ゴルフは素晴らしいスポーツ。

 ゴルフは素晴らしいスポーツだとつくづく思います。ゴルフプレーを通じて人間としての基本が学べます。ゴルフの基本はまずフェアプレーの精神です。審判のいない稀有なスポーツで、スコアは自らが申告します。スコアを仮に少なく申告すればゴルファーとしてあるまじき行為として失格を宣告されます。逆に打数を多く申告すれば、訂正は許されずそのままのスコアが認められます。自己申告のスコアは全て自己責任だということです。

 このゴルフを子供たちに野球やサッカーのように親しめる手軽なスポーツとして親しんでもらえばと思います。子供が安くゴルフを楽しめる方法はないかといつも考えてますが、なかなか答えは見つかりません。ゴルフは何かとカネのかかるおじさんのスポーツというイメージが強く、若い子供が激しく体を動かす体力増強には向かないスポーツだというイメージもあります。

 半面、ゴルフをすることによって人間形成に大いに役立つスポーツであることは間違いありません。フェアプレー精神、プレー相手を尊敬するなど人間の基本が詰まっています。人間教育には格好のスポーツだけに、子供により手軽にゴルフに親しみ、ゴルフができる方策はないかゴルフ界挙げて知恵を絞るときだと思います。

 

思わぬ積雪でクローズとなりました。

 昨夜からの雪が積もっており、スタート時間を遅らせて来場者の皆さんにはお待ちいただいておりましたが、太陽が出ても気温が上がらないせいか雪融けに時間がかかり昼を過ぎても難しいと判断しクローズとしました。せっかくお越しいただきプレーができる状態までお待ちいただきましたが、雪の融けるのに時間がかかり申し訳ありませんでした。(写真上は午前6時30分、下は10時30分)午前11時過ぎにはアウトコースの一部を残して雪は完全に融けました。正午前には全コース雪は融け、明日の営業は可能です。

 民間気象会社のウェザーニューズが今年の第1回桜開花予想を発表しました。奈良の桜の開花予想日は3月29日で、ほぼ平年並みの開花日だそうです。近畿地方では和歌山が一番早く3月24日に開花が始まり、26日に大阪・京都と続き28日に神戸、29日に奈良が開花して行く見込みだそうです。

 

各地で火災が多発、タバコのポイ捨ては厳禁。

 今日25日は古都・奈良に春を告げる「若草山焼き」です。午後6時15分に約600発の大花火が打ち上げられます。その後6時30分からほら貝・ラッパの合図で一斉に若草山に点火されます。夜空を焦がすように山全体が燃え上がっていく様は迫力満点です。

 山焼きといえば今年は、全国各地で火災が多発しています。雨が少なく乾燥しているせいか火の回りが早く大火事になっているようです。この時季、ゴルフ場の芝は枯れ芝のため、タバコの吸い殻のポイ捨てに一番神経を使います。

 ゴルフ場のクラブハウスは全館禁煙となりましたが、コースではティーイングエリアなど灰皿のある場所に限定してますが、灰皿に捨てずに排水溝に火を消さずにポイ捨てされる方がいるようです。

 愛煙家のゴルファーにお願いします、タバコを吸われるときは、必ずタバコは灰皿のある場所で、同伴者の了解を得て吸うようにしてください。そして吸い終われば吸い殻は必ず火を消して灰皿に捨てるようにお願いします。タバコのポイ捨てなど不注意で思わぬ大火災につながる危険性がありますので、マナーを守ってタバコを吸ってください。

来週の土曜日は春を告げる若草山焼きです。

今日は穏やかで温かい絶好のゴルフ日和です。来週25日(土)は古都奈良に春を告げる「若草山焼き」が行われます。明治33年に始まった若草山焼きは、春日大社、東大寺、興福寺の神仏が混合して先人の鎮魂や慰霊、世界平和を祈ります。

 若草山焼きの諸行事は、夕方5時過ぎから行われますが、なんといってもメーンイベントは6時15分から15分間、県内最大級の600発の花火と、その後続いて若草山の草地約33ヘクタールに一斉に点火され山が燃えて行く壮大な山焼きが繰り広げられます。

 この山焼きがバッチリ鑑賞できるとっておきの場所を教えましょう。奈良柳生カントリークラブから奈良市街地へ帰る般若寺交差点あたりが絶好の場所です。般若寺交差点付近から東大寺の方向に目を向けると若草山が燃え上がって行く様は実に壮大です。奈良柳生CCでプレーした帰り、時間を調整して若草山焼きをぜひ鑑賞してください。

ゴルフを通じて健康増進と親睦交流を図りましょう。

 ゴルフ業界では5年くらい前から2025年問題としてゴルファーが急減すると警鐘を鳴らしてきました。その2025年が到来しましたが、懸念するほど急減することはないと思います。新規ゴルファーの増加よりはリタイアするゴルファーの方が多いことは確かでしょうが、心配するほど急激に減少することはないと思います。

 戦後1947年から1949年の3年間に生まれた800万人のことを旧通産省官僚OBで作家の堺屋太一氏が「団塊の世代」と名付けました。この団塊の世代が良くも悪くも日本のゴルフ業界を牽引してきました。この団塊の世代が2025年に後期高齢者になるため、体力が衰えるとともに年金生活など老後の資金の無駄遣いをやめるため、ゴルフを続けることが難しくなるなどの理由から多くの後期高齢者が、ゴルフを引退するだろうと2025年問題として警鐘を鳴らしてた訳です。

 来場者を含めて私の周辺にいる団塊の世代のゴルファーはひじょうに元気で、この1、2年でゴルフを引退するような方は見受けられません。ただ今は元気で体力面や健康上の問題がなくても、病気や怪我などで突如ゴルフができない体になり、高齢ゆえに回復したとしてもゴルフができず引退せざるを得ないケースは増えて行くことは間違いないでしょうが。

 人口減少が進む今の日本では、ゴルフ業界に限らず全ての産業が縮小均衡に向かうのはしかたのない現実です。それだけに高齢者でも健康増進維持管理に最適のスポーツといわれてるゴルフを突如引退するという人は、そういないでしょう。

 ゴルフを通じて健康の保持増進を図り、ゴルフによる親睦・親善・交流を通じて交友が広がりコミュニケーションツールとしてゴルフは有効で効果的です。孤独な高齢者の日常生活に潤いを与え、健康・体力増進に役立つゴルフを、そう易々とキャディバッグを封印し引退されることはないと思うのですがいかがでしょう。

 

今シーズン初の積雪クローズ。

 

 朝6時過ぎから粉雪が降り始めあっという間に銀世界。ウエザーニュースなどネットの天気予報を見ながら、この雪も9時過ぎまで降り続くがその後は晴れるとの予報でしばし様子見をしてましたが、本日はクラブ競技の「木曜杯」のため、8時32分のスタートは難しく、しかもロストボールの頻出などが多発し競技として成立は難しくクローズとしました。8時現在でも雪は降り続いており今シーズン初の積雪クローズとなりました。晴れ間が出た11時頃から雪は融けはじめ昼前には完全に雪は融けました。

玄関前に門松の飾り付けをしてます。

 慌ただしい年の暮れ、通年ですと御用納めは28日ですが、今年は28日が土曜日のため今日27日が御用納め。29日から新年5日まで9連休となります。この5年ほどコロナ禍で海外旅行や帰省など控えておられましたが、今年は国内・海外旅行などコロナ禍前よりも多い旅行客で賑わいそうです。

 年の瀬の恒例、迎春用の門松がコーススタッフの手により本日、クラブハウス玄関前に飾りつけの作業をしています。年内はまだ31日まで営業、1日元旦のみ休場し翌2日から営業いたします。新年のエントリーもまだまだ余裕があります。とくに3、4日は半分以下のエントリー状況です。帰省されたご家族や親せきの皆さんとファミリーで新年初打ちにご来場ください。エントリーをお待ちしております。

クラブ競技についての薀蓄。

 昨日21日は二十四節季の冬至でした。一年間で太陽の位置が最も低くなる日で、日の出から日没までの日中が最も短くなる日です。冬至には風呂に柚子を入れて心地よい香りに包まれて体を温める習慣があります。この習慣は江戸時代から始まったそうです。

 なぜ冬至に柚子湯かを調べると冬至=湯治、柚子=融通が利くといった語呂合わせから定着したといわれてます。さらに体を清める禊ぎの風習、ゆずの香りによる邪気払い、また、長い年月のかかる柚子の成長になぞらえて「長年の苦労が実る」という願いが込められているという説もあるそうです。

 本日はグランドマンスリーと親睦競技会が開催されてます。グランドマンスリーは文字通り月々のマンスリー競技の優勝者のみ参加資格があり年間優勝者を決める競技です。これとは別に年末に行われるラストコール杯は、今年の全クラブ競技で優勝できなかった方々に最後のチャンス与えるという競技のことです。

 50年以上前のゴルフクラブではいろいろ趣向の凝らしたクラブ競技が行われていました。例えば勤労感謝の日に行われる勤労感謝の日杯。今も競技としては行われていますが、この競技は本来重いキャディバッグを担いで歩くキャディの負担を軽くするために、この日の競技に限って5本のクラブで競技するというのが勤労感謝の日杯でした。

このほか「ツームストン競技」や「ステーブルフォード競技」など変わった競技方法が50年前のゴルフクラブではありました。

 ツームストンとは墓石の意味で、競技方法はコースのパー72に自分のハンデを足した数字のところまでプレーを続け、ストロークを使い果たしたところに自分の名前を書いた旗(墓標)を立てる。最終ホールの近くまで行けた者が勝つというもの。

 ステーブルフォード(ポイントターニーとも呼ばれてます)は各ホールでの決められた得点(失点)の合計点数で競う競技方法です。パーを0点としてバーディは2点、イーグルは5点、逆にボギーは-1点、ダブルボギーは-2点、トリプルボギー以上は-3点というように点数が決められており、各ホールの打数に基づいてポイントを獲得し、ポイントの合計が最も大きい人が勝利するというゲームです。

 ゴルフの競技方法について調べて行くと多種多様な面白い方法があります。ゴルフをスポーツとして愛した先人たちの知恵ともいえるいろんな競技方法、より少ないスコアを求め、その過程に喜怒哀楽などゴルフプレーから得られる楽しみがあります。

ゴルフは技量よりエチケット・マナー

 昨日は今季一番の寒波が襲来、天気予報では東日本や日本海側では雪も降るということでしたが、大阪北部や奈良県でも小雨が雪に変わり20、30分舞い散ってました。

 今日は研修会とシニア&レディース競技が行われてます。クラブ競技に参加することにより、ゴルフを通じて新しい仲間が増えクラブライフがより楽しくなって行きます。ゴルフは社交のゲームであるともいわれてます。「ゴルフが下手だからクラブ競技に参加するのは」と躊躇される方がいますが、技量よりも大事なのは同伴者に不愉快な思いをさせない対応能力があれば大丈夫です。

 みんな奈良柳生カントリークラブの会員で同じようにクラブ競技に参加してゴルフを楽しもうという仲間なのです。仕事や立場は違えどみんな奈良柳生CCの会員でこの日一日、我がホームコースでゴルフを楽しむために来ているのだからいらぬ遠慮は無用です。

 同伴者に嫌な思い、不愉快な思いをさせなければいいだけです。嫌な思いとはどういうことかといえば、自分の胸に手を当てて考えればいいです。自分が不愉快で嫌な思いをさせられた人を思い出せばいいだけです。スターティングホールに時間ギリギリに来て、ボールやティーを準備する段取りの悪い人、自分本位でプレー(遅い人)する人、バンカー跡を均さずそのままの人、グリーンのピッチマークを均さない人、ミスショットやショートパットを外していつまでも愚痴る人、所かまわず大声で話しかける人などなど。

 ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏はこう書いてます「私たちのゴルフはそうそうみんながうまく打っていけるわけではない。あらぬほうへ飛んで行ったボールのリカバリー、そしてあらぬほうへ飛んでいる気持ちのリカバリー、さっきは自分、今度はあの人、助けられたり助けたりである。ショットのトラブルが続発しても目配り、気配り、そして今、誰が、どこにいて、何をするのが一番いいか、その気づきがあればみんなの愉快は保たれていく。それさえあれば、調子がイマイチでもゴルフは楽しい。」