ゴルフルールで疑問に思うこと。

2月も終わり今日から3月です。寒々としていた2月のゴルフ場でしたが、3月の声を聞くと皆さんゴルフの虫が騒ぐのかエントリーも活発に入ってきています。いよいよ球春到来です。

ところでゴルフルールについて日ごろから疑問に思うことがあります。グリーン上のピッチマーク(ボールマークともいう)は直すことがルールでは許されています。許されているというよりもマナー・エチケットで自分がつけたピッチマークは直さなければならないはず。

しかしながら、先行組のプレーヤーがスパイクを引きずったりした引っかき傷を直すことをルールは認めてません。なぜなのか私には理解できません。会合などで関西ゴルフ連盟の競技委員の方と一緒になる機会があった時に、その疑念を伝えると「私もスパイクシューズ跡の修復がなぜルール違反になるのか判りません」と明快な答えを返してくれません。

グリーンの芝の不整の修復に関してピッチマークがよくてスパイクの引っかき傷などを直すのがなぜいけないのか理解できません。スパイク跡の修復が駄目なら、悪意?あるプレーヤーが後続組のプレーヤーに対する嫌がらせ、あるいは不利なグリーン面を意図してスパイク跡をつけて行くことも可能です。

もちろんゴルファーはみな誠実で不正を行わない性善説が前提ですから、そのような行為・行動はしないと思いますが・・・・・。

当クラブの二人のプロにスパイクの引っかき傷などを直してはいけないルールの根拠は何か?と問うと二人とも「なんででしょうね。私らも判りません。パットライン上の不整を直すことが特別有利になるとも思いませんけどね」の答え。

なぜライン上のスパイク跡などの修復をしてはいけないのか、どなたかご存知であれば教えてください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

コメントは受け付けていません。