ようやく奈良にも開花宣言がでました。

 

 日本人は桜の花が好きですね。この時期に来場されるお客様の多くが「桜はまだですか?」「桜はいつ頃満開ですか?」とお尋ねになります。

 今年は例年に比べ気温が低かったせいか、ゴルフ場では4月に入っても梅の花が咲き誇っています。奈良地方気象台は、昨日3日に桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表しました。平年より5日遅く、昨年の3月23日から11日も遅い開花宣言でした。

 昨日、今日と気温はぐっと上がり花芽がふくらみ奈良市内の佐保川沿いの桜も今週末には満開になりそうです。ゴルフ場の桜はまだまだですが、10日後の来週末14日前後には満開になるのではないかと予想しています。

 ※写真は4月に入っても咲き誇っているコース内の梅の花

 

 

スクラッチ選手権、寺嶋さんが逆転優勝。

 快晴微風の好コンディションの中、2017年度スクラッチ選手権決勝が予選を通過した11名で決勝18ホール、通算36ホール・ストロークプレーで行われ、予選83の2位だった寺嶋亨さんが78、通算161で向山昭三さんを1ストローク逆転して見事スクラッチ選手権を制覇しました。

 予選を81のトップで通過した向山さんは前半1バーディ、2ボギーの37と実力通りのゴルフで2位の寺嶋さんに4打差のリード。このまま逃げ切るかと思われましたが10番ボギー、11番ダブルボギーなど後半に入ってショットが安定せず17番ではティーショットOBを出すなど痛恨のトリプルボギーを叩くなど45と崩れ逆転を許しました。

 前半で大きくリードされていた寺嶋さんはパーを重ねてじわじわ追い上げ、16番ショートホ-ルでは右バンカーからの第2打がカップイン。バーディを取るなど17番で追いつき、勝負は最終18番に持ち越されました。寺嶋さんパーに対して向山さんボギーで寺嶋さんの逆転勝利に終わりました。

 4大競技の初戦、スクラッチ選手権は寺嶋さんの逆転優勝に終わりました。2位に1ストローク差で向山さん、3位には浦島善民さんが入りました。優勝した寺嶋さんには藤原安廣競技委員よりスクラッチ杯が贈られました。(写真上)

 写真下は左から2位の向山さん、優勝の寺嶋さん、3位の浦島さん、藤原競技委員

ゴルフクラブは会員共有のコミュニティー。

 ゴルフは老若男女が同じステージでプレーを楽しめる数少ないスポーツです。老若男女だけでなく、ゴルフの上手い・下手も一緒にラウンドして楽しめる素晴らしいスポーツであることは、皆さんよくご存知だと思います。

 しかしながらクラブ競技に参加される方の中で「この人と一緒なら嫌だ」とか「この人らと一緒の組にしてください」などと我がままを言う方が多くなってきました。

 クラブ競技は、そのクラブに所属するメンバーのみが参加できるものです。クラブ競技の目的は、メンバーの技術向上と共にゴルフを通じてメンバー同士の交流・親睦を図ることです。しかしながら「あの人と一緒にゴルフをするのは嫌だ」とか「あの方は上手過ぎて」や「下手すぎて」とかいろんな理由をつけて常に気の合う人とばかりプレーされる方がいます。

 ゴルフ場は様々な人が集う社交場です。職業や身分や地位、さらには宗教や政治など人それぞれ違ってます。それらを超えて共通のゴルフを楽しもう、クラブライフを享受しようという人が集まっているのです。クラブ競技でキャンセルが出たりしてスタートの組み替えをお願いすることがありますが、頑なに拒否される方がおられます。

 こうした方に、ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏が書いている次の文を紹介します。「ゴルファーたるもの、プレーが楽しくスマートにできるのと同じように、ゴルフ場の中の人々との付き合いもまた楽しくスマートにできる社交能力をもっていなければならない。」と。ゴルフクラブというコミュニティーに所属するメンバーは社会人としての良識と人格と、それを表す行動力が求められるとも書かれています。クラブ競技でスタート室から組み替えを求められれば快く了承していただけるよう、お願いします。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

2017年度スクラッチ選手権始まる。

 

 2017年度スクラッチ選手権の予選18ホールが本日行われました。午後から雨予報の曇天、気温もスタート時は5度と低く強烈なアゲンスト風の中、8組31人が参加、7時25分にスタートしました。

 2週間前にグリーンの更新作業(コアリング)をしましたが、今日まで気温が低く寒い日が続き芝の生育が予想以上に遅くグリーンの仕上がりが今ひとつのため、各選手とも十分実力を発揮できず苦戦する中、実力NO1の向山昭三さんが41、40の81にまとめトップで予選を通過しました。以下88までの12人が来週の決勝へ進みました。

ゴルファー保険について。

 ゴルファー保険の更新の案内がきました。いわゆるホールインワン保険というやつです。この保険は1年ごとの掛け捨て保険でゴルフ場内で起こった事故に対する補償をしてくれるものです。

 打球事故で相手にケガをさせたり自分がケガさせられたりした時に補償してくれます。またゴルフ場や練習場などでクラブが盗まれたり破損した時などの補償もしてくれます。先のホールインワンやアルバトロスを達成した時には祝賀会や記念品の費用も補償してくれます。

 保険料は1年間の掛け捨てで3千円~1万8千円くらいと幅があります。当然、保険料の多寡は補償の金額の違いです。賠償責任補償5千万円~無制限、自分の障害補償も300万円~と幅があります。ゴルフ用品の損害も10万円~100万円。ホールインワン・アルバトロス費用補償も30万円~100万円といった内容です。

 ともすればめったに出ないホールインワンやアルバトロスに目がいき勝ちですが、プレー中の事故で案外、自分や他人にケガしたりさせることがあります。こんな時に保険に入っていると安心です。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

2019年施行のルール改正について。

 一昨日のブログで2019年施行のルール改正であっと驚くような改正案が発表されたことをお伝えしましたが、確かに驚くような改正案になってます。

 バンカーやウォーターハザードなどではクラブのソールを砂や水につければペナルティでしたが、これが無罰になります。また、バンカー内ではアンプレヤブルしてもバンカー外に出すことができませんでしたが、2打罰とすればバンカー外からプレーができるようになります。さらにバンカー内の枯れ葉や石は無罰で取り除くこともできます。

 救済を受ける際のドロップも従来は肩の高さからドロップしなければならなかったのですが、高さの規定はなく地面すれすれの高さでもOKとなります。球を捜すための時間は5分間でしたが、3分間に短縮されます。このほか距離測定器についてローカルルールで定められていない場合は使用可能などプレー時間を短縮するための合理的な改正になるようです。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

2019年施行のルール改正案。

 以前のブログに書いたがグリーン上のピッチマークの修復はOKだが、スパイクやゴルフシューズでできた傷や凹みなど芝の不整状態は直すことができないという現在のルールに疑問を呈しましたが、ようやくこの問題に終止符がうたれます。

 2019年に施行されるゴルフルールの改正案が発表され、この中にグリーン上のスパイクやゴルフシューズによるマークや傷の凹みの修復は無罰で修復することができるようになります。

 またグリーン上のパットの際、ピンフラッグを差したままパットしてボールがピンに当たるとペナルティでしたが、これも無罰でそのままプレー続行となるそうです。

 このほか自分が打った球が自分やキャディに当たってしまった場合やボール探しの際に、誤って自分の球を蹴ってしまった場合など無罰に改正されます。今回の改正案は従来、あまりにも不合理だったルールを是正する意図があり、あっと驚くような大幅なルール改正になりそうです。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

いよいよ本格的な春が到来します。

 日本では3月を弥生と呼んでいます。弥生の由来は「草木がいよいよ生い茂る月」として春の訪れを感じる言葉です。

 昨日(3月7日)の昼前には急に冷え込むと同時に雪雲が覆い白い雪が舞い始め、あっという間に吹雪き周辺の山も一瞬白くなりました。冬に逆戻りのような寒さですが、まさに三寒四温で確実に暖かな春がそこまで来ています。

 草木も日一日と生育しはじめており、コースの芝も枯れ芝の間から新芽が芽吹いてきました。コース内にある梅の木もポツポツと花をつけはじめました。いよいよ本格的な春の到来です。

女子プロツアー、いよいよ明日から開幕。

 いよいよ女子ゴルフツアーが明日2日「ダイキン・オーキッド・レディース」(沖縄・琉球GC)で開幕します。女子ツアー数は昨季より1試合増えて38試合、賞金総額も37億円超と5年連続増えて活況を呈してます。

 昨季は37試合の内、イ・ボミ、申・ジエなど韓国選手が17勝、台湾のテレサ・ルーなど外国勢も含めると23勝と圧倒されてます。2013年の森田理香子の賞金女王以来、外国勢に完全制覇されているだけに日本選手の奪還に期待したい。

 日本女子プロ界を見渡すと20代の若手選手の台頭が著しい。昨季、待望の1億円を稼ぎ賞金ランキング3位に入った笠りつ子をはじめ同5位の鈴木愛、そして菊池絵理香、堀琴音、成田美寿々など安定感のある選手が外国勢に挑みます。さらに今季の目玉は日本女子オープンを史上最年少でしかもアマチュアで制した畑岡奈紗の活躍も見逃せません。主戦場は米ツアーとしてますが、スケジュールを調整して日本ツアーにも参戦するとのこと。開幕戦にも出場するだけに楽しみです。

 一方、そうはさせじと2年連続賞金女王のイ・ボミは3年連続に照準を合わし海外合宿など一段と総合力を高めています。申・ジエ、キム・ハヌル、全 美貞、李 知姫、アン・ソンジュなど外国選手が立ちはだかる。いよいよ熱い戦いがはじまります。

プロテスト近畿地区予選を開催します。

 2017年度PGA資格認定プロテスト近畿地区予選が奈良柳生カントリークラブで4月5・6日の2日間、36ホール・ストロークプレーで行われます。

 実施要項によると受験資格は、当該年度内において満16歳に達する者以上の男子でKGU加盟クラブに所属する者が対象となります。

 競技は2日間、36ホール・ストロークで行われ、トータルスコアでランキングをつけ、上位の選手よりPGA資格認定プロテスト最終予選、2次予選の出場選手が選考されます。

 また成績上位者は希望すれば5月・6月に行われるプロ競技会(近畿プロ会在籍プロが参加)に出場することが可能となっています。

 このプロテスト近畿地区予選で上位に入れば1次、2次予選を飛び級で最終予選に出場でき、最終予選をクリアーすれば晴れてプロゴルファーとなります。研修生の皆さん、頑張ってください。