「ゴルフ場安全月間」実施中。

 今月は関西ゴルフ連盟(KGU)加盟ゴルフ場では従業員の労働災害防止のための「ゴルフ場安全月間」を実施しています。これはKGU支配人会がゴルフ場で働く従業員の労災事故を防止するとともに、安全に対する高揚と啓蒙をはかるために毎年5月と11月の2回「ゴルフ場安全月間」を行っています。

 今年1月1日~9月30日までの東近畿地区(大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山)加盟のゴルフ場の労働災害事故は58件発生しており前年同期比で1件の減少となっています。

 ゴルフ場での労災事故の多くはキャディ部門で、約半数を占めています。この要因はキャディの高齢化や業務不慣れによる滑った転んだといった「行動」による災害が全体の約7割にものぼっています。

 一方、コース管理も18件発生しています。コース部門の労災事故は、各種機械や軽トラ、重機などを使用するため、単純な操作ミスによる災害がほとんどですが、労災事故が発生した場合の事故の度合いは大きく死亡事故など重大事故につながります。

 当クラブでは11月の「安全月間」だけでなく毎月、安全衛生委員会を開催し継続的に労働災害発生防止のための教育と意識の徹底をはかるべく指導に努めています。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

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