いよいよ明後日からQT1stが始まります。

 明後日の月曜日から奈良柳生カントリークラブでは、いよいよ日本ゴルフツアー機構のQTウイークです。8月29日はQT1stの指定練習日とレジストレーションが行われます。翌30日から9月2日(金)までの4日間、72ホールストロークプレーで1stステージが争われます。

 今年の夏は地球温暖化の影響でしょうか線状降水帯が日本列島各地を繰り返し襲来し甚大な被害を与えています。最近の雨の降り方が異常でバケツをひっくり返したような集中豪雨が襲い掛かってきます。

 このため水路が溢れたり地盤の緩い箇所の土砂崩れが頻発しています。こうした異常気象の今夏ですが、ゴルフ場のメンテナンスも大変です。集中豪雨による地盤の崩落や水路の決壊などはありませんでしたが、バンカーの流水跡の修復に追われたり、フェアウェーやグリーンの刈込みがなかなかできなかったりと大変でした。

 こうした状況の中で、QT1stを開催しなければならず、JGTOの競技委員長と打ち合わせたコースセッティングの状態にもっていくのは至難のワザです。とくにグリーンに関しては雨が多かったせいで病気が発生したり、グリーン面が柔らかく予定のコンパクション、グリーンスピードに仕上げるのに苦労しています。

 明日、JGTOの競技委員が習合し、コース視察の後、競技に関する打ち合わせを行います。全選手悔いのない戦いができるように最善の努力で求められているコースセッティングに仕上げるつもりです。

ゴルフ前日は深酒、睡眠不足はしないように。

 コロナ禍と猛暑の中で迎えるお盆休み。コロナ感染症による行動制限がないせいか帰省や旅行に出かける人が多いようです。そのせいかゴルフ場の来場者は土曜日とはいえ、25組100人弱と寂しい。

 今年の夏はコロナ感染者増と共に猛暑・酷暑さらには東北地方の線状降水帯による水害など大変な夏となっています。

 6月下旬に異例の早さで梅雨明けしましたが、気温も例年を上回る猛烈な暑さが続いてます。標高300メートルの丘陵地にある当クラブは、奈良市の市街地に比べ2~3度気温が低く時おり高原の涼風が感じられますが、やはり暑いのは暑いです。

 猛暑でのゴルフ、とくに気をつけていただきたいのが熱中症です。かかりつけの医者に聞くと「熱中症は温度、湿度そして周囲から浴びせられる熱の三大要素が揃えば、どんな場所でも起こる」そうです。

 熱中症を防ぐには個人的な疲れ、脱水傾向、食事不足の低血糖や睡眠不足にならないように気をつけることだといいます。ゴルフ前日はしっかり食事を摂り、飲み過ぎないよう、そしてぐっすり睡眠をとることが大事です。

雨天続きでラフ刈りができずご迷惑をかけてます。

 まだ梅雨明けしてなかったのではないかと思わす戻り梅雨が全国で続いてます。しかも各地で局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生し土砂災害に警戒するようテレビの緊急速報がたびたび流されてます。

 ゴルフ場のコースメンテナンスにも大きな影響を及ぼしています。この時期芝の生育が早く刈込みが必要ですが、スルーザグリーンのとくにラフ部分の刈込が遅れてというより、機械(5連モア)走行できないため刈込みができずトーナメント仕様(100ミリ~150ミリ)のようにラフの芝が伸び、ボールを探すのが大変ですし、ラフからのショットも1打、2打ミスショットを覚悟しなければなりません。

 お客様からもラフの芝を刈るようにいわれますが、雨続きのため機械走行ができず、好天待ちです。天気予報では今週末から来週は晴天が続きそうですから日曜から来週にかけてラフ刈りに着手できると思います。今しばらくご迷惑をお掛けしますが、事情ご賢察の上、プレーをお楽しみください。

コロナ感染者が全国的に増加してます。お気をつけ下さい。

 新型コロナウイルス感染症がなかなか終息しません。ワクチン接種も4回目が始まってますが、ここ数週間、感染者が全国的に増加しています。奈良県内でも4日連続1000人を超え第7波が本格化してきました。

 コロナウイルスも次々と変異し、より感染力の強い「BA・5」に置き換わりが進んでいるためか、感染者が急増しているようです。

 この「BA・5」は感染力は強いが重症化のリスクは意外と低いといわれてます。新型コロナウイルスと共存しながら日常生活を取り戻すようにしなければなりません。

 幸いゴルフ場で感染したという話は聞きません。広大な緑の大地で一日150人前後が7、8分間隔で1組4人以内でプレーして行く「密」とはほど遠い環境ですし、各ゴルフ場ともコロナ対策を徹底していることが要因です。

 ゴルフプレーはコロナの感染リスクの低いスポーツであり、さらには身体的及び精神的な健康を維持するスポーツです。大いにゴルフを楽しんでください。ただし夏の炎天下でのプレーですから熱中症対策などは万全を期してください。

関西社会人ゴルフ選手権予選開催。

 

 本日はスポーツニッポン新聞社主催の日本社会人ゴルフ選手権関西予選兼関西社会人ゴルフ選手権予選が行われています。

 この大会は昨年から一般の部とシニアの部に分かれて行われるようになり、一般の部63名、シニアの部58名が参加して熱戦が繰り広げられています。

 予選はすでに実施済の小野東洋ゴルフ俱楽部、奈良柳生カントリークラブ、城陽カントリー俱楽部(7月13日)、六甲国際ゴルフ倶楽部(8月8日)で実施され、決勝が枚方カントリー俱楽部で行われます。

 本日の予選では一般の部16名、シニアの部14名が予選通過者となり、予選会場での通過者により8月24日、関西社会人ゴルフの決勝が行われます。

成績表はこちらから

史上最も早い梅雨明け、水不足が心配です。

昨日今日と晴れ間が広がり強い日差しが照り付けています。気象台では近畿地方でも昨日28日、梅雨明けしたと発表がありました。

 梅雨の期間といえば1か月近く雨が降りジメジメ鬱陶しい季節ですが、今年の梅雨期はわずか14日間、平年だと40日間くらいだけに異常に短い梅雨期間でした。

 ゴルファーにとっては雨より少々暑くても晴れ間が広がる好天気は大歓迎ですが、心配なのが水不足と猛暑です。

 ゴルフ場の芝は農作物と同様に適度な雨量が必要です。ゴルフ場の芝、とくにグリーンはベント芝といって高温多湿に弱い芝だけに、朝夕の水やりは必須です。最近のゴルフ場はスプリンクラーを設置し定期的に散水をしていますが、梅雨時の降雨量がこれだけ少ないと渇水対策が大変です。

上杉さん7-6で高橋さんを降し2年連続制覇。

 

 2022年度の理事長杯決勝は2年連続制覇を目指す上杉公一さん(写真上左)と理事長杯決勝初進出で初のビッグタイトル獲得を狙う高橋弘さん(写真上右)によって6月19日、27ホール・マッチプレーで行われました。試合は上杉さんが終始リードする展開で進み7-6で上杉さんが高橋さんを降し昨年に続き2回目の理事長杯を獲得しました。メダリストは倉垣光伸さんでした。※写真下は右からメダリスト倉垣さん、ランナースアップ高橋さん、優勝上杉さん、藤原競技委員

 

夏のゴルフはしっかり暑さ対策を。

温暖化のせいか近年、日本の夏が長く春と秋が短く四季がなくなってきたように感じます。4月には気温25度の夏日が記録されたり、5月は各地で30度を超す真夏日が記録されたり、もう完全に夏です。

 暦では梅雨入り前で夏はまだまだ先だと思いつつも連日真夏日に近い気温が続くと体はまだ暑さに慣れてないため、屋外での運動会の練習などで熱中症で倒れる子供たちが病院に搬送されるニュースが連日報じられています。

 コロナ禍で運動不足気味のところに真夏の暑さの下での運動は、熱中症など引き起こしやすいので気をつけてください。

 ゴルフも適度に乗用カートを利用しながら日傘を差してのプレーをお勧めします。それとこまめに水分補給をとるなど暑さ対策をとりながら夏のゴルフをお楽しみください。

ゴルフ場はCO2を抑制し地球温暖化防止に寄与してます。

 本日、「事務局だより」6月1日号の発送作業を終え明日郵送します。先月のように4月末に郵送したにもかかわらず、春のゴールデンウイークで休みが続いたため会員の皆様の手元に届いたのが連休明けの6日となってしまいました。日本郵便が民営化されて土・日・祝日は配送が休みであることを忘れていたための失態でした。

 このため「事務局だより」6月号は1日には会員の皆様のお手元に届くように頑張って早めに作り上げ、本日発送作業中です。

 今回の「事務局だより」の冒頭文では2050年に二酸化炭素(CO2)の排出量の実質ゼロを目指すカーボンニュートラル社会実現に関して、ゴルフ場は温暖化防止、脱炭素社会に大きく貢献していることを書いてます。

 会員だけでなく広くゴルファーにも知っていただきたいので、冒頭文のさわりを紹介します。

 日本のゴルフ場は山林や原野を切り崩して造成しているため、環境破壊の元凶と環境保護団体からバッシングを受けてきました。

 ゴルフ場の造成開発には自治体などの厳しい開発規制法の下、許可を取得して開発しているため、ゴルフ場内の残地森林を30%~40%手をつけてはならない、さらに回復緑地として環境保全を義務付けるなど新しい自然を造り上げたのがゴルフ場なのです。

 ゴルフ場は芝地と木々の樹林地として残留しており九州大学の縣和一名誉教授は「ゴルフ場は大気浄化・地球温暖化防止に寄与している」と論文発表しています。

 大気中のCO2は植物の光合成により吸収され、植物体を形成する葉や根になるとのこと。しかも枯れると微生物等により芝の養分を保つ有機物に分解され土壌中の有機炭素として蓄積され、この土壌炭素量が増加すれば地球温暖化を抑制することができるそうです。

 世界中の産業活動による膨大なCO2排出による気候変動が私たちの安全・安心な暮らしを脅かしています。ともすれば森林破壊してゴルフ場を造成したという負のイメージをお持ちかもしれませんが、ゴルフ場は逆にCO2を抑制し地球温暖化防止に大きく寄与していることを再認識していただきたいと思います。

タバコは百害あって一利なし。

 最近はゴルフ場の喫煙者の姿をあまり見なくなりました。「健康増進法」の厳格化に伴い喫煙人口が急激に減少しているからでしょう。

 日本たばこ産業(JT)の全国喫煙者調査によれば成人男性の喫煙率のピークは1966年に83・7%だったのが2018年には27・8%で56ポイントも減少しているそうです。

 タバコは自分の健康を害するだけでなく、回りの人に受動喫煙させ迷惑をかけることが実証されています。

 最近ではほとんどのゴルフ場のクラブハウス内は全面禁煙になっています。屋外のコースでも禁煙を謳っている所もありますが、ティーイングエリアなど灰皿のある個所など限定的に認めているゴルフ場が多いようです。

 ゴルフ場の運営側からすればゴルフ場全体を禁煙にしたいところですが、広いコースでは目が行き届かず隠れて喫煙するゴルファーもいます。その際の吸い殻の後始末が灰皿がなければポイ捨てしてしまいます。

 ゴルフ場のコースでのポイ捨ては芝などに燃え移りあっという間に大火事になってしまいます。喫煙は個人の趣味嗜好とはいうものの社会的な害悪と見なされてきてます。ゴルフマナー評論家の鈴木康之氏流にいうと「ひとりの気持ちよさ(愉快)より誰かひとりの迷惑(不愉快)の方が重い」ということです。

 発がん性の高いタバコは「百害あって一利なし」自分の健康を害するだけでなく受動喫煙で健康を損なうなど迷惑をかけます。喫煙者は自分のタバコ臭に気付きませんが、周囲の嫌煙者は臭いに敏感で嫌悪感を露わにする人もいます。多くの人が集まるゴルフ場で快適で楽しく一日を過ごすためにもゴルフ場ではタバコを我慢してはどうでしょう。