値段高騰で遂に鰻重がメニューから消えます。


鰻の稚魚が激減し鰻の卸値、仕入れ値が一向に下がらず、逆に値上がりが続いています。当クラブレストランでも人気の「鰻重」(2,800円)が来月からついにメニューから消えます。「鰻重」は当初1,800円だったのですが、仕入れ値の値上がりなどで2400円に値上げしさらに2,800円になり今日に至っています。2,800円に値上げしても鰻好きにとってはたまらない一品だったようです。昼食に2,800円は贅沢といえば贅沢なのですが、コンスタントに注文がありました。

しかしながら「2,800円では、もう採算が合いませんし、3,500円に値上げしてももう駄目です。」と「鰻重」をメニューから消さしてほしいと料理長からの訴えがありました。鰻の稚魚の不漁で卸や仕入れ値はここ数年うなぎ上りの高騰が続き、鰻丼や鰻重が2倍、3倍の値段になったにも関わらず採算が合わないと鰻専門店の閉店が相次いでいるとか。こうした事情を知るだけに「鰻重」を値上げしてでも提供してほしいとはいえず、認めざるを得ませんでした。
当クラブレストランの「鰻重」は生きたままの鰻を仕入れ、料理長が厨房でさばくなど手間ひまかけた一品だけに、鰻好きのゴルファーには人気のメニューとして注文が多く残念です。

 

12月の新メニュー「旬菜膳」は寒い冬にぴったりの「かにの雑炊」が登場します。ぜひご賞味ください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇