干不興を買うことになります。

 なぜコアリングをしなければならないかといえば、グリーンの土壌環境の改善と透水改善を促進するためです。毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など様々な弊害が出るため、コアリングやムク刃エアレーションなどの更新作業を行う必要があります。

 とくにコアリングはサッチを抜き取るだけでなく、コアを抜いた後に砂をしっかり入れることで透水性の改善や芝の根の生育やサッチの分解を促進します。芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。グリーンキーパーは3ヶ月先、半年先さらに1年先を見据えて作業計画を組んで取り組んでいます。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

子狸が春の陽気に誘われて・・・・。

 

春の陽気に誘われて子狸が16番ホールのティーグランド奥のカート道沿いに出現しました。狸は冬眠の習性はないそうですが、冬に備えて脂肪を蓄え体重を5割ほど増加させ、冬季に穴ごもりするらしい。春の陽気に穴ぐらからエサを求めて出てきたようです。ネズミ、カエル、昆虫などの小動物のほか、果実や木の実などなんでも食べる雑食だそうです。狸は日本では古くから親しまれて昔話やことわざによく登場する野生動物です。死んだふりや寝たふりをすることを「狸寝入り」といいます。実際のところは、猟師が猟銃を撃った時にその銃声に驚いてタヌキは弾がかすりもしていないのに気絶してしまい、猟師が獲物をしとめたと思って持ち去ろうと油断すると、タヌキは息を吹き返しそのまま逃げ去ってしまうという逸話からきているそうです。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

バンカーの正しい入り方、出方について。

 奈良柳生カントリークラブのバンカーは美しさと戦略性を兼ねて配置されています。バンカーの数は18ホールで83カ所あり、総面積は24,063平米で1カ所平均290平米の計算です。グリーン周りのサイドバンカーは比較的大きくしかも深いためスコアメークにはバンカーに入れないことが肝要。

 大きく深いバンカーは見た目には美しいのですが、プレーヤーがバンカーの斜面(土手)を駆け下りたり駆け上がったりするために、一部崩落したり窪んだりして醜くなってしまいた。このため冬の間に復元改修工事を順次行っています。改修を終えたバンカーは芝の養生中です。梅雨明けにはしっかり芝の根も張り付き元の美しいバンカーに復元されます。

 バンカーでのプレーぶりを見ていると意外にバンカーのマナーをご存知ない方が多いようです。正しいバンカーの入り方と出方は、バンカー内にあるボールの所に行くには最も近い所から入る。これはこれで正しいのですが、ただ急な法面いわゆる高い土手に近い場合は、遠くても低い所から入って行くのが正解です。

 バンカーでのマナーが分かっていても一発で出ず、何発も打ったり、またホームランしたりして頭に血がのぼっているのかキャディに「バンカー均しはしておきますので」といわれて思わず土手を駆け上がったりする方もいます。いついかなる時もバンカーの高い土手から入ったり出たりしないように気をつけてください。

 またバンカーに入る際はできるだけバンカーレーキを持って入るようにしましょう。その際、気をつけることはレーキを置く場所です。ミスショットしてボールがバンカーから出ず転がって戻ってくる時に当たらない場所に置くこと。バンカーショットが終わったらレーキで均しつつ後ずさりしながら足跡を直して行けばスムースです。

 それから勘違いしているゴルファーが意外に多いのは、バンカーの跡を均すのはキャディの仕事だと思い込んでいる方がいます。バンカー均しはプレーヤー自らが後のプレーヤーのために行うのがルールブックに書かれいるマナーですから、よほどのトラブルでない限りはプレーヤー自身で行ってください。

 ちなみにバンカーの正しい入り方、出方の見本を当クラブの村岸プロに見せてもらい動画におさめましたのでご覧ください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

関西オープン予選会が行われました。

 本日は第80回関西オープンゴルフ選手権予選会(C会場)がプロ102名、アマチュア22名の124名が参加して行われました。快晴微風の絶好のコンディションの中、プロは5名の本戦出場枠とアマは7名の最終予選を目指して熱戦が繰り広げられ、34、33の67の好スコアをマークした佐橋寿樹プロが見事トップで予選を勝ち抜き本戦の出場権を獲得。以下、久米朗文68、廣田恭司68、末永一聖68、小島亮太69の5名が5月22日から六甲CCで行われる本戦への出場権を獲得しました。アマは中学3年になったばかりの岩田大河選手が36、32の68をマークしてトップ通過。以下、水島大輔72、西脇まあく74、中道和孝75、上田純也75、下家秀翔77、松本正樹77、平瀬瑞規77の7名が最終予選会への出場権を獲得しました。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

関西オープン予選の準備に追われてます

 明後日(4月8日)の第80回関西オープンゴルフ選手権予選会の準備に追われています。コースセッティングをはじめ競技の条件、ローカルルール等、前回の競技委員との打合せた項目について点検、確認などチェックシートに基づいて行っています。この予選会は泉ケ丘CC(3月25日)、三木GC(4月1日)、奈良柳生(4月8日)そして播州東洋GC(4月22日)の4ヵ所で行われます。すでに泉ケ丘CCの予選会はアマ24名、プロ63名が出場しプロ3名は出場権を獲得。三木GCもアマ33名、プロ50名が出場し、こちらもプロ3名が出場権を獲得しています。

 当クラブの予選にはアマ25名、プロ106名の131名がエントリーし4会場で最も参加者が多く、とくにプロの参加者が100名を超すため本選出場権も5名の枠で他会場よりも多くなっています。それでもプロにとっては大変な激戦となります。当クラブのプロ・村岸充雄、松田高明に研修生の鈴木将太も出場します。エントリーしているプロの名前を見ると、ここ2、3年当クラブで行われたクォリファイングトーナメントに出場し、好スコアをマークして上位の成績でQTを通過していった伊藤誠道、寺田天我、浅地洋佑、成松亮などの名前も見られます。106名中、5名しか出場資格が与えられない厳しい関門を通り抜け出場権を獲得する選手は誰か興味津々です。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

春の訪れを告げる野鳥の鳴き声。

奈良市内を流れる佐保川沿いの桜並木が満開になりました。当クラブ隣接の須川貯水池畔の桜も五分咲きで、ここ数日で満開になると思われます。ゴルフ場の桜も満開までにはあと数日要すでしょう。コース内に点在するこぶしが白い花を梢いっぱいに咲いています。(写真上)花を咲かせる季節が桜より早いことから、ヒキザクラ、ヤチザクラ、シキザクラなどと呼ばれています。これからの季節、こぶし、ユキヤナギ、桜、木蓮、ハナミズキ、藤など次々と色鮮やかな花々が咲き誇ります。春の訪れを告げるように野鳥の鳴き声も心地よく聞こえてきます。

※写真下:17番ホールの池畔の桜ももう少しで満開になります。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇