暇つぶしにお読みください。

 8月1日に梅雨明けしましたが、そのあとは一気に気温が上がり35度を超える真夏日が連日続いています。今年の夏は阪神甲子園球場で行われている恒例の全国高等学校野球選手権も中止になり何だか寂しい夏休みです。加えてコロナ禍もありこのお盆期間も帰省や家族旅行が自粛となり味気ない休暇を送られているのではないでしょうか。

 本日のブログは自宅で暇を持て余している方に、ゴルフの蘊蓄(うんちく)を紹介しますので暇つぶしにお読みください。

 ゴルフのクラブはなぜ14本以内と決められたのでしょう。ラウンドで使用できるのはパターを含めて14本というのはゴルファーなら誰でも知っていることですね。14本以内に決められたのはいつか?ご存知ですか。1938年にルールで定められたそうです。82年も前のことなんですね。

 それ以前はクラブの本数制限はなく何本でもOK。多い人は30本近いクラブを持ってラウンドしていたという記録が残っています。20本以上のクラブを持ち運ぶキャディも大変だし、次のショットで選ぶクラブに時間がかかり過ぎるなどの理由から本数制限をルール化することになったらしい。

 では、なぜ14本になったかについては諸説あります。戸張捷監修の「ビジネス教養としてのゴルフ」で、そこのところが書かれていたので以下、紹介します。

 クラブの本数制限を決める議論が進む中で各ゴルフコースがキリのいい1ダース(12本)にパターを加えた13本はどうかと主張した。しかしキリスト教圏の人々にとっては13本は不吉な数字であったため14本になったという説がよく知られている。

 1936年にアメリカで開催された男子アマチュアのチーム対抗戦「ウォーカーカップ」で、アメリカのボビー・ジョーンズとイギリスのトニー・トーランスが、クラブの本数制限の話をした記録がある。ジョーンズは16本のクラブを使用し、トーランスは12本だった。それで二人の中間の14本が良いということになり、トーランスがR&Aに進言して14本になったという説もある。

 近年のゴルフ史研究家の間で有力な説を紹介しよう。スチールシャフトの出現で1930年代にアイアンに番手が刻まれるようになった。1本目のドライバーを220ヤードとして、そこから飛距離の差を10ヤード刻みにしてクラブを並べると13本目が100ヤードになる。使用しやすく現実的なセッティングを考えると、これにパターを加えた14本がベストというわけだ。