ゴルフに出会えたことに感謝。

 ゴルフは面白く楽しい、だけでなく難しいし奥が深いスポーツでもあります。ゴルフというスポーツに出会えたことに感謝します。ゴルフを通じていろいろなことを教えられました。

 公正・正直・自制の精神を学びました。また挑戦・勇気・向上・計画性といった困難に立ち向かう精神力も養うこともできました。何よりもゴルフは人に対する敬意・思いやり・感謝といった寛容の精神を教えてくれます。

 ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏は「ゴルフとの出会いに感謝しよう」でこう書いてます。ゴルフができる幸せ、ゴルフと出会った幸運な人生に感謝しているなど七つの恵みと称して次のように書いています。

 まず、ゴルフができる健康な体であること。二つ目にゴルフができる家庭であること。三つ目は仕事の恵み。会社や仕事、商売に破綻があればゴルフどころではない。四つ目は、高いゴルフができる財布の中の経済力。五つ目は、一緒に遊んでくれる友だちがいるという恵み。六つ目は、コースの人たちだ。コースがなければゴルフはできない。そして七つ目の恵みは、ゴルフの先人たちである。かくも面白いゲームを編み出し、営々とその面白さを伝承してきてくれた先人たちに感謝しなければならない、と。

 ゴルフがシニア世代の健康管理のための年寄りのスポーツに成り下がっており、若年世代を取り込む名案がないままゴルフ人口が衰退しつつあります。業界挙げてジュニア育成などに注力していますが、アスリートゴルファーを育成するだけでなく、ゴルフを通じて得られる精神や人格形成に役立つことをアピールして小・中・高校生の体育のカリキュラムに組み入れてもらうような働きかけを日本ゴルフ協会など業界団体はするべきだと思います。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇