月ヶ瀬梅林の梅が咲き始めました。

  いよいよ新聞にも「梅だより」が載る時期になってきました。毎度毎度の寒い雪情報ではなく春を感じる梅情報を。JR西日本調べによる月ヶ瀬梅渓はようやく"咲き始め"との状況。このほかの奈良県下の梅の名所の開花状況は奈良公園 片岡梅林 咲き始め、賀名生梅林(五条)つぼみ、広橋梅林(下市口)つぼみ、菅原の里盆梅展(大和西大寺) 7分咲き、大和郡山 盆梅展 5分咲きといったところだそうです。

 当クラブから車で20分ほどの月ヶ瀬梅林は関西でも屈指の有名な梅林です。日本政府が最初に指定した名勝の一つだそうです。周辺は名張川をはさんで両岸に梅林が広がり、V字渓谷と梅林が渓谷沿いに広がる様から「梅渓」と呼ばれています。手に入れた観光ガイドによると、ここの梅林は1205年に菅原道真を尾山の産土神として、真福寺境内に祭祀して天神社と呼び、その神霊を慰める意味で道真の好んだ梅を植栽したことがはじまりと書かれています。

 月ヶ瀬で一番の梅の古木として文化財に指定されている「桃仙の梅」は樹齢600年と言われ、周辺には約1万3000本の梅が栽培されています。2月下旬から3月の中旬が見ごろだそうです。ゴルフの後に車で遠回りして観梅を楽しんでみてはいかがでしょう。当クラブから国道398号を東に走らせば川沿いをドライブしながら渓谷に咲く見事な梅林が車窓から望めます。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇