前回のブログでディボット埋めについて書きましたが、最近のゴルファーは、ディボット埋めやバンカー均しをするのはキャディの務め「自分はお金を払ってプレーしているのだから、そういう作業はキャディやコースの作業員がするのが当然。われわれはお客様なのだから・・・・・」と平然という方がたまにおられます。
ゴルファーは、まずマナー・エチケットを何よりも優先されます。ゴルフ規則第1章エチケットでコース上での心得として「コースの保護」が明記されています。
「バンカーは、バンカーから出る前に自分が作ったバンカー内の穴や足跡は勿論、近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである」と。また「ディボット跡やボールマークなど自分たちの作ったディボット跡(略)を入念に直しておくべきである。」ともゴルフ規則には書かれています。
ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏は「ディボットとディボットマーク(跡)を放置していくな」にこう記してます。
後続のプレーヤーのナイスショットしたボールが、そのディボットマークに入ることもある。不運な後続のプレーヤーは不愉快ながら、そのまま打たなければならない。不運は天が人に与えるものである。人には別なゴルファーに不運を与える権利などはない。あなたが被害者になった場合の腹立たしさを想像しただけでも、なにをすべきかは明瞭である。
そういう想像が働かない人、想像を怠る人、たとえ想像してもリアリティを感じない人、こういう人たちにはゴルファーとしての資質が欠落している。(ピーターたちのゴルフマナーより)
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇