ゴルフ場でプレー後の精算時に明細書を見て「ゴルフ場利用税」を支払っていることにお気付きでしょうか。また、「このゴルフ場利用税って一体何の税金なんだろう」と疑問に思ったことはありませんか。
オリンピック種目にも復活した純然たるスポーツでありながら利用するたびに税金が取られ、しかも消費税も徴収されており完全なダブル課税になってる理不尽な税なのです。この理不尽なゴルフ場利用税の撤廃を要望して毎年、ゴルフ関連団体は署名活動などを通じて運動をしてきました。
ところが2023年度税制改正要望で「ゴルフ場利用税」が撤廃はおろか見直し等の改正の要望が盛り込まれていないことが判明しました。
ゴルフの総本山を自負する日本ゴルフ協会(JGA)をはじめとする日本ゴルフ場経営協会(NGK)など15のゴルフ関連団体から陳情や要望がなかったせいか文部科学省は来年度の税制改正でゴルフ場利用税の見直しは全く盛り込まなかったといいます。
ゴルファーやゴルフ場事業者が切望しているゴルフ場利用税撤廃が来年度の税制改正の議論にもならないということです。
JGAをはじめとするゴルフ関連団体はゴルフ場利用税の完全撤廃に対して完全に白旗を上げたも同然。消費税とダブル課税のこの理不尽な税金をなくそうという気はなくなったのだろうか。
ゴルフは高齢者でもできる生涯スポーツとして人気があり、コロナ禍でも「密」にならないスポーツとして若い世代のゴルフ人口も急増してきてます。今こそこの理不尽なゴルフ場利用税撤廃を要望しなければならない時に、白旗を上げてどうするのか!怒りを覚えます。