研修生2人一次プロテスト通過。

 奈良公園の桜がほころび始めました。気象庁は昨日、4~6月の3ヵ月予報を発表しました。近畿地方の3ヵ月では気温、降水量ともほぼ平年並みの見通しだそうです。

 新型コロナウイルスの影響で暗いニュースが多くなっていますが、こうした時期こそ明るく元気に日々を過ごすことが大事だと思います。

 当クラブの研修生・松浦武史と白井佑のふたりが2020年度PGA資格認定プロテスト近畿地区第一次予選に出場し無事通過し第二次予選へ進出しました。

 第一次プロテストは3月24・25日の2日間、よみうりカントリークラブで行われました。松浦は初日41、38、79、最終日36、39、75、トータル153の6位タイで通過しました。白井も初日38、44、82、最終日40、41、81、トータル163の32位タイで無事通過しました。会員の皆様のご声援をお願いします。

新型コロナウイルスに負けるな。

 新型コロナウイルスによる感染対策で人の集まるイベントなどの自粛が続いています。春のビッグイベントともいわれる選抜高校野球が中止となり、プロ野球、サッカーのJリーグといった国民的人気の高いプロスポーツも先の見えない延期に追い込まれてます。

 さらには演劇・演芸や映画館・博物館といった文化施設も自粛閉館しており国民の閉塞感やイライラは頂点に達しています。

 一方、興行する側や観光施設にとっても春の稼ぎ時に大打撃を受け危機感を募らせてます。こうした閉塞感漂う状況を打破するため再開の動きも出始めています。感染終息の目途といえばワクチンや治療薬の開発に見通しが立った時ではありますが、まだまだ時間がかかりそうです。

 国民のイライラや疲労感がマックスにきているだけにUSJやディズニーランドといった屋外施設の遊園地やスタジアムの再開を検討してもよいのではないかと思う気持ちと、反面軽々しく営業再開し感染のバンデミック(大量感染)になっては元も子もありません。

 どの程度の対策を取れば良いのか科学的な判断をもとに、しっかりとした行動指針を示してほしいところです。

新型コロナウイルス感染予防対策

 新型コロナウイルスが猛威を振るってますが、ゴルフ場は豊かな緑と広い空間でのプレーを楽しむ施設です。自粛には及ばないと思います。

 当クラブでは新型コロナウイルスの感染予防対策としてロビー、レストラン入口、洗面所など各所に消毒液を配置していますのでご活用ください。

 また従業員には日々の体温チェック、咳などを確認し体調管理に万全を期すように注意しています。ご来場の皆様も体調管理に努められゴルフを楽しんでいただきますようご理解ご協力をお願いします。

プレー ファストについて。

 週刊ゴルフダイジェストの海老原清治と奥田靖己の「もう一花のゴルフ」を欠かさず読んでます。副題に「齢を重ねてわかること」という通り長いプロ生活で得たゴルフ理論やゴルフ界の話題を対談形式で論じ合ってます。“なかなかタメに“なります。

 同誌3月3日号は、「プレー ファスト」について論じ合ってます。いい得て妙というか的確に言い当ててます。一部抜粋し紹介しましょう。

 海老原:プレーが遅い人って自分が遅いとは思ってないんです。

 奥田:前の組と2ホールも空いておればわかるでしょう。どれだけ人を待たせておるのか。人を待たせるのはほんまに罪です。

 海老原:人を待たせているということがわかれば、やっぱり「悪いな」という気持ちが出ると思うのです。だけど、自分は早いと思っているから、悪いと思わないんです。だいたい遅い人は自分の遅さがわかっていない。早いとさえ思ってるんじゃないかな。もちろん早い人も自分で早いと思っているから誰も遅くなくなっちゃう。

 奥田:エビ(海老原)さん自身は早いと思ってますよね。

 海老原:いや、僕は普通です。

 奥田:めちゃくちゃ早いですよ。

 海老原:ただ考える頭がないから、あれこれ考えずに打っちゃうというのはありますね。残り距離なんかも、だいたいそのホールの距離がわかっていればわかるじゃないですか。

 奥田:・・・・・・・・・・遅い人というのはチェック項目がぎょうさんあるから、7カ条、8カ条かわからんですけど、それを全部考えないと打てへんのでしょうね。僕なんか“ヘッドを振る“の1カ条だけ。

 海老原:初心者がチェック項目が多いのはしょうがないですね。

 奥田:スタンスの広さとか向きに始まって、体重配分とか挙げたらきりがあらへんです。そういうのは、上手(うま)なったら少ないはずやのに、ベテランのくせして遅いのがおるんですわ。

 いかがでしょう。ベテラン両プロいわく初心者があっち行ったり、こっち行ったりするのは仕方がないが、そこそこ上手いベテランが遅いのは許せないと断じています。自分のプレーは遅くないと思い込んでいる方はいつも一緒にプレーしている同伴者やキャディさんに「私のプレーは遅い?」と聞いてみるといいでしょう。

 

ティーを選択するためのガイドライン。

 米国でも日本と同じようにゴルファーの減少に歯止めがかからずいかにゴルファーを増やすか、また現在のゴルファーにいつまでもゴルフを楽しんでいただくかに腐心しています。

 米PGAとUSGAでは体力が落ちてきたゴルファーや力の劣るゴルファーに対して「TEE IT FORWARD」としてドライバーの飛距離に応じて18ホールの総距離のヤーデージ設定の距離でのプレーを勧めています。

 ドライバーの飛距離が275ヤードのプロ級であれば6800~6900ヤードの距離設定のコースでのプレーが適しているといいます。またドライバーの飛距離が225ヤードであれば5800~6000ヤードのコース設定でのプレーが相応しいと勧めています。

 ドライバーの飛距離に応じたコース設定は次の通りです。
 
 ドライバーの飛距離275ヤードの場合6700~6900ヤード
 ドライバーの飛距離250ヤードの場合6200~6400ヤード
 ドライバーの飛距離225ヤードの場合5600~6000ヤード
 ドライバーの飛距離200ヤードの場合5200~5400ヤード
 ドライバーの飛距離175ヤードの場合4400~4600ヤード
 ドライバーの飛距離150ヤードの場合3500~3700ヤード
 ドライバーの飛距離125ヤードの場合2800~3000ヤード
 ドライバーの飛距離100ヤードの場合2100~2300ヤード

 確かにドライバーの飛距離が200ヤードしか飛ばないのに6500ヤードを超すコース設定でプレーしてもパーオンは無理だしパープレーは不可能です。ゴルフはパーに挑戦して行くゲームだけに飛距離の落ちてきたシニアゴルファーや体力のない女性ゴルファーでもパープレーが可能である最適なコースの長さを選んでプレーすることを勧めています。