3番ホールのグリーン右サイドのバンカー周辺の裸地箇所の改修工事が終わり芝張り作業も予定通り進捗しています。グリーン右手前から右奥の2つのバンカー周辺は、樹木の影響で日陰と排水不良などにより裸地箇所になりやすく、右奥バンカーの周辺は苔で覆われるなど奈良柳生CCらしくない醜い状況でしたが、今回の改修工事で原型通り美しいグリーンサイドに再生することができました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
先週の週末は2週続けてのドカ雪でしたが、先週の火曜日くらいから比較的暖かい好天気が続いています。そろそろ春の更新作業に取り掛かるべく、昨日のクラブ休場日から法面の除草剤の散布、フェアウェーのバーチカル(写真)に着手しました。
今春の4月8日には男子ツアーの「関西オープンゴルフ選手権」の第一次予選が当クラブで開催されますので、例年より若干早目にフェアーウェーのバーチカルに取り掛かっています。バーチカルとは芝の刈りかすで層が厚くなり排水性が悪くなっているため、芝の根を鋤(す)かして排水・透水性をよくするとともに、芝の根に太陽の光を吸収させ成長促進させるなどの効果があります。春のゴルフシーズンを前に、グリーンやティーグランドのコアリングや肥料散布などコースの更新作業が本格化して行きます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日は、台風24号の影響で奈良市内は10時過ぎから約1時間、前が見えないくらいの豪雨に見舞われ、1時間の降水量が40ミリ弱。10月としては観測史上最大の雨量を観測したそうです。たまたま昨日、ラウンドしていましたが、7番ホールを終えたとたん前が見えないくらいの大雨で、プレー続行不可で8番ティーグランド横の避雷小屋で雨の通り過ぎるのを待ちました。約1時間後、西の空が青くなりプレー再開。その後は青空が広がる快晴の下、プレーを楽しみました。
それにしてもこの異常気象はどうなっているのでしょう?新潟県糸魚川市では最高気温が35・1度の猛暑日を記録。奈良市内でも午後には30度に近い季節外れの暑さで、まさに真夏日でした。10月に真夏日や猛暑日を記録するなど10月の国内観測史上最高を更新し、この調子で行くと秋がなく夏からいきなり冬が来そうな気象状況です。
コースのグリーンも涼しくなって回復する見込みが、いつまでもこの暑さでは弱ったままで芝の病気など発症し易くなっているだけに、例年になく綿密なメンテナンスが必要だと注意しています。とくに秋のグリーンは高速グリーンを求められるため、低刈りやグリーンスピードを上げるためローラーを頻繁にかけたくなりますが、繊細なグリーンにあまり無理をさせないように指示しています。メンバーの皆様もこうした事情をご賢察いただき高速グリーンをむやみに求めないよう、お願いします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
梅雨明けしたと思ったら連日の猛暑日となりベントグリーンの維持管理は大変です。日本の高温多湿の影響でこれからは炭疽病やダラースポットなどの病気が発生しやすくなります。関西社会人ゴルフが終わり、8月第1週の日本ゴルフツアー機構(JGTO)のクォリングファイトーナメント1stステージまでは、グリーンスピードも無理をせず刈り高を上げ、芽数を減少させないようにします。芽数が減少すると藻類が発生しやすくなり健全なグリーンを維持できなくなってしまいます。さらに昨日から6ミリのタインでフォーキング(穴明け)しています。厳しい夏の暑さに耐えるグリーンの維持管理にグリーンキーパーは日々努力してくれています。
※写真はフォーキングされた練習グリーン。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日のブログで春の大掛かりなコースの更新作業は完了しましたと報告しましたが、グリーンキーパーに聞くと、これからは雑草の除去や肥料散布などまだまだやらなければならない作業が目白押しだそうです。
今後の予定としては法面のラフ(16万5千平米)の除草剤散布に追肥(尿素)を行わなければなりませんし、グリーンの病気(炭疸病やダラスポット等)の予防のための農薬の予防散布を実施するなど病気発生前の対策を講じ、病気を出さない芝作りに注力して行かなければなりません。
5月の連休明けから急に気温が上がり、真夏日に近い天候が続いたため、芝の伸びが著しくフェアウェーや法面ラフの刈り込み作業など、朝早くから夕方遅くまでコーススタッフはフル稼働しています。
これからは梅雨、そして夏の到来に向けて良好なターフを維持するための準備と作業にコース部門は追われています。とくにグリーンキーパーは身も心も休まることがないシーズンに突入しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
コースの更新作業、とくにフェアウェーの目砂散布は予定より10日ほど遅れて完了しました。グリーンもなかなかスピードが上がらず、グリーンキーパーもあの手この手とフォーキングをしたり、バーチカルをかけたりしてグリーンスピードを上げるべく尽力しています。ここにきてようやく9フィート前後の"ふつう"のスピードが出るようになってきました。
今春のグリーンの更新作業は気温が異常に低かったり、高かったりしたせいか芝の生育が不調でどこのゴルフ場もグリーンが重くグリーンスピードが出ず苦労しているようです。5月26日からクラブ3大競技のひとつ理事長杯が行われます。この理事長杯予選に合わせてグリーンキーパーも9・5~10フィートのスピードを出すべく日夜努力をしています。
※写真はフェアウエェ-の目砂散布が終わった9番ホール。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・坂口 勇
フェアウェーの目砂散布機が故障して2日間のクラブ休場日を利用して、予定していた目砂散布のスケジュールが大幅に狂ったと鈴木グリーンキーパーから報告がありました。15番ホールのフェアウェーの目砂散布中に散布機の右車輪がホィールごと破損し外れてしまいました。16年前の開場当初から使用しているための老朽化によるものと思われますが、16年前のモノといっても1年に1回しか使わないので、ぼろ雑巾のように使い古した骨董品?というモノでもありません。
T社製の機械で型番が古くて部品の手配が間に合わず、近隣のゴルフ場で同型の散布機を使用している所を鈴木グリーキーパーが自分の伝手であちこち電話しようやく見つかり、ホィールとタイヤを今朝借りに行くことになりました。
2日間の休場日にあらかた目砂散布を終える予定の段取りが大幅に狂い、今日から最終スタート後に1ホールか2ホールづつ進めて行くことになりました。当初予定の今週中に終える算段が大幅に変更になりましたので、まずはお詫びとご報告をいたします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
大型連休も終わりゴルフ場にとってもホッとひと段落です。明日、明後日とゴルフ場は休場日で従業員にも英気を養ってもらうために数少ない連休にしています。一方、コース管理はこの2日間の休場日を利用してフェアウェーの目砂散布を行います。
今年は5月といえども気温が低く芝の生育が若干遅いように感じます。しかしながらフェアウェーの芝もいよいよ青くなり青い芝がどんどん伸びだしてきました。芝の生育もかなりしっかりしてきましたので、バーチカルの後、目砂散布を今日のプレー後の1番ホールから開始しました。プレーヤーのいない2日間でかなり作業がはかどりますが、18ホール全て散布するには今週の木曜日か金曜日ころまでかかる見込みです。
何しろ500トンの砂を散布して行きますので、なかなか大変な作業です。目砂が入った後は、プレーヤーから「全面バンカーやな」とよく揶揄されますが、できるだけ薄くなるように、芝に刷り込んで行くよう作業させています。芝の生育が旺盛になるこの時期が最もベストだとされています。砂代だけでも大変な費用ですし、できることなら目砂散布はしたくないのですが・・・・・。そうもいきません。奈良柳生カントリークラブのコースコンディションは超一級と評価されているだけに、手抜きはできません。
目砂を散布することにより、フェアウェーの表面の不陸(凹凸)を均一にし、サッチの分解、透水性など芝の健全な生育を助成します。目砂散布後のプレーはいく分、球趣を削ぐかもしれませんが、暑い夏を越して1年間のフェアウェーコンディションを良好に維持するための更新作業です。ご了承ください。
※写真は本日の3時過ぎから始めた1番ホールの目砂散布の模様。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇