ゴルフクラブは会員共有のコミュニティー。

 ゴルフは老若男女が同じステージでプレーを楽しめる数少ないスポーツです。老若男女だけでなく、ゴルフの上手い・下手も一緒にラウンドして楽しめる素晴らしいスポーツであることは、皆さんよくご存知だと思います。

 しかしながらクラブ競技に参加される方の中で「この人と一緒なら嫌だ」とか「この人らと一緒の組にしてください」などと我がままを言う方が多くなってきました。

 クラブ競技は、そのクラブに所属するメンバーのみが参加できるものです。クラブ競技の目的は、メンバーの技術向上と共にゴルフを通じてメンバー同士の交流・親睦を図ることです。しかしながら「あの人と一緒にゴルフをするのは嫌だ」とか「あの方は上手過ぎて」や「下手すぎて」とかいろんな理由をつけて常に気の合う人とばかりプレーされる方がいます。

 ゴルフ場は様々な人が集う社交場です。職業や身分や地位、さらには宗教や政治など人それぞれ違ってます。それらを超えて共通のゴルフを楽しもう、クラブライフを享受しようという人が集まっているのです。クラブ競技でキャンセルが出たりしてスタートの組み替えをお願いすることがありますが、頑なに拒否される方がおられます。

 こうした方に、ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏が書いている次の文を紹介します。「ゴルファーたるもの、プレーが楽しくスマートにできるのと同じように、ゴルフ場の中の人々との付き合いもまた楽しくスマートにできる社交能力をもっていなければならない。」と。ゴルフクラブというコミュニティーに所属するメンバーは社会人としての良識と人格と、それを表す行動力が求められるとも書かれています。クラブ競技でスタート室から組み替えを求められれば快く了承していただけるよう、お願いします。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

2017年度スクラッチ選手権始まる。

 

 2017年度スクラッチ選手権の予選18ホールが本日行われました。午後から雨予報の曇天、気温もスタート時は5度と低く強烈なアゲンスト風の中、8組31人が参加、7時25分にスタートしました。

 2週間前にグリーンの更新作業(コアリング)をしましたが、今日まで気温が低く寒い日が続き芝の生育が予想以上に遅くグリーンの仕上がりが今ひとつのため、各選手とも十分実力を発揮できず苦戦する中、実力NO1の向山昭三さんが41、40の81にまとめトップで予選を通過しました。以下88までの12人が来週の決勝へ進みました。

ゴルファー保険について。

 ゴルファー保険の更新の案内がきました。いわゆるホールインワン保険というやつです。この保険は1年ごとの掛け捨て保険でゴルフ場内で起こった事故に対する補償をしてくれるものです。

 打球事故で相手にケガをさせたり自分がケガさせられたりした時に補償してくれます。またゴルフ場や練習場などでクラブが盗まれたり破損した時などの補償もしてくれます。先のホールインワンやアルバトロスを達成した時には祝賀会や記念品の費用も補償してくれます。

 保険料は1年間の掛け捨てで3千円~1万8千円くらいと幅があります。当然、保険料の多寡は補償の金額の違いです。賠償責任補償5千万円~無制限、自分の障害補償も300万円~と幅があります。ゴルフ用品の損害も10万円~100万円。ホールインワン・アルバトロス費用補償も30万円~100万円といった内容です。

 ともすればめったに出ないホールインワンやアルバトロスに目がいき勝ちですが、プレー中の事故で案外、自分や他人にケガしたりさせることがあります。こんな時に保険に入っていると安心です。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

2019年施行のルール改正について。

 一昨日のブログで2019年施行のルール改正であっと驚くような改正案が発表されたことをお伝えしましたが、確かに驚くような改正案になってます。

 バンカーやウォーターハザードなどではクラブのソールを砂や水につければペナルティでしたが、これが無罰になります。また、バンカー内ではアンプレヤブルしてもバンカー外に出すことができませんでしたが、2打罰とすればバンカー外からプレーができるようになります。さらにバンカー内の枯れ葉や石は無罰で取り除くこともできます。

 救済を受ける際のドロップも従来は肩の高さからドロップしなければならなかったのですが、高さの規定はなく地面すれすれの高さでもOKとなります。球を捜すための時間は5分間でしたが、3分間に短縮されます。このほか距離測定器についてローカルルールで定められていない場合は使用可能などプレー時間を短縮するための合理的な改正になるようです。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

2019年施行のルール改正案。

 以前のブログに書いたがグリーン上のピッチマークの修復はOKだが、スパイクやゴルフシューズでできた傷や凹みなど芝の不整状態は直すことができないという現在のルールに疑問を呈しましたが、ようやくこの問題に終止符がうたれます。

 2019年に施行されるゴルフルールの改正案が発表され、この中にグリーン上のスパイクやゴルフシューズによるマークや傷の凹みの修復は無罰で修復することができるようになります。

 またグリーン上のパットの際、ピンフラッグを差したままパットしてボールがピンに当たるとペナルティでしたが、これも無罰でそのままプレー続行となるそうです。

 このほか自分が打った球が自分やキャディに当たってしまった場合やボール探しの際に、誤って自分の球を蹴ってしまった場合など無罰に改正されます。今回の改正案は従来、あまりにも不合理だったルールを是正する意図があり、あっと驚くような大幅なルール改正になりそうです。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

いよいよ本格的な春が到来します。

 日本では3月を弥生と呼んでいます。弥生の由来は「草木がいよいよ生い茂る月」として春の訪れを感じる言葉です。

 昨日(3月7日)の昼前には急に冷え込むと同時に雪雲が覆い白い雪が舞い始め、あっという間に吹雪き周辺の山も一瞬白くなりました。冬に逆戻りのような寒さですが、まさに三寒四温で確実に暖かな春がそこまで来ています。

 草木も日一日と生育しはじめており、コースの芝も枯れ芝の間から新芽が芽吹いてきました。コース内にある梅の木もポツポツと花をつけはじめました。いよいよ本格的な春の到来です。

女子プロツアー、いよいよ明日から開幕。

 いよいよ女子ゴルフツアーが明日2日「ダイキン・オーキッド・レディース」(沖縄・琉球GC)で開幕します。女子ツアー数は昨季より1試合増えて38試合、賞金総額も37億円超と5年連続増えて活況を呈してます。

 昨季は37試合の内、イ・ボミ、申・ジエなど韓国選手が17勝、台湾のテレサ・ルーなど外国勢も含めると23勝と圧倒されてます。2013年の森田理香子の賞金女王以来、外国勢に完全制覇されているだけに日本選手の奪還に期待したい。

 日本女子プロ界を見渡すと20代の若手選手の台頭が著しい。昨季、待望の1億円を稼ぎ賞金ランキング3位に入った笠りつ子をはじめ同5位の鈴木愛、そして菊池絵理香、堀琴音、成田美寿々など安定感のある選手が外国勢に挑みます。さらに今季の目玉は日本女子オープンを史上最年少でしかもアマチュアで制した畑岡奈紗の活躍も見逃せません。主戦場は米ツアーとしてますが、スケジュールを調整して日本ツアーにも参戦するとのこと。開幕戦にも出場するだけに楽しみです。

 一方、そうはさせじと2年連続賞金女王のイ・ボミは3年連続に照準を合わし海外合宿など一段と総合力を高めています。申・ジエ、キム・ハヌル、全 美貞、李 知姫、アン・ソンジュなど外国選手が立ちはだかる。いよいよ熱い戦いがはじまります。