値段高騰で遂に鰻重がメニューから消えます。


鰻の稚魚が激減し鰻の卸値、仕入れ値が一向に下がらず、逆に値上がりが続いています。当クラブレストランでも人気の「鰻重」(2,800円)が来月からついにメニューから消えます。「鰻重」は当初1,800円だったのですが、仕入れ値の値上がりなどで2400円に値上げしさらに2,800円になり今日に至っています。2,800円に値上げしても鰻好きにとってはたまらない一品だったようです。昼食に2,800円は贅沢といえば贅沢なのですが、コンスタントに注文がありました。

しかしながら「2,800円では、もう採算が合いませんし、3,500円に値上げしてももう駄目です。」と「鰻重」をメニューから消さしてほしいと料理長からの訴えがありました。鰻の稚魚の不漁で卸や仕入れ値はここ数年うなぎ上りの高騰が続き、鰻丼や鰻重が2倍、3倍の値段になったにも関わらず採算が合わないと鰻専門店の閉店が相次いでいるとか。こうした事情を知るだけに「鰻重」を値上げしてでも提供してほしいとはいえず、認めざるを得ませんでした。
当クラブレストランの「鰻重」は生きたままの鰻を仕入れ、料理長が厨房でさばくなど手間ひまかけた一品だけに、鰻好きのゴルファーには人気のメニューとして注文が多く残念です。

 

12月の新メニュー「旬菜膳」は寒い冬にぴったりの「かにの雑炊」が登場します。ぜひご賞味ください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

日一日と秋が近づいてます。秋の味覚を楽しもう。


 日曜日の大雨からいく分秋らしい澄んだ空気が朝晩に感じられるようになってきました。暑い暑いといってるうちに知らず知らずに秋が近づいています。コース内の蝉の鳴き声も弱々しく感じますし、赤とんぼなどが静かに飛び交い猛暑の夏も終わりを告げようとしています。

 秋といえば"味覚の秋"といわれるように1年のうちでもっとも美味しい旬の物が続々と食卓に出回ってきます。9月のレストランにも定番メニュー以外に旬の山の幸、海の幸を使った新メニューが続々登場します。今回ご紹介するのは、その中でも一押しは9月(長月)の「旬菜膳」です。旬のネタを使った祭り寿司に寧楽(なら)がんも、そして十津川しめじを使った土瓶蒸しがセットされてます。明後日9月1日から登場します。ぜひご賞味ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

土用の丑の日はやっぱり鰻


 梅雨明け後、日本列島は猛暑が続いています。夏の土用の入りは昨日7月19日から。今年の「土用の丑の日」は7月22日で、「二の丑の日」は8月3日です。土用の丑の日といえば「鰻(うなぎ)」ですが、年々鰻のしらす(稚魚)が激減し鰻の仕入れ値は正しく「うなぎ上りの高値」となり庶民の口に入らなくなってきました。

 当クラブのレストランでも「鰻重」や「鰻のおひつまぶし」の仕入れ値が高くなり、販売価格が3千円近くなるため、やむなく今年から販売中止にしています。ただ夏の土用の時期は、ことのほか暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、せめて土用の丑の日くらいは、滋養強壮が強い鰻を召し上がっていただき体力を付けて、夏を乗り切ってもらうために20食限定で「鰻重」(2,300円)、「鰻のおひつまぶし」(2,000円)を提供することになりました。

 今年の「土用の丑の日」は22日の月曜日となるため、メンバーの来場が多い明日21日に限定メニューとして「鰻重」と「鰻のおひつまぶし」を提供しますので、ぜひお召し上がりください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

5月のおすすめ料理は「初鰹」など春の味覚満載。

 春の大型連休の真っ只中。早いもので4月も明日で終わり明後日からは初夏といわれる5月です。レストランでは、この5月(皐月)のおすすめ「旬菜膳」に初夏の代表的な味覚「初鰹」のタタキに桜海老とあおさのかき揚げと旬の筍(竹の子)の土佐煮に豆御飯をセットしました。

 この季節になると必ず詠まれる句「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」(俳人山口素堂の句)が口に出てくるほど 初鰹は初夏の味を代表しています。新鮮な鰹を五枚におろしたものを軽く火が通るように稲藁の炎で手早くあぶり、冷やし、水気をきって刺身包丁で厚さ1cm程度に切り盛り付けます。薬味とタレで食します。

 「女房を質に入れても食べたい初鰹」と初鰹は江戸時代の人々に珍重され、当時は極めて高価であったらしく、粋を重んじる初物にことさらうるさかった江戸っ子たちの心根が表現されています。ぜひご賞味ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

明日は雛祭りにちなんだ桃の節句メニューを用意しました

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 「総支配人のブログ、見てますよ」とメンバーの皆さんからよく声をかけていただきます。「珍しい紅白梅、見たかったな」とか「最近はレストランの料理の紹介がありませんね」など具体的なご指摘をいただいております。今回は久しく書いてないレストランの情報を。

 明日3月3日はご存知の通り「桃の節句」です。桃の節句とは五節句の一つ3月3日の上巳の節句をさし雛祭りとも呼ばれています。女の子のすこやかな成長を祈るお祝い「ひな祭り」。もともとは、中国から伝わった暦上の節目の日で、奇数が重なる日に邪気を祓う行事が行われていたものが、日本に伝わったあと少しずつ変化し、江戸時代にはお祝いの日として幕府によって公的に定められていたそうです。(明治に入って廃止されましたが)

 明日はこの雛祭りにちなんで大串料理長が桃の節句の特別メニューとして「ひな寿司」(奈良県産古代米使用)、「ひろうす」(自家製)、「はまぐりの土瓶蒸し」をセットした料理をサンデーランチとして提供します。ぜひご賞味ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

寒い冬は熱々メニューが人気

 前日の天気予報では「今冬一番の冷え込みで今日から3日間ほど日本海側では大雪も」と報じていました。未明から朝方にかけて近畿地方は雨が降っていましたが、東の空から日が昇る頃には雨も上がりホッとしました。

 来場されるお客様をフロントでお迎えしていますと、「寒い、寒いウーッ寒い」と玄関を入って来る方ばかり。朝の最低気温3度で今日の最高気温の予想でも10度ですからかなりの冷え込みです。スタート前には十分にストレッチや準備体操をして体を温めてからスタートするようにしてください。

 寒い、寒いといっても雨や雪が降らなければゴルフは面白いし楽しいはず。1、2ホールは乗用カートに乗らずに早足でプレーすれば体も暖まります。ハーフを終えてレストランでの昼食は「鍋焼きうどん」や「坦々麺」などの熱々メニューがお薦めです。今月の「旬菜膳」(写真)は蟹雑炊ですからとくに注文が多いようです。メインの蟹雑炊に紅鮭の塩焼き、きゃらぶき、じゃこ佃煮などがセットされており冬には最適の暖(あった)かメニューです。ご来場の際には、ぜひご賞味ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇