マナー知らずは敬遠されます。

 昨日は奈良県のゴルフ場支配人会のOBと現役の交流会がオークモントゴルフクラブで行われ、旧交を温めてきました。OBのほとんどは65歳以上のシニアがほとんど。スコアはさておき、いつまでも元気にゴルフを楽しめることに感謝していました。

 年寄りゴルファーにとっては、スコアよりも元気に仲間とゴルフを通じて和気あいあいと過ごせることが大きな喜びです。支配人として数多くのゴルファーの生態を見聞してきてるだけに、昨今のゴルファー気質の変わりように苦言を呈す人もいましたが、技量よりもゴルファーとしての人間性に優れている人が尊敬に値すると口をそろえていってました。

 いくらゴルフが上手くてもマナー知らずの独りよがりは敬遠されます。昔読んだ本に「マナー知らずは人に嫌われ、仲間が少なくなりゴルフに誘われなくなります。それは人のプレーを妨げ、人を不愉快にさせるからです。ゴルフは誰でもが誰とでも一緒にゲームを楽しめるスポーツです。シングルとビギナーでも男性と女性とでも、さらには若い人とお歳を召した人とでも一緒にプレーを楽しむことができます。そのためにはゴルファーとしてのマナー・エチケットをちゃんとわきまえてることが前提条件となります。マナーにはその人の人格が表れる」(鈴木康之著・ピーターたちのゴルフマナー)と書いてました。

色づきの悪い今年の紅葉。

秋の深まりととともに緋色に色づく秋の紅葉シーズンですが、今年の紅葉の色づきは悪いようです。夏場の暑さや10月末まで夏日が続くなどの影響で枯れてしまったり色づきが悪いのは、今年の異常気象の影響のようです。

 11月末に迎える紅葉のピークですが、ゴルフ場内のもみじやカエデなども色づきが悪く(写真)、来場される皆さんから「今年の紅葉は色づきが悪いですね。」とよく言われます。

 色づきの悪いのは10月以降でも気温25度を超す夏日が続いたのと夏場の異常な高温と残暑が長引いた影響だといわれてます。

スタート前に十分な準備運動をして下さい。

 この数日で気温が一気に下がり秋を飛び越えて冬を迎えたようです。急激な気温の変化で体調を崩すことがあります。とくに心臓や高血圧の持病をお持ちの方、心筋梗塞や脳梗塞など発症することがあります。寒い冬のゴルフはしっかり体調管理をしてゴルフを楽しんでください。

 寒い冬のゴルフはスタート前には十分なストレッチや準備運動をして体をほぐすようにしましょう。暖かいレストランでスタート直前までお茶を飲み、スタート直前に「寒い、寒い」と体を丸めながら1番ホールへ行くのは、ケガや事故のもとです。

 暖かいクラブハウスから寒い屋外に急に出ると体内の血管が委縮して心臓や高血圧に持病をお持ちの方は、心筋梗塞や脳梗塞など発症することがあります。寒い屋外に急に出ていきなりスイングすると体に負担がかかり血圧が急激に上がり心臓に負荷がかかり心筋梗塞や脳梗塞を発症し死に至ることもあります。
 
 体験者の話によると前兆として足元が何かフラフラする、雲の上を歩いてるような気がするそうです。さらに動悸が激しく息苦しくなったり、立ち眩みや吐き気がしたり気分が悪くなったりします。かくいう私も今週はじめにこの症状を経験しましたので、気をつけて下さい。

13番グリーン横の磨崖仏の供養を行いました。

 今日11月13日、13番ホールのグリーン横に祀られている磨崖仏などの石仏の供養を東大寺塔頭新禅院住職・筒井英賢師(東大寺長老・筒井寛昭理事長のご子息)を導師にお迎えし執り行っていただきました。供養には遠山隆重代表理事、遠山彩子代表取締役をはじめコーススタッフが参列し午前9時過ぎから磨崖仏や多数の石仏の供養を行っていただきました。

 磨崖仏や石仏はゴルフ場の造成時に13番グリーン周辺に散在していたものを一箇所に集めて祀っています。磨崖仏はいずれも室町時代に作られたものだそうです。浮き彫り仏の「阿弥陀如来像」を中央に、左側に磨崖仏の「不動明王」、右側に「六地蔵菩薩像」が鎮座されてます。13番ホールをホールアウトされたらグリーン右手前下の磨崖仏や石仏群をご覧になり手を合わせていただければ後半のプレーにご利益があるかもしれません。ぜひお参りを。

マナー・エチケットわきまえた真のゴルファー

 ゴルファーは常識をわきまえた紳士であると昔はよく言われたものですが、最近はマナー・エチケットに欠けるゴルファーが増えてきたように思います。

 シングルゴルファーであろうとマナー・エチケットが悪ければ尊敬されません。50年以上前のゴルフクラブのハンディキャップ委員会では、シングルハンディを認定する際には、ゴルフの技量以外にルール・マナー・エチケットをわきまえたゴルファーをシングルゴルファーに認定したものです。

 即ちシングルゴルファーはそのクラブの指導者的役割を果たすとともに、対外的にもそのクラブを代表する選手であると認識されるため、技量だけでなく品格まで求められました。そのためシングルゴルファーの称号はそれなりに価値がありました。

 逆に技量は劣っていても相手を思いやり尊重する心をもったスマートな振る舞いをする真のゴルファーをたまに見かけることがあります。

 プレー中はもちろんクラブハウス、ロッカーでの着替え、レストランでの食事、風呂等々あらゆるシーンで相手は従業員であれ誰であれ思いやり、尊重する心で接するジェントルマンゴルファーをたまに目にすることがあります。こうした真のゴルファーこそ尊敬に値します。私もゴルフは下手ですが品格ある真のゴルファーになりたいと常々思ってます。