注目を集める削り出しの山田パター。

  安倍首相とオバマ大統領の日米首脳会談が先月行われましたが、安倍首相がオバマ大統領への土産として持参したパターがゴルファーの注目を集め今、注文が殺到して製造が追いつかないそうです。

 このパター、知る人ぞ知る日本の職人が作り上げた削り出しパターで、山形県にある山田パター工房のパターだそうです。ここのパター「エンペラー」を使ったライン・ギブソン選手が昨シーズンの5月にPGAの下部ツアーで55のスコアを叩き出したことから話題を呼び、それを知るゴルフ好きのオバマ大統領からそのパターのリクエストが内々あったそうな。

 その情報をキャッチした外務省が山田パター工房に安倍首相の土産としてオバマ大統領に贈りたいと同社に注文があったそうです。しかしオバマ大統領はサウスポーであるため、在庫がなくやむなく左利き用の在庫が1本あった「スティック・オブ・ライフ」を間に合わせで対応したというエピソードが週刊誌に取り上げられてます。高い精度が求められる削り出しパターが売りだけに、大統領の所望する左利きの「エンペラー」を時間をかけて山田パターでは現在、製作しているそうです。出来上がり次第ホワイトハウスに送られます。

 今回の日米首脳会談の報道の中で映し出された山田パターの贈呈シーン、目ざといゴルファーから同社へ世界中のゴルファーから注文が殺到しているそうです。美しいデザインもさることながら金型製造、手削り、精密機械削りのプログラミングまで一人で仕上げる山田パター、さぞかし値段は高いのだろうなと想像しましたが、どのモデルのパターも2万3100円(少し前まで1万9800円でしたが)と意外に安い?。注文殺到で手元に届くまでにかなりの日数がかかるようです。オバマ大統領御用達の山田パターとなれば2万、3万のプレミアがつきネットオークションに出てくるのではないかと思われます。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇