9月に2ndQTを当クラブで開催します。

 昨日(3月29日)、男子ツアーを所管する一般社団法人「日本ゴルフツアー機構」(JGTO)のマーケッティング部の大西副部長と曽我主任が奈良柳生カントリークラブへお越しになりました。今年度のクォリファイングトーナメント(QT)の開催を当クラブに依頼されました。

 クォリファイングトーナメント(QT)は、1999年から始めたJGTOが主催・主管するトーナメントへの出場資格と出場優先順位を決める予選会のことです。QTはファースト、セカンド、サード、ファイナルと4段階のステージがあり、各ステージの上位者だけが次のステージへ進めるサバイバル戦です。

 今回、当クラブで開催するのはセカンドQTです。9月12日(月)から16日(金)までの5日間を提供します。当クラブでは過去にセカンドQTは2008年から3年間そしてファーストQTを2011年から2年間開催してきた実績があります。

 QTの開催コースは関東圏、関西圏に分かれファーストQT各1回、セカンドQTは各5回、サードQT各3回、ファイナルQTが白山ヴィレッジGCで行われます。

 ちなみにセカンドQTの関西圏での開催コースは有馬ロイヤルGC(8月29日~9月2日)、山陽GC(9月5日~9日)、奈良柳生CC(9月12日~16日)、小野東洋GC(9月26日~30日)、ジャパンクラシックCC(10月3日~7日)となっています。

 賞金ランキングによるシード権を持たないプロが来季のツアー出場権を確保するために4ステージを勝ち上がっていかなければならない厳しいサバイバルゲームであるQT。セカンドステージを受ける当クラブも参加選手のベストパフォマンスを発揮してもらえるようなベストコンディションを提供するよう尽力します。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇 

コースの更新作業、改修工事など順調に進捗してます。

 

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 日本各地で桜の開花宣言が次々と発せられ、大阪・奈良も今日、明日には開花宣言となるでしょう。いよいよ春のゴルフシーズン到来です。コースのフェアウェーのバーチカル作業やグリーンのコアリングなどの更新作業も終わりあとはベストターフで皆様をお迎えするばかりです。

 コースの改造改修工事も順調に進捗しています。14番ホールのトーナメントティー(通称:黒ティ-)の改造工事も整地され、後は月末か月初に予定している芝張りで完了します。また10番ホールのレギュラーティー(通称:青ティー)の芝の裸地化の要因のひとつ周辺の雑木林による樹液や日陰の問題を解消するため伐採を行いました。裸地部分の芝張りを今月末に実施すべく作業しています。(写真)

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルフは知的ゲームです。

 最近のゴルフはセルフプレーが多くなっているせいか、ゴルフというゲームの本来的な面白さ醍醐味といったものがなくなっているように思われます。各ホールを攻略していくのに手のひらに収まるような距離測定器を利用されるゴルファーがひじょうに多くなっています。ティインググランドに立つとバンカーや池のハザードの位置や距離、グリーンまでの残り距離など懇切丁寧に表示してくれます。

 ゴルフの面白さのひとつにグリーンまでの距離、グリーンのどの位置にピンが立てられいるか、それに対して自分の目測と上り下りさらに吹く風が向かい風か追い風かなどキャディの助言を加味して自らの責任において決断しショットする。ゴルフゲームが知的ゲームだといわれる所以(ゆえん)はここにあります。

 自らの判断ミスやミスショットは自らが責を負うものであって、けっしてキャディや同伴者のせいにしてはなりません。ゴルファーは自らの判断や行動に対しては清く自らが責任を負うところに、ゴルフは他のスポーツにない紳士のスポーツだと評価されているのです。

 セルフプレーが多くなればなるほどゴルフ場側はコース内に残り表示の杭や植木の残り距離をホールのサイドに100ヤード、150ヤード、200ヤードなど必要最小限の表示以外に、カート道やスプリンクラーのヘッドなどにきめ細かく残り距離の表示板を数多く設置しています。

 セルプレーが圧倒的に多い大手ゴルフ場会社のゴルフ場ではティインググランドから230ヤード地点に吹流しのようなポールをフェアウェーの中央に立てているし、グリーンのピン位置もグリーンの手前は赤旗、中央は白旗、グリーン奥は青旗というようにピン位置がどの位置にあるか判るようにしてます。

 いずれにしろゴルフは様々な諸条件を念頭に想像力を働かせて決断していく知的ゲームであり、そこにゴルフの面白さがあります。ひじょうに便利な科学的兵器?である距離測定器に頼らず自らの能力をフル稼働させ即断即決していくゴルフの醍醐味を再認識していただきたいなと思う今日この頃です。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

セルフプレーでのホールインワン。

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  ゴルフ仲間から「ホールインワン記念品」を頂戴した。2月の某日、お隣の奈良の杜GCでの仲間内のコンペで、昼からのイン12番のショートホールで同組の某氏が見事ホールインワンをされた。この日のプレーはセルフプレーだけにホールインワン保険がおりるかどうかということになりました。

 ホールインワン保険を証明する同伴者及び同組についたキャディの証明があればOKですが、セルフプレーに関しては同伴者は当然、ホールインワンを目撃したコース関係者の証明があればOKであるが、タイミング良くコースの作業員がいるわけがない。さて、どうすればいいのか?ということになりました。

 たまたまこの12番ショートホール、グリーンが空くまで2組がティーインググランドに待機。そしてグリーンが空き私たちの番となり、3番目に打った某氏のショットが見事カップに吸い込まれていきました。後ろの組の皆さんも「あっ、入った。」「わあ!ホールインワンや」と手を叩くなど祝福されていたので、この方々の目撃証明があればいいのではないかということになり、保険会社に申請するよう助言しました。

 たぶん大丈夫であろうという前提で某氏はホールインワン記念品を手配し関係者に慶事のお裾分けされていました。セルフプレーが多くなってきているだけに「ホールインワン」を達成しても保険がおりないケースがかなりあるかもしれません。同伴者以外に前組、後続組のプレーヤーに目撃証人になってもらうことも頭に入れておいてください。

 確率4万分の1といわれる希少なホールインワンだけに、この幸運を喜びゴルフ仲間に記念品を贈るという日本独特の慣習ですが、保険を使ってまで祝うようなものではないと思います。いかがなもでしょう。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

シーズンに向けてグリーンの更新作業中です。

 2月29日の月曜日からグリーンの更新作業を行ってます。グリーンの更新作業は、コアリングといって12ミリのタインで穴あけを行い、グリーンの芝狩りによる狩りカスや枯れた根、微生物の死骸などによるサッチ層からなる土壌不良を改善して行きます。

 コースの内、グリーンはスムーズにボールが転がり適度な速さと堅さが求められる繊細な芝状態でなければなりません。4月のゴルフシーズン開幕と同時に、1年間を良好なグリーンコンディションに維持していくためのこの時期の重要な更新作業なのです。

 このため12ミリのタインでコアリングしたあと、目砂散布し穴を塞いでいきますが、なかなか手間のかかる作業で、芝が生育し穴がきれいに埋まるまで若干時間がかかります。今年は気温も比較的暖かく芝の生育も早いようなので、適度に雨も降れば予想以上に早く回復すると思いますが、ここ1、2週間ご辛抱ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇