ゴルフは贅沢な遊び?健全なスポーツ?

 今朝の日経新聞を見てると安倍首相が年末年始の休暇で神奈川県茅ヶ崎市内のゴルフ場で親族や秘書官らと今年最後のゴルフを楽しんだという囲み記事が載っていました。

 安倍首相は、首相就任前までは(社)日本ゴルフ場事業協会の理事長を務めるほどのゴルフ通でゴルフ好き。それだけに首相就任後のゴルフは激減し、この1年で15回目のゴルフだったそうです。

 年末年始の休暇中のゴルフとはいえ、もし大事件や大事故が勃発したらメディアの格好の餌食になるのは間違いありません。森元首相が休日にゴルフを楽しんでいた時に、ハワイ沖で愛媛の高校生の実習船が浮上してきた米軍の原子力潜水艦に衝突されて沈没した大事故で、そのままプレーを続けたことに対してメディアは非難の集中砲火を浴びせ退陣に追い込んだことがありました。

 ゴルフ=贅沢な遊びというメディアの誤った認識こそが、老若男女が楽しめる健全なスポーツ=ゴルフを阻んでいる元凶だと思います。来年4月に消費税が8%にアップされるにもかかわらず「ゴルフ場利用税」は存続し、ゴルファーは二重課税を余儀なくされます。利用税撤廃が実現しないのはゴルフ=贅沢な遊びという国民感情を煽動するメディアの偏見が根底にあるのかもしれません。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇