面白いゴルフ本のご紹介。

 

 会員のTさんから「面白いゴルフの本なので総支配人、読んでください」と一冊の本をお貸しいただきました。題名は「スゴい!ゴルフコース品定め」(川田太三著)副題に「スコアじゃなくコースに挑もうじゃないか」とあります。

 ゴルフ設計家でもありゴルフ評論家でもある川田太三氏が世界の名コース、日本の名コースを単に造形美や景観美だけでなく自然の地形やコースの攻め方など設計セオリーの「妙」を軽快な筆致で紹介しており、なかなか面白い本でした。

 本のプロローグで面白いゴルフの格言が紹介されており印象に残ったのでご紹介しておきます。

 「誰がいつごろ作ったものか確かではないが私の好きな格言に“飛距離自慢の幼稚園”  “スコアにこだわる小学生”  “周りが見えて中学生”  “マナーにうるさい高校生”  “歴史をひもとく大学生”  “友、群れ集う卒業生”」とありなかなか含蓄ある格言です。

 確かに思い返せばゴルフを始めたころは目の前のボールをうつことだけに夢中になって周りを見る余裕もなく”幼稚園”だったように思いますし、少し上達したらスコアにこだわる“小学生”だったように思います。

 ”中学生”“高校生”“大学生”と指摘されたような段階を経て大人のゴルファーに成長してきたかと問われれば、いささか自信はありませんがこの格言を胸に生涯ゴルフを楽しみたいと思っています。

 この「スゴい!ゴルフコース品定め」(ゴルフダイジェスト社1,500円税別)に興味のある方はぜひご購読ください。書店になければアマゾンで購入できます。

今日は「ゴルフの日」だそうです。

 最近は、各種業界がいろいろな記念日を制定しています。ゴルフ業界人である私も知りませんでしたが今日5月28日は「ゴルフの日」だそうです。

 制定した理由は、1927年5月28日に第1回全日本オープンゴルフ選手権大会が横浜の保土ヶ谷ゴルフクラブで開催され、アマチュアの赤星六郎が優勝し、ゴルフブームのきっかけになったことからスポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが1994年に制定したそうです。

 「ゴルフの日」だから業界挙げての記念イベントをするとか、全国で記念大会競技をするとかといった催しは一切なく知名度もほとんどの方が知らないと思います。せっかく「ゴルフの日」を制定したのだからもう少し有効にゴルフ振興につながるようなイベントなりをすればと思いますが、ゴルフ業界の各種団体の統一性がない現状では意味のない「ゴルフの日」です。

 ちなみに1903年5月24日に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ俱楽部」が誕生したことから「ゴルフ場記念日」も制定されているようです。

雨によるクローズが多くなってきてます。

 異常に早い梅雨入りからもう1週間になります。昨日(5月21日)は近畿全域にひじょうに強い雨が降り、各ゴルフ場ともキャンセルが続出し雨によるクローズしたゴルフ場も数多くありました。

 当クラブでも当初32組のエントリーがあったのですが、先週の天気予報で傘マークが出たとたん日々キャンセルが出て、昨日の朝には12組に減ってしまいました。そして当日朝の豪雨でさらに8組がキャンセルされ結局プレーされたのは4組のみでした。

 冬の雪によるクローズはありますが、最近は冬の雨に限らずシーズン中の雨でもキャンセルが続出し雨によるクローズが頻繁に発生するようになってきました。3・40年前には考えられないことが常識化してきてます。現在のゴルフを支えてるのは団塊世代以上の高齢者ゴルファーだけに、無理に雨中プレーして風邪をひいては元も子もないというのが現実のようです。

 例年の5月であれば薫風が気持ちよい絶好のゴルフシーズンでしたが、例年よりかなり早い梅雨入りだけにゴルフ場にとってもゴルファーにとっても残念です。

 地球温暖化の影響でしょうか最近の雨の降りようも強烈な集中豪雨となり河川氾濫や土砂崩れなど雨による被害が全国各地で発生しています。当ゴルフ場も強烈な集中豪雨による被害が出ないよう、早めの備えをするようにします。

 

若いゴルファーを増やすには

 今日5月5日は「こどもの日」です。総務省の発表によると外国人を含む14歳以下の子供の数は、前年より19万人も少なく1493万人で、40年連続で14歳以下の子供が減少しているそうです。

 日本の総人口に占める14歳以下の子供の割合は11・9%で47年連続減少しており、少子高齢化に歯止めがかかっていません。少子高齢化が進む日本ではあらゆる分野で衰退化し活気がなくなって日本という国自体が弱体化していってます。

 ゴルフ業界においてもこの少子高齢化問題は10数年前いや、それ以上前から指摘されてましたがいっこうに問題解決していません。

 若いゴルファーがゴルフに興味をもち愛好するように育成していくには、どうすれば良いかを支配人仲間といつも話し合ってますが、なかなか妙案はありません。

 ただいえることは、ゴルフはあまりにも難し過ぎて、クラブを握ってラウンドするまでが時間がかかり、さらにラウンドし始めてもボールが思うように飛ばずスコアが100くらいの面白くなるまでに挫折してしまうことが多いようです。

 逆に言えばいかにゴルフが楽しく健康に良いかを体感させるかにかかっているようです。打球練習場でボールが前に飛ぶようになればコースデビューです。しかしコースに出れば先輩ゴルファーから「ティーショットすれば、次からはボールに触るな」「ボールはあるがままの状態で打て」「同伴者に迷惑かけないように下手な者はボールの所まで走れ。」などなど先輩ゴルファーはしたり顔で注意しています。

 ゴルフの初心者に難しい正規のルールでやる必要はなし。打ち易いライに置いて良し、なんならパター以外、各ショットをティーアップしてプレーしても良いし、バンカーに入って1度、2度で出なければボールを拾い上げてバンカーの外からプレーしても良しとして、とにかくゴルフは楽しいことを身をもって感じてもらえば良し。

 燦々と輝く太陽の下、広大な芝生の上を打って行く爽快感を味わうだけでゴルフの楽しさは十分体感できます。平均的なスコアが100くらいになった時にルールなどを指導教育して行けば若い人のゴルフ人口も増えて行くはずです。

 子息や家族が「ゴルフをやりたい」といえばゴルフを難しく教えるのではなく、ゴルフの楽しさや素晴らしさを実践指導をしていただければと思います。