何ゆえにゴルフは紳士のスポーツといわれるのか?

 数あるスポーツの中で競技規則の第1章に「エチケット」「コース上の心得」が明記されてるのは恐らくゴルフだけです。ゴルフはいかにエチケット・マナーを重んじられるスポーツであるかということがよく分かります。ゴルフは技術以前に人間性が問われるスポーツであることを最近のゴルファーは知らないように思えます。

 ゴルフの上手い下手というよりプレーを通じて同伴競技者といかに楽しく愉快に過ごすかがゴルフというスポーツの妙です。老若男女が同じステージで楽しめるゴルフは、技術の巧拙よりもエチケット・マナーを遵守することこそが基本条件です。ゴルフの上手下手よりも人間としての品性・品格こそがゴルファーに求められます。

 品性・品格とは、まず人を不愉快にさせない気遣いと常識をもった振る舞い、そして場の雰囲気を読み空気を和ませる会話や行動をもつ人といえるでしょう。いわゆるジェントルマンと評される人物のことです。よく「ゴルフは紳士のスポーツだ」といわれます。

 クラブハウス、コースなど限られたゴルフ場のスペースで多くのゴルファーが集います。ひとり一人のプレーヤーが快適によりスムーズに楽しむために、安全かつ迅速にプレーしていただくために、他のプレーヤーへの配慮や心遣い、そしてコースをいたわり大事に使う気持ちがゴルフ規則の第1章「エチケット」の条文になっているのです。

 最近はこうしたゴルフ本来のエチケット・マナーが継承されずにゴルフの巧拙で判断してしまう風潮があります。ゴルフは下手と上手が一緒に回って楽しめるスポーツです。ゴルフは下手でも同伴者に迷惑をかけない気遣いやプレーのペースを狂わせないようなプレーをすればいいのです。逆にゴルフの腕前はシングルクラスであっても自己中心的なマイペースで同伴者と協調できないモンスター・ゴルファーが増えてきたように思えます。

 敬意を払われるゴルファーというのは、けっしてゴルフが上手いからではなく、同伴競技者を含めてその場の空気を和ませる会話や振る舞いを身につけている人こそ尊敬に値するゴルファーであることを肝に銘じていただきたいものです。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルフ帰りに古寺名刹・円成寺拝観はいかが。




 国道369号の中の川交差点を左折せずそのまま国道で奈良柳生CCへ来場される方はご存知だと思いますが、この国道沿いに古寺名刹・円成寺(奈良市忍辱山町)があります。この古寺・円成寺は756年に鑑真和上の弟子で唐僧・虚瀧和上により創建された歴史ある古寺名刹です。

 この円成寺は平安時代の面影を残す池を中心とした浄土式庭園が広がり、楼門を入ると本堂を中心に鎮守社の春日堂、白山堂、宇賀神本殿、多宝塔などが建っています。この時期、本堂周辺に赤や白の萩の花が美しく咲き誇っています。今月いっぱいまで萩の花が見ごろです。ゴルフ帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

13番グリーン横の磨崖仏、石仏の供養を執り行いました。



 今年も13番ホールのグリーン横に祀られている磨崖仏などの石仏の供養を行いました。毎年、理事長である筒井寛昭東大寺別当に供養していただいておりますが、別当としてご多忙につき、代理でご子息の東大寺塔頭新禅院住職・筒井英賢導師によって執り行われました。供養には遠山隆重代表理事、遠山彩子代表取締役をはじめコーススタッフが参列し午後1時半から磨崖仏や多数の石仏の供養を行っていただきました。

 磨崖仏や石仏はゴルフ場の造成時に13番グリーン周辺に散在していたものを一箇所に集めて祀っています。いずれも室町時代に作られたものだそうです。浮き彫り仏の「阿弥陀如来像」(下の上写真)を中央に、左側に磨崖仏の「不動明王」(下の中写真)、右側に「六地蔵菩薩像」(下の下写真)が鎮座されてます。



 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

開場18周年記念「植樹祭」が行われました。



 今日、9月11日は奈良柳生カントリークラブの開場記念日です。平成8年に正式開場して18年目の誕生日を迎えました。今年も開場記念として「植樹祭」が開催されました。この植樹祭とは、オープン当初はコース内の樹木が少なく殺風景だったため、プレー代を無料にし昼食も委託の近鉄レストランが無料提供する代わりにメンバーの皆様から植樹基金をいただき、そのお金でコースの要所要所に樹木を植樹してきました。コース内の植樹以外にもより完成度の高いチャンピオンコースにするための改修・改造工事などの費用の一部に充ててきました。本日来場されたメンバーの皆様には寄せ書きに署名していただき銘刻し額に入れてクラブハウス内に掲額します。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

川上さん、上甲さんを降しキャプテン杯獲得


 本日はクラブ三大競技のひとつ「2014年度キャプテン杯」の決勝27H・Sが予選を勝ち抜いてきた15人で争われました。予選を3位タイで通過した上甲敏和さん(HD11)と川上正訓さん(HD9)が熱戦を繰り広げ通算225ストロークの同スコアでホールアウト。競技規定(マッチング)により川上さんが上甲さんを降し見事キャプテン杯を制覇しました。惜しくも2位は上甲さん、3位には清光英成さん(HD3)が通算226で入りました。
※写真は左から藤原競技委員、3位清光さん、優勝川上さん、2位上甲さん、赤澤競技委員

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

牧草眞由美さん4年連続7回目の栄冠。

 本日は2014年度レディース選手権決勝が行われ、牧草眞由美さんが圧倒的な強さを見せ2位の山口美帆さんに15打差をつけて優勝、4年連続7回目のレディースチャンピオンに輝きました。3位には藤原美樹さんが入りました。成績は下記の通り。

左から赤澤競技委員、3位藤原さん、優勝牧草さん、2位山口さん

①牧草眞由美 78 73 151
②山口 美帆 79 87 166
③藤原 美樹 85 83 168
④萩原 嘉織 90 84 174
⑤遠山志津子 88 89 177

ゴルフは楽しい、そして面白い。

 ゴルフというスポーツは実に楽しい、そして面白い。何故にかくも楽しく面白いのだろう。ティーグランドに立ち青々とした広大なフェアウェーに向かって放つショットの醍醐味、爽快感は当然ですが、その放たれたボールの行方によって面白さはさらに倍増します。

 ティーショットしたボール全てが全てフェアウェーの真ん中に行くわけがありません。プロやシングルゴルファーでも7割の確率で行けば御の字。スコアが90~100の月イチゴルファーなら18ホールで2、3発会心のショットが出る程度でしょうか。放たれたボールがナイスショットであっても落ち所によってはディボット跡に止まっていたり、スライスやフックしたボールが林の木に当たって跳ね返ってフェアウェ-の真ん中に止まっていたりします。

 ゴルフという人事の及ばない運不運こそがゴルフの真髄であり、奥の深い面白さといえます。木の根っこに止まったボールに対して被害を最小限にとどめるべく対応するか、一か八かのギャンブルで刃向って行くかといった局面が18ホールのプレー中には何度も遭遇します。この運不運への対応処理能力こそがゴルファー自身の人生における現実対応能力を表わしています。

 ゴルフというスポーツは審判のいないプレーヤー自身がルールに則り自己申告するスポーツです。ゴルファーは嘘はつかない正直を前提としたゲームです。ホールアウト後のスコアは自己申告を旨とし池に入れたりOBを打てばしかるべく罰打を付加すればプレーは続けられます。不正行為や虚偽申告には罰打はつかない代わりに失格という重いペナルティが付くだけでなく、人間性まで疑われ友情や信頼を失くしてしまいます。 

 取引先や会社の上司・部下などとのゴルフの機会もあると思いますが、立場はどうあれ同伴プレーヤーのこうしたプレーぶりを見て性格やら人間性がよく分かります。スコアにこだわり周りが見えないゴルファーが増えています。同伴者はこうしたプレーヤーの一挙手一投足をよく見ているものです。お気をつけて下さい。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇