奈良県ジュニアゴルフ選手権を当クラブで開催します。

 奈良県ゴルフ協会主催の国体やねんりんピック、スポーツマスターズなどの選手選考会といった主要な県民ゴルフがコロナ禍で中止となっていますが、奈良県ジュニアゴルフ選手権については、ジュニアの進学先のゴルフ推薦の技量・実力基準としての県内大会が必要ということで高ゴ連などが決定し、当クラブで8月20日に開催することになりました。

 コロナ禍で2月から5月まで学校閉鎖が続き授業の遅れを取り戻すため、夏休みも短縮して規程の授業単位を確保するために夏休みも短縮され、ジュニアゴルフ選手権の開催も危ぶまれていましたが、高校野球やそのほかの体育会の部活同様、全国大会は中止になったものの、各府県レベルの競技会を開催することにより在学中の部活に打ち込んできた生徒の努力が報われるようです。

 奈良県ゴルフ協会の報告によりますと19組69名が参加することが決まってるようです。練習に励んできたジュニアたちがふだんの実力を十分に発揮できるようにしっかりコースメンテナンスをして選手たちを迎えたいと思います。

環境汚染の元凶ビニール袋について。

 コンビニやスーパーなどでのビニール製のレジ袋が7月から有料になりました。通勤途中にコンビニに寄り弁当を買うことがありますが、レジ袋に入れずにそのまま弁当とお箸を素手で持つのもみっともないし、さりとてエコバッグを用意するとなると大袈裟なので、ついつい有料でもレジ袋に入れてもらいます。ビニール製のレジ袋が環境汚染の元凶であることは重々分かってますが、便利さを優先してしまいます。

 ビニール袋といえばゴルフ場の浴場には必ず着替えた洗い物を入れるビニール袋が置かれています。今、全国のゴルフ場支配人会で、この環境汚染の元凶であるビニール袋を廃止しようと真剣に議論されています。すでに近畿圏では滋賀県のゴルフ場支配人会では着替えを入れるビニール袋を設置しないという方向で38コースあるうちの22コースが完全に廃止、在庫がなくなれば廃止にすることを決めているのが4コースだそうです。

 滋賀県は琵琶湖の環境保護などに力を入れておりビニール袋廃止も一部のコースを除き廃止の方向に進んでいるようです。ビニール袋を廃止する代わりにエコランドリーバッグを200円で販売し、混乱なくビニール袋廃止が進んでるようです。7月からコンビニなどでのビニール袋有料化によりゴルファーもエコに対する理解が浸透してきているようです。

関西社会人ゴルフ選手権予選、無事開幕。

6月4日に熊本県内各地で甚大な被害をもたらした梅雨前線は6日~8日にかけて九州北部から中四国、近畿、中部、関東と日本列島を横断するなど各地で水害が発生しています。豪雨被害に遭われた皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

 本日はスポーツニッポン新聞社主催の「第43回関西社会人ゴルフ選手権予選」が当クラブで行われました。前夜から未明にかけて大雨警報と強風警報が発せられた近畿地方。午前6時頃まで強風、豪雨が降り続き開催が危ぶまれましたが、8時過ぎから雨雲が東に流れるとの情報でスタート時間を1時間遅らせることに決定。

 その間、コース内の強風による枯れ木の倒木、枝葉の散乱を除去し、コース内の整備に尽力し8時半のスタート時間に間に合うように全力で作業を行いました。予報通り雨雲は東へ移動し雨も上がり8時30分よりスタートして行きました。

なお大会はコロナ感染症防止対策として受付で参加者選手全員に体温チェックを実施し、次のような「参加誓約書」を提出し参加しました。①現在、発熱(37・5度以上)・咳等の症状はなく、良好な健康状態です。②近親者、または濃厚接触に新型コロナウイルス感染症の疑いのある者、もしくは感染している者はいません。③過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航、または当該在住者との濃厚接触はありません。④感染防止のために主催者が決めたその他の措置の順守、指示に従います。⑤私個人の責任において健康管理に十分な注意を払い大会に参加し、万一体調などに異常が生じた場合はすみやかに大会参加を中止します。⑥イエント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対してすみやかに濃厚接触者の有無等について報告いたします。

初心者ゴルフにはやさしく指導するように。

 最近目立ってきたのはご夫婦連れ、親子ゴルフなどファミリーでゴルフを楽しまれているケースです。ご夫婦ゴルファーは以前から当クラブでは多かったのですが、最近は小学生や中学生の子供を連れてゴルフを楽しんでいる親子ゴルファーが増えてきました。シニアゴルファーが年々ゴルフをリタイヤしてゴルフ人口が減少傾向にある現在、小中学生ゴルファーが増えていくのは大歓迎です。

 先日、会員が初心者のお嬢様を同伴で来場されました。ラウンドはまだ数える程度とのこと。父上は「後ろの組に迷惑をかけないように、クラブ2、3本を持たせて走らせます」といわれましたが、若い初心者ゴルファーが最も嫌がるのが「後ろの組に迷惑をかけないよう、ボールの所に走っていけ!」とか「ボールはティーショットすればボールに触れずにあるがままの状態で打つこと」等々、先輩ゴルファーとしてゴルフの行動基準をあれやこれや指示アドバイスすること。

 これが初心者にはトラウマになって「空振りやチョロなどうまく打てない上にボールに触るな、ボールの所まで走れとかいわれて、もうゴルフなんてイヤ!」とせっかくゴルフをしようという若い人の芽を摘んでしまうことが多いようです。先輩ゴルファーはお気をつけください。

 ゴルフほど難しいスポーツはありません。ベテランゴルファーでもチョロや空振りもします。初心者であればなおさらです。バンカーに入ったり池に入ったりと苦戦の連続です。初心者に同伴する先輩ゴルファーは、こうした場合、厳しいルールやゴルフの行動基準を教え込むことよりリラックスしてゴルフを楽しむことを教えてください。

 ラフにあるボールは打ち易いようにピックアップして打ち易いようにボールを置くことを認め、バンカーで3度打って出なかったら、バンカー外に出してプレーすることを勧めるなどして初心者育成プログラムを考え実践してください。

 難しいゴルフを教え込むより、広い緑の芝の上を歩いて行く爽快感をまず感じてもらう、そしてまたゴルフがしたいという気持ちをもたせるようにアテンドしていただければと思います。ゴルフは「人に迷惑をかけず、ウソやごまかしをしない」だけを教えていただければ、当面それで十分です。

ゴルフの蘊蓄(うんちく)を披露します。

 コロナ禍に加えて鬱陶しい梅雨の週末。昨夜からの雨がかなり降り朝方まで雨のためエントリーはキャンセルが多く来場者も14組50余名と惨憺たる数字です。バブル期以前のように「雨でもゴルフはやるもの。雨でキャンセルなど恥ずべき行為」と教えられましたが、今やゴルファーの7割以上が60歳以上のシニアだけに「雨中ゴルフで風邪でも引いたら元も子もない」と天気予報で傘マークが出るといとも簡単にキャンセルされます。残念なことです。

 今日は暇に任せて少しばかり「蘊蓄(うんちく)」を披露しましょう。

 18ホール、パー72が標準的なゴルフ場ですが、最近のトーナメント、とくに米国ツアーではパー71に設定されたトーナメントコースが多いですね。道具の飛躍的な進化によりパー5が3打でのパーオンのロングホールが軽く2オンするようになってきたため、500~530ヤードのパー5ならパー4の設定にしてしまおうということです。

 ゴルフはパー=標準打数でパープレーを目指して行くゲームですが、パーより1打少ない打数でホールアウトすれば“ナイスバーディ”ですね。バーディ(birdy)はご存知のように鳥のことですね。なぜバーディと称したのでしょう?これは打ったボールが鮮やかに空を鳥のように舞い上がり飛んで行ったことに由来しているといいます。

 ではパーに対して2打少なければイーグル(鷲)といいますね。バーディより強く鷲は飛ぶという意味から名付けられたようです。バーデイよりより強いという意味でイーグルという呼称は相応しい気がします。

 さらにパーに対して3打少ない場合、パー3のショートホールでティーショットがカップに沈めば“エース”あるいは“ホールインワン”という快挙ですが、パー5のロングホールを2打でカップインすれば“アルバトロス(アホウ鳥)”といいます。

 ホールインワンは距離の短いショートホールだけに技量に関係なくビギナーズラックのマグレで達成することがありますが、パー5のロングホールを2打でカップインさせるには相当の技量の持ち主でないと達成できずホールインワン以上に奇跡的な快挙です。

 この2打でカップインさせた時に称すのがアルバトロス(アホウ鳥)です。ロングホールを2打でカップインすることは常識的に考えられないことからアホウ鳥というのかと思ってましたが、そうではなくアルバトロス(アホウ鳥)という鳥は風を巧みに利用することで長距離を容易に飛んで行く鳥だからそう付けられたようです。

 ここまではゴルファーならほとんどの方がご存知のはず。ならばパーより4打少なく上がれば何と呼ぶか?知ってる人はかなりのゴルフ通。この場合は“コンドル”というそうです。プロのトーナメントでもコンドルの快挙はまだ記録はありません。しかし現在の道具の進化で360~400ヤードのパー4ならコンドルの快挙達成も近いと思います。