ゴルフ帰りに夏の八景を訪れては?

奈良柳生カントリークラブのある奈良市東部山間地区は、手つかずの自然や大切に守られてきた伝統があります。地元の大柳生、東里、狭川地区など美しい風景を選んだ「夏の八景」が小冊子「す・とうぶ」に紹介されています。フロントに置いてますので、ゴルフの帰りに周辺を散策してみてはいかがでしょう。

 紹介されている夏の八景。
①西狭川町の不動の滝:滝の東側の高台の畑は福智西山城跡だそうです。
②須川町の棚田:小高い丘の上から眺める山々と棚田の広がりが美しい。(写真)
③下狭川奥町のふじこえとり:「節越えとり」とは、季節の変わり目に行う禊(みそぎ)の  祭事のことで用水を取り入れる淵で行うそうです。
④大柳生町の白砂川のホタル:6月の初めから2週間ほど見ることができます。
⑤興ケ原町のみつ岩:大きな3つの岩が印象的です。
⑥北野山町の布目ダム:布目川の洪水調整と奈良盆地の水不足対策のために建設さ   れたものです。
⑦水間町の井戸:水間(みま)の地名は三つの井戸の間(みいま)にはじまるといわれて  ます。
⑧天ノ池(一の池):水間町ち日笠町の間の、川の水源より高い位置にあるため池。

 ①から⑤は奈良柳生CCから車で5分~10分で行けますので、ゴルフ帰りに訪れてみてはいかがでしょう。

体調を整えてゴルフをしてください。

 スポーツといえば体力の限りを尽くす激しい運動競技を想像するが、ゴルフはさほど過激な運動を必要としません。むしろ散歩に毛が生えたような運動だと思っている人が多い。

 ゴルフを甘く見てラウンド前夜の深酒や夜更かししてプレーする人もいます。さらにはスタート前にビールを飲んだり、ラウンド中に飲酒するゴルファーも結構多いようです。

 意外と思われるが、スポーツの最中に不幸にして死亡する人は、ゴルフは他のスポーツに比べてケタ違いに多いのをご存知だろうか?

 ゴルフが散歩程度の運動という認識だから二日酔いの体で、あるいは徹夜明けの体調不良のままコースに出向きラウンド中にアクシデントが起こる。血圧が異常に高い状態や動悸がおかしいといった場合は、ショットやパットする前の緊張感から脳や心臓発作を起こして倒れ込み救急車に担ぎこまれることになりかねない。

 ゴルフ前夜の不摂生や無茶する人に限って自分を過信したり、また逆にそれを誇らしげに同伴者に吹聴する人がいます。ゴルフは案外、危険なスポーツであることを認識してしっかり体調を整えてプレーするようにしてください。

お天気情報の雨予報に惑わされないように。

 5月9日、早々に沖縄県では梅雨入りしました。近畿地方の入梅は平年で6月初旬、昨年は6月20日頃でした。ゴルファーにとっては嫌な季節ですが、四六時中雨が降ってるわけではありませんし、空梅雨ということもありますので天気の動向を見てゴルフをお楽しみ下さい。

 ただゴルフ場にとってはお天気情報の雨予報は最大の“営業妨害者”といえます。週間天気予報で傘マークが出たとたん、キャンセル電話がなり始めます。

 前夜の内に低気圧が移動して雨が降らなくなっても、一度キャンセルした人は不思議と戻ってきません。

 以前は、雨が降っていても豪雨でなければプレーするのは当たり前でしたし、ゴルフ場も雨によるキャンセルは認めていませんでした。昔のゴルファーは雨によるキャンセルは理由にならないので急用ができたとか体調を崩したなど、もっともな理由をつけてキャンセルしていました。

 しかしながら昨今のゴルファーはシニアや女性が増えたせいか、またいつでもゴルフができる状況にあるせいか、雨予報が出るといとも簡単にキャンセルされます。残念なことです。

 明日の天気予報も雨といってますが、よく聞けば午後(15時以降)から降り出し明後日の朝にかけての雨にもかかわらず、天気予報の一部を見たり聞いたりしてさも明日は朝から激しい降ると思い込む方が結構いるようです。

 テレビやラジオの天気予報を見たり聞いたりする場合は、日本列島全体でなく近畿地方しかも奈良県のお天気情報をしっかり聞き取って判断していただきたいと思います。

ゴルフには変わらぬ伝統的精神がある。

 わが国のゴルフは昭和30年代の経済成長と共に発展してきました。法人マネーを頼みにスポーツ競技というより遊興ゴルフを楽しむことを目的に発展してきた経緯があります。

 本来ゴルフは紳士淑女の礼儀作法を根底としたゴルフマナーが最も重視されるスポーツであることは、ご承知のことと思います。しかしながらゴルフが大衆化されると共に、ゴルフを楽しむ振舞いや装いなど時代と共に多様化してきました。

 ただ時代の変遷と共に多様化する価値観であっても変わらぬ伝統的精神があります。それはまさに他のプレーヤーへの配慮や思いやり、そしてゴルフコースをいたわり大事にする努め、さらにはゴルフ場に職業や地位を持ち込まない平等の精神です。

 ゴルフは下手でもいい、楽しめます。だけどマナーやルールを知らないとゴルフができなくなります。人のプレーを妨げたり、人を不愉快にさせる言動や行動をする無作法者は人に嫌われ、善なるゴルファーは近寄らず、さらにはゴルフ仲間も去って行きます。

 ゴルフの何よりの効用は身分や地位、さらには老若男女などの違いを超えてゴルフを楽しみ通じ合えることにあります。言い換えれば、ゴルフを通じてゴルフ友だちを増やし交友関係を広げて行ける素晴らしいスポーツです。この機会にご自身のゴルフスタイルを振り返ってみてはどうだろう。