グリーンの更新作業(コアリング)。

 

 奈良市内の桜も散りはじめ葉桜になってきている所もあります。コース内の桜も花びらが風に舞い葉桜に移り変わろうとしています。コースの芝も日一日と青くなり緑の絨毯の様相を呈し気持ちの良い季節になってきました。

 コースの更新作業も従来ですと、グリーンのコアリングなど3月中に終えるのですが、今年は先週火曜日(4月8日)に行われた第80回関西オープンゴルフ選手権予選会に照準を合わしていたため、シーズン前の更新作業が例年より遅れ気味です。今週月曜日からグリーンのコアリング&目砂入れの更新作業を始めました。インコースはすでに完了しており、今日でアウトコースの残りのホールもほぼ終える予定です。

 関西オープンの予選とはいえプロ・アマの公式のオープン競技でしたので、グリーンのコンパクション(堅さ)24、スピード11フィートとツアー並みのコンディションに仕上げていましたので、今週のコアリング&目砂入れ後のグリーンに若干、落胆されるかもしれませんがご容赦ください。

 グリーンの更新作業でコアリング(写真上)は最も効果があるのですが、コアを抜き取った(写真中)後、コアの回収(写真下)、目砂入れそしてその擦り込みなど一連の作業に時間と労力を要すとともに、芝の回復力に時間がかかりグリーンのクォリティが一時的に劣るため、お客様には若干不興を買うことになります。

 なぜコアリングをしなければならないかといえば、グリーンの土壌環境の改善と透水改善を促進するためです。毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など様々な弊害が出るため、コアリングやムク刃エアレーションなどの更新作業を行う必要があります。

 とくにコアリングはサッチを抜き取るだけでなく、コアを抜いた後に砂をしっかり入れることで透水性の改善や芝の根の生育やサッチの分解を促進します。芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。グリーンキーパーは3ヶ月先、半年先さらに1年先を見据えて作業計画を組んで取り組んでいます。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

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