昨日ハンディキャップ委員会が行われました。

 今年もいよいよ余すところ10日を切り8日。新年を迎えるための準備に大わらわです。開場以来毎月1日付けで発行している「事務局だより」新年号も年末に会員の皆様のお手元に届けるように原稿制作に大忙しです。今日、明日中に仕上げて休み明けの24日に出稿し28日に印刷納品というスケジュールです。

 昨日、新年度のハンディキャップを新定・改更するためのハンディキャップ委員会を開催し、当クラブをホームコースとしている会員の査定認定を行いました。委員会でいつも話題となるのは「ゴルフにおけるハンディキャップは果たしてゴルファー各人の技量に応じた適正なハンディキャップであるのかどうか」という点です。

 ゴルフはハンディキャップを活用して年齢、性別を超えて様々なレベルのプレーヤーが同じフィールドで公平に競い、楽しむことができるという点でほかのスポーツにはない魅力ある素晴らしいスポーツであることに間違いはありません。しかしながらゴルフはその日の調子(体調、技術、メンタルも含めて)でスコアは、プロでも10アンダーが出ることもあれば10オーバー叩くこともあります。ましてやアベレージゴルファーなら蓋を開けてみないと分からないのが現実です。

 クラブ競技でネット60のお化けスコアが出て「この人のハンディキャップは甘すぎる。ハンディキャップ委員会はもっと厳しく査定すべきだ」などという喧しい声をよく聞きます。しかしわが身に置き換えて冷静に自分のハンディキャップとスコアを思い浮かべてください。シングルゴルファーとはいえ90を叩くこともあるし、常にパープレーのネット72前後でプレーしてるでしょうか?

 ゴルフには「たら、れば」は禁句ですが、プレーの結果(スコア)は「たまたま」パットがよく入って好スコアにつながったり、「たまたまグリップが緩んでティーショットOBだったり、たまたまショートパットがカップにけられて大叩き」など「たまたま」の偶然性の高いスポーツでもあります。これを一律にハンディキャップ規定で査定したところで正確公平な数字にはならないと思います。だからといっていい加減な査定であってはならないのは当然ですが、ハンディキャップの査定認定ほど難しいものはありません。

 「事務局だより」新年号には会員の皆様の来年度のハンディキャップ一覧が掲載されています。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇