グリーンのクォリティーが一段とアップ。

 10月第1週の日曜日は、関西ゴルフ連盟加盟コースのほとんどはクラブ選手権とシニア選手権の予選を開始します。当クラブもクラブ選手権には前年のチャンピオン・南憲司さんをはじめ9組35名が、シニア選手権には4組15名の選手が出場して予選が行われました。

 今年度のクラブチャンピオン、シニアチャンピオンを決める文字通りクラブNO1を決めるビッグ競技だけに万全のコースコンディションに仕上げるため、グリーンキーパーをはじめコーススタッフ全員が8月後半から9月にかけて作業に尽力してくれました。

 とくにグリーンについては昨年から開場以来のペンクロスのグリーンが疲弊し表面にアントシアン(色むらによるブチ模様の濃淡)が目立つようになってきたために、キングピンというニューベントの種をインターシードしグリーンのクォリティーを上げるようにしました。インターシードは予想以上の効果を上げました。7月・8月の猛暑と晴天続きで雨が降らない水不足の厳しい気象条件でしたが、どうにか無事に夏を過ごしました。

 人間同様に夏バテしたグリーンを回復させるために施肥などの更新作業はもとより、今年も9月中旬にグリーンにキングピンの改良種(ピンアップ)をインターシードしました。播種したピンアップは順調に芽吹きペンクロからニューベントへの切り替えは順調に進捗し、色も鮮やかで美しく、何よりもボールの転がりがスムースでクォリティーも高い仕上がりになっています。クラブの実力NO1を決めるに相応しいステージを用意することができました。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇