インタークラブ予選、2年連続ならず6位に終わる。

本日は関西ゴルフ連盟主催のインタークラブ競技予選が各地区で行われました。奈良柳生CC(岡崎耕司、向山昭三、大久保憲一、南憲司、寺嶋亨、清光英成選手)は奈良西地区(於・秋津原GC)で、昨年に続き2年連続優勝で決勝進出を目指しましたが、各選手とも難しいピンポジションに3パットを連発するなど苦戦しトータル406で6位に終わりました。

優勝はパープレーの72でベストスコアを獲得した増田昭彦選手を擁する木津川CCが395で決勝進出を果たしました。2位は396の奈良CC、3位は秋津原GCの400でした。この結果、木津川CCと奈良CCが9月12日によみうりCCで行われる決勝大会に奈良西地区代表に決まりました。

参加クラブの成績は下記の通りです。

①木津川CC395
②奈良CC396
③秋津原GC400
④奈良国際GC403
⑤法隆寺CC404
⑥奈良柳生CC406
⑦奈良ロイヤルGC411
⑧飛鳥CC413
⑨奈良万葉CC418
⑩ディアーパーク419
⑪シプレCC420
⑫花吉野CC424
⑬奈良の杜GC424
⑭新奈良GC426
⑮吉野CC433

成績表はこちらからご覧いただけます[PDF]

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ボールマークの修復はプレーヤー自身が。

 雨の日が続くとグリーン面は柔らかくグリーンを捉えたボール跡即ちピッチマークの凹みが見事に残ります。グリーンに傷つけたピッチマークは、プレーヤー自身の責任において必ず修復するようにしてください。後のプレーヤーのためにも、あるいはグリーン面の芝の保護の面からもグリーンフォークで丁寧に修復するように心がけてください。そのためには、プレーの際には必ずグリーンフォークをポケットに入れておくように。

 うっかり忘れて自分がつけたピッチマークをティーペッグで直している人がいます。密集してきれいに刈り込んでるグリーン面の芝を太いティーペッグでかき寄せたりすると、芝の根を切ったりしてしまいます。一時的に凹みは修復できたように見えますが、半日もすればその部分は枯れてしまい、翌日以降は凹みが残ったままになってしまいます。

 グリーンフォークを忘れてスタートしてもキャディにいえばお客様用のグリーンフォークを必ず数本持参してますので、遠慮なく声をかけて頂戴すればいいのです。

 ピッチマークの修復は芝の根を切らないように凹みの周囲の芝を四方からかき寄せること。そうすればやや凸に盛り上がります。これをパターのソールでトントンと押さえれば跡形もなく消えきれいなグリーンに戻ります。けっして凹みをグリーンフォークで掘り起こすように持ち上げないこと。これをすると芝の根をちぎってしまうことになります。ピッチマークの外側から丁寧にかき寄せて凹みを埋めるようにしてください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

夏らしいコース写真がUPしました。






 写真家・柴田ヒデヤス氏が夏のコース写真を撮影してくれました。芝の緑と青空に白い入道雲が浮かぶコントラストが夏らしさを象徴しています。数多くの写真の中から5枚ピックアップして本欄で紹介します。いずれホームページに「奈良柳生カントリークラブの四季・夏編」として紹介する予定です。お楽しみに。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇 

女子プロ選手権予選会によるホールの難易度。

  当クラブで8月12日に行われたLPGAの「第47回日本女子プロゴルフ選手権 コニカミノルタ杯 関西地区予選会」の全選手スコアのホール・バイ・ホールのデータを基にしたホール難易度がLPGAより送られてきましたので紹介します。

当日は6429ヤード、パー72のセッティングで79名の女子プロが出場しました。トップはアウト32、イン33、トータル65の7アンダーをマークした園田絵里子で、アンダーパーをマークしたのは29名でした。そのうちの上位11名(70カウントバック)が予選を通過しました。出場選手のトップが65でワーストが81、平均ストロークは72・9621でした。

ホールの難易度では、もっとも難しかったのは5H(388ヤード、パー4)で3バーディ、22ボギー、1トリプル、平均4・1899のスコアでした。2番目は15H(376ヤード、パー4)で4バーディ、21ボギー、2ダボ、平均4・2658でした。3番目が7H(196ヤード、パー3)で8バーディ、23ボギー、1ダボ、1トリプル、平均3・2532でした。

逆にもっとも易しかったのは8H(509ヤード、パー5)で23バーディ、8ボギー、平均4・8101のアンダーでした。続いて18H(511ヤード、パー5)が17バーディ、7ボギーで平均4・8734でした。

難しいホール順に18ホールを紹介します。( )内はヤード、パー、平均スコアの順。
①5H(388ヤード、パー4、4.2785)  ②15H(376ヤード、パー4、4・2658)  ③7H(196ヤード、パー3、3・2532)  ④3H(374ヤード、パー4、4・1899)  ⑤10H(379ヤード、パー4、4・0759)  ⑥17H(367ヤード、パー4、4・1266)  ⑦9H(376ヤード、パー4、4・0886)  ⑨14H(170ヤード、パー3、3・0380)  ⑩16H(154ヤード、パー3、3・0380)  ⑪11H(515ヤード、ぱー5、5・0000)  ⑫4H(152ヤード、パー3、2・9873)  ⑬6H(379ヤード、パー4、3・9620)  ⑭13H(356ヤード、パー4、3・9494)  ⑮12H(346ヤード、パー4、3・9367)  ⑯2H(517ヤード、パー5、4・9241)  ⑰18H(511ヤード、パー5、4・8734)、⑱8H(509ヤード、パー5、4・8101)
※14H、16Hの平均スコアは同スコアですが、バーディ数、ボギー数、ダブルボギー数により順位差をつけました。

ホール難易度表はこちらからご覧いただけます。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

65で首位の園田絵里子ら11名が本戦出場権獲得。




 本日はLPGAの「日本女子プロゴルフ選手権関西地区予選会」が行われました。前日の天気予報では午前中は晴れ、午後1時過ぎから雨が降るとの予報でしたが、未明から雨が降り続く悪天候。大会本部では雨雲レーザーを見て8時スタートを30分遅らせることにしましたが、雨の上がる気配はなく再度1時間延長し9時30分にスタートすることに決定。幸い9時過ぎから雨も上がり9時30分、アウト、インから27組79名が順次スタートして行きました。

 大会本部の好判断でスタートの1組目から最終組までほとんど雨は降らず、途中から日差しが出る天候の中、熱戦が繰り広げられました。思わぬ早朝の雨のため5時から予定していたコース作業も悪天候の中、グリーンの刈り込み、カップ切り、転圧作業などベストの状態でプレーしてもらおうとコーススタッフ総出で頑張ってくれました。努力の甲斐あってグリーンスピードも9・5フィートを確保し、悪条件の中でプロ競技レベルのコースコンディションを提供することができました。

 競技は6429ヤード、パー72。上位11位までが本戦進出の権利が得られるとあって白熱した争いが繰り広げられました。アウト最終組でスタートした園田絵里子は2番から3連続バーディーなど4バーディ、ノーボギーでアウトを32、インに入っても3バーディー、ノーボギーの素晴らしいゴルフで7アンダーの65をマークしトップで本戦出場権を得ました。2位には34、33の67をマークした山里愛が入りました。3位タイには69の中園美香、小橋絵利子、小林瑞歩が入り以下2アンダー70までの11名が予選通過、本戦出場の「切符」を手に入れました。

 11名の選手には9月11日から兵庫県の美奈木ゴルフ倶楽部で行われる第47回日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯で活躍されんことを期待したいと思います。

第47回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯地区予選会成績表

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

明日は日本女子プロ選手権関西地区予選会。

 
 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)主催の「日本女子プロゴルフ選手権大会」の関西地区予選が明日12日に当クラブで行われます。本日は指定練習とレジストレーションのため出場選手全員が来場。レジストの手続きと真剣に練習ラウンドに励んでいました。明日の予選会には79名が出場します。

 LPGAから寺沢範美トーナメント・プレーヤーズ・ディビジョン担当理事、森岡まゆみ、大城恵美子、田中裕子、千原真弓競技委員、事務局から小池新TPD担当が来場され、当クラブから小生と鈴木健二グリーンキーパーを交えて午後から最終の打合せを行いました。

 出場選手の確定人数、ローカルルールの追加事項、グリーン、ティーグランド、フェアウェーの刈り高、バンカーの整地作業等々の確認を行いました。昨日、一昨日の台風に伴う大雨でグリーンのコンパクションやスピードが当初のセッティング予定より下回りそうですが、できるだけ当初予定の10フィートのグリーンスピードに近づけるようベストを尽くすと鈴木グリーンキーパー。

 ところで8月8日~10日までの奈良柳生CCの総雨量は273ミリだったと鈴木グリーンキーパーから報告を受けデータをもらいました。これによると1時間に38・5ミリの最大降雨量を記録したのは8月9日の13時~14時でした。9日は台風11号の進路が九州南部から四国方面に近づきつつあり、大雨に注意するよう気象情報がTVなどで流されていました。このため、奈良県下ゴルフ場はもとより近畿のゴルフ場の多くはキャンセル続出で゛自然クローズ゛となりました。

 グリーンキーパーが見せてくれたデータによると、8月9日の6時~7時までの降雨量は11・5ミリ、以下1時間ごとに14・5ミリ、32ミリ、22ミリ、12ミリ、18・5ミリ、15ミリそして13時~14時の38・5ミリで6時から14時までの間に168・5ミリの大雨を記録しました。台風11号接近による大雨予報でキャンセルが続出し天気予報による風評被害だなどと思っていましたが、こうしたデータを確認すると雨によるクローズも致し方ないかと得心せざるを得ませんでした。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

週末に来襲、恨めしい台風11号。




 台風11号の影響で昨日は、奈良県下のゴルフ場のみならず近畿各地のゴルフ場のほとんどが雨のためクローズになりました。昨日は台風が近づいていることと相まって近畿地方全域で大雨だったため、キャンセルが続出しクローズにせざるを得ない状況でした。

 本日(10日)は午前6時過ぎに四国高知の安芸市付近に上陸し、来場されていたお客様も「これから風や雨がひどくなる」とのことでほとんどの方がお帰りになりましたが、台風は四国を横断し兵庫県を日本海に進路を向けているので「さほどひどくはないだろう。せっかく来たのだからスタートしよう」という剛の方もあり雨の中を6組のゴルファーがプレーされました。お盆休みが始まった昨日の土曜日と今日の2日間、ほぼフルエントリーだっただけに当クラブだけでなくどこのゴルフ場も残念だったと思います。

 明日、明後日と日本女子プロゴルフ協会(LPGA)主催の「日本女子プロゴルフ選手権」の関西地区予選会の指定練習と予選会が行われます。この準備のため本日、LPGAから競技委員の森岡まゆみ・田中裕子プロと事務局の小池新氏がコースセッティング等の準備のために来場されました。お互い、台風が去った後の開催で良かったとホッとしています。

 今日の台風による大雨でほとんどのバンカーに水が溜まっているため、2時過ぎからコーススタッフ総出で水の汲み出し、バンカーの整地など明日の練習ラウンドに支障のないように作業を進めています。

 ※写真は水が溜まったバンカーとポンプで水を汲み出し作業をしているところ。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ホームページのコース案内が変わりました。

 あるメンバーから「奈良柳生CCのホームページのコース案内が略式化されたレイアウト図だけで、あとは文章による説明ですが、あまりにもお粗末です。コースは常にコンディション良く、木も大きくなり風格も出てきているのですから、各ホールの動画か写真を入れてはどうですか?ビジュアルの時代に相応しいコース案内にしてください。」という指摘を受けていました。

 確かにホームページの「Course」を開くと、オープン前のパンフレット作成時のコースレイアウト図と高低差に、ホールの特色、コースの攻め方などを文章で説明したもの。指摘されたようにコースも18年を経て美しく緑が映え、コース内の樹木も大きく成長し名コースの評価を受けるようになりました。「フォトギャラリー」でも紹介してるように、絵になるコース写真が多数あります。

 そこでホームコースの「Course」の各ホールの案内にレイアウト図を省き、ティーグランドからの写真と残り100ヤード地点からグリーンを臨む写真をはめ込みました。レイアウト図と写真を差し替えるだけで趣きもコースの風格も見違えるにように変わりました。一度、ホームページを開いて「Course」をご照覧ください。

 今回はレイアウトと写真を差し替えただけですが、レイアウト図も新たに作り変えて全体をさらに良いものに仕上げていくべく計画をしております。行く行くは動画も入れてみたいなあと考えております。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

 

 

英国のリンクスこそゴルフコースの原点。

 全英オープンを今年もTV観戦しました。期待の松山英樹や石川遼ら日本人選手も果敢に挑みましたが、あのタフなリンクスに返り討ちにあってしまいました。

 毎年、全英オープンが行われるリンクスは、アメリカや日本のゴルフ場のように人工的に整備されたゴルフ場とは違い、潅木、草むら、クリーク、穴地といった自然の地形を100%生かしたネイチャーコースです。これに加えて強い風や雨などの自然現象を含めて戦わなければならない。庭園化された日本のゴルフ場で育ち、主戦場として戦う日本人プロが1週間前にリンクスにきて数回の練習ラウンドで勝てるほど甘くはない。

 ゴルフ作家・鈴木康之氏はリンクスのことをこう書いてます。

「英国ではリンクスコースのことをネイチャー・コースといい、人工的なコースとは同一視しない。ここにみだりに人工的な手を加えることは神物冒涜だといまだに言われている。ネイチャー・コースの地上にある隆起、穴地、クリーク、潅木などのすべて、風、雨など空中に起こるすべてはゲームに欠かせないハザードであり、愉快の要素として楽しむ。自然のアンジュレーションを生命とする球技はゴルフしかないのではないだろうか。

 リンクスから世界にゴルフが広がった過程で、コースは庭園化した。ネイチャー・コースがあまりにも困難なために、易きに走った。それでもなおゴルフ・プレーはままならない。ゴルファーたちはプレーの仕方すらも易きに走りたがってきた。今日私たちいるのはそうした過程の先にある世界だと考えてチェックし、本来を忘れないように努める必要がある。

 野っ原があり、ここがグリーンと場所を定め、穴を一つ空ければホールとなってゴルフができる。3ホールもあれば十分だ。六回まわれば正規の1ラウンドだ。クラブハウスはいらない。友だちがいればいい。取り決めは、ボールを打って、より少ない打数で穴に入れたほうが勝ち。いったん打ち出したらボールには触らない。打てないところに転がったら、罰打を払い、有利にならないところから打ち直してプレー続行。そうと決めたら握手してティーオフだ。これがゴルフの原点である。今でもこれで十分である。」

 易きに走らないノータッチ、自分に厳しくこそがゴルフの精神であることを忘れず楽しんでください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇