中日クラウンズ開幕、青木・尾崎同組で予選通過目指す。

 58回目を迎えた伝統ある中日クラウンズ(名古屋GC和合)が今日27日に開幕します。発表された予選ラウンドの組合せで青木功(74歳)と尾崎将司(70歳)のふたりが同組でラウンドするという大会本部の粋な計らい。

 青木、尾崎といえば第3次ゴルフブームを牽引した日本ゴルフ界のレジェンドです。この大会にともに5勝しており、予選通過して4日間のプレーを見てみたいですね。

 名古屋GC和合は6547ヤード、パー70の距離のないコースですが、グリーンは小さく砲台型のため正確性と巧みな技術が要求されるだけに、超ベテランのふたりが決勝ラウンドへ進出すれば大いに大会は盛り上がること間違いなしです。ちなみにこの大会の最年長予選通過者は2011年に尾崎が60歳3ヶ月で決勝へ進んでいます。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

奈良県アマ選手権覇者と国体選手決定。

本日は奈良県ゴルフ協会主催の奈良県アマチュアゴルフ選手権兼愛媛国体奈良代表選手選考会決勝18ホールが強風雨の悪コンディションの中、行われました。

 未明から台風並みの強風雨が吹き荒れ1時間スタート時間を遅らせてスタートしましたが、風速20メートル近い強風が吹き荒れる厳しいコンディションの中、熱戦が繰り広げられました。

 この大会は奈良県のアマチュアゴルフ競技の中でも最も権威のある大会で、国体の奈良県代表選手の選考も兼ねています。最終日は男子65人、女子19人の84人の選手が参加して争われ、奈良県アマチュアゴルフ選手権は岩田泰彰選手(奈良育英高校=写真上)が39、40の79にまとめ通算158で優勝。女子の部は鈴木陽彩選手(大阪産業大学付属高校=写真2枚目)が39、37、76の見事なスコアでホールアウト、通算158で優勝しました。

 国体代表選手選考会は男子の部が竹田綾人(中央学院大学)、平川晴朗(大阪学院大学)、西村隼(中央学院大学)の3選手(写真3枚目)。女子の部は鈴木陽彩、石口菜都実(流通経済科学大学)、小野星奈(近畿大学)の3選手(写真下)が奈良県の代表選手に決まりました。

 成績は奈良県ゴルフ協会のホームページを参照。

PGA資格認定プロテスト近畿地区予選結果。

 2017年度PGA資格認定プロテスト近畿地区予選最終日が行われました。午後からの雨予報でしたが、心配された雨は降ることなく最終18ホールの熱戦が繰り広げられました。成績は下記の通り。

<PGA資格認定プロテスト近畿地区予選成績>
1位(-7)137:村山駿(六甲国際)
2位タイ(-4)140:奥田健司(青山)、徳永圭太(宝塚)
4位タイ(-1)143:山根正(小野東洋)、杉浦斎(新宝塚)
6位(+1)145:松田聖司(那智勝浦)
7位タイ(+)146:松村大輝(泉南)松浦武史(奈良柳生)、益田浩明(美奈木)
10位タイ(+3)147:仁木祐輔(小野グランド)、南沢弥(ナパラ)、森岡俊一郎(宝塚)
13位タイ(+4)148:山本豪(六甲国際)山下文弥(春日台)、小川将生(富士スタジアム)、松田好(宝塚)
17位タイ(+5)149:梶村夕貴(三木)、崎浜秀鷹(東条の森)
19位タイ(+6)150:申雄(山東)、小林昌平(三木)、竹田慎之介(六甲国際)、中村匠汰(オークモント

写真は成績発表後、次のテストの会場を選択する選手たち。

PGAプロテスト近畿地区予選開催。

 2017年度PGA資格認定プロテスト・近畿地区予選が今日(5日)と明日(6日)の2日間、当クラブで行われます。関西ゴルフ連盟の加盟クラブに所属する16歳以上の研修生が受験資格で95名が参加しました。

 2日間、36ホール・ストロークプレーで争われ、上位4名が1次・2次予選をパスして最終テスト(片山津GC白山コース)に出場資格が得られます。以下50位までが1次予選をパスして2次予選(広島CC八本松コースと白山ヴィレッジGC)へ出場することができるだけに、上位ベスト4以内を目指して8時にスタートして行きました。

<PGA資格認定テスト初日>(上位20位)
1位タイ(67):徳永圭太(宝塚)、松田聖司(那智勝浦)
3位(68):  奥田健司(青山)
4位タイ(70):松浦武史(奈良柳生)、山根正(小野東洋)、仁木祐輔(小野グランド)
7位タイ(71):杉浦斎(新宝塚)、村山駿(六甲国際)
9位タイ(72):久貝英(六甲国際)、南沢弥(ナパラ)
11位タイ(73):山下文弥(春日台)、益田浩明(美奈木)、秋田清次郎(メイプルヒルズ)、武内伸吾(オークモント)、松村大輝(泉南)、松田好司(宝塚)、申雄(山東)
18位タイ(74):水野悠希(信楽)、伊藤慎吾(宝塚)、屋比久恭平(ゴールデンバレー)

ゴルフクラブは会員共有のコミュニティー。

 ゴルフは老若男女が同じステージでプレーを楽しめる数少ないスポーツです。老若男女だけでなく、ゴルフの上手い・下手も一緒にラウンドして楽しめる素晴らしいスポーツであることは、皆さんよくご存知だと思います。

 しかしながらクラブ競技に参加される方の中で「この人と一緒なら嫌だ」とか「この人らと一緒の組にしてください」などと我がままを言う方が多くなってきました。

 クラブ競技は、そのクラブに所属するメンバーのみが参加できるものです。クラブ競技の目的は、メンバーの技術向上と共にゴルフを通じてメンバー同士の交流・親睦を図ることです。しかしながら「あの人と一緒にゴルフをするのは嫌だ」とか「あの方は上手過ぎて」や「下手すぎて」とかいろんな理由をつけて常に気の合う人とばかりプレーされる方がいます。

 ゴルフ場は様々な人が集う社交場です。職業や身分や地位、さらには宗教や政治など人それぞれ違ってます。それらを超えて共通のゴルフを楽しもう、クラブライフを享受しようという人が集まっているのです。クラブ競技でキャンセルが出たりしてスタートの組み替えをお願いすることがありますが、頑なに拒否される方がおられます。

 こうした方に、ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏が書いている次の文を紹介します。「ゴルファーたるもの、プレーが楽しくスマートにできるのと同じように、ゴルフ場の中の人々との付き合いもまた楽しくスマートにできる社交能力をもっていなければならない。」と。ゴルフクラブというコミュニティーに所属するメンバーは社会人としての良識と人格と、それを表す行動力が求められるとも書かれています。クラブ競技でスタート室から組み替えを求められれば快く了承していただけるよう、お願いします。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルファー保険について。

 ゴルファー保険の更新の案内がきました。いわゆるホールインワン保険というやつです。この保険は1年ごとの掛け捨て保険でゴルフ場内で起こった事故に対する補償をしてくれるものです。

 打球事故で相手にケガをさせたり自分がケガさせられたりした時に補償してくれます。またゴルフ場や練習場などでクラブが盗まれたり破損した時などの補償もしてくれます。先のホールインワンやアルバトロスを達成した時には祝賀会や記念品の費用も補償してくれます。

 保険料は1年間の掛け捨てで3千円~1万8千円くらいと幅があります。当然、保険料の多寡は補償の金額の違いです。賠償責任補償5千万円~無制限、自分の障害補償も300万円~と幅があります。ゴルフ用品の損害も10万円~100万円。ホールインワン・アルバトロス費用補償も30万円~100万円といった内容です。

 ともすればめったに出ないホールインワンやアルバトロスに目がいき勝ちですが、プレー中の事故で案外、自分や他人にケガしたりさせることがあります。こんな時に保険に入っていると安心です。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

プロテスト近畿地区予選を開催します。

 2017年度PGA資格認定プロテスト近畿地区予選が奈良柳生カントリークラブで4月5・6日の2日間、36ホール・ストロークプレーで行われます。

 実施要項によると受験資格は、当該年度内において満16歳に達する者以上の男子でKGU加盟クラブに所属する者が対象となります。

 競技は2日間、36ホール・ストロークで行われ、トータルスコアでランキングをつけ、上位の選手よりPGA資格認定プロテスト最終予選、2次予選の出場選手が選考されます。

 また成績上位者は希望すれば5月・6月に行われるプロ競技会(近畿プロ会在籍プロが参加)に出場することが可能となっています。

 このプロテスト近畿地区予選で上位に入れば1次、2次予選を飛び級で最終予選に出場でき、最終予選をクリアーすれば晴れてプロゴルファーとなります。研修生の皆さん、頑張ってください。

 

ゴルフ業界には17団体も、統廃合が必要では。

 1月23日の読売新聞のコラム今日のノートに「17団体の将来」と題して日本のゴルフ界の諸団体の多さに鈴木大地スポーツ庁長官が「これだけ団体があるとどこに何をお話ししていいのかわかりにくい」と皮肉交じりに業界17団体の新年会の講演で切り出したそうだ。

 ゴルフ業界に17団体もあったのかと、業界人である私もこの記事を読んで驚きました。早速17団体を調べてみました。

 公益財団・日本ゴルフ協会、公益財団・ゴルフ緑化促進会、一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会、公益財団法人・日本パブリックゴルフ協会、社団法人・全日本ゴルフ練習場連盟、一般社団法人・日本ゴルフ用品協会、一般社団法人・日本ゴルフトーナメント振興協会、公益社団法人・日本プロゴルフ協会、一般社団法人・日本ゴルフツアー機構、一般社団法人・日本女子プロゴルフ協会、日本ゴルフ関連団体協議会、NPO法人・日本芝草研究開発機構、全国ゴルフ会員権取引業団体連絡会、全国ゴルフ場関連事業協会、日本ゴルフコース設計者協会、日本ゴルフジャーナリスト協会、日本ゴルフ場支配人会連合会と確かにゴルフ業界には17団体が存在してました。

 これらの団体の活動といえば
 ①日本ゴルフ協会:1924年(大正13年) に創設。日本のアマチュアゴルフ界を統括するとともに、世界共通のゴルフ規則の日本語版の制作を通じたルールとエチケット、マナーの普及活動など日本のゴルフ界の総元締めともいわれる存在です。

 ②ゴルフ緑化促進会:会員ゴルフ場の協力を得て広くゴルファーから募っている「緑化協力金」(1人1日50円)を主な活動財源に、創設以来全国約8,500ヵ所、195万本以上の植樹を行うなどの活動をしている。

 ③日本ゴルフ場経営者協会:会員制ゴルフ場経営者団体として1969年(昭和44年)に設立、通商産業省(現・経済産業省)より社団法人認可を受ける。ゴルフ場事業者へのさまざまな指導や勧告、寄せられる相談の処理、ゴルフ会員権預託金償還や税金の問題などゴルフ業界全般の諸問題についてもいろいろな角度から研究・分析を行っている。

 ④日本パブリックゴルフ協会:生涯スポーツと言われるゴルフの普及振興を事業目的に掲げ、国民の健康の保持増進、余暇活動の充実等、豊かな国民生活の実現への寄与を目的として組織された。

 ⑤全日本ゴルフ練習場連盟:ゴルフ練習場経営者の全国組織(練習場数:約500場)として1952年(昭和27年)に発足しジュニアゴルファーの自己啓発や社会性を育む「ジュニアゴルファー検定制度」を展開。青少年へのゴルフの普及・育成及び一般ゴルファーの底辺拡大に取り組んでいる。

 ⑥日本ゴルフ用品協会:ゴルフ用品産業の健全な発展を目的に発足。

 ⑦日本ゴルフトーナメント振興協会:国内プロゴルフトーナメントの男女主催者、テレビ局、広告会社、運営会社などさまざまなトーナメント関係企業がトーナメントにおける安全対策、メディア報道の検討、社会貢献活動の提唱、また業界発展に向け男女プロゴルフ団体との協働などを推進している。

 ⑧日本プロゴルフ協会:日本の男子プロゴルファーを統括する組織。プロゴルファー認定の団体としてプロテストを実施するとともに、ゴルフの普及・発展に向けた指導者(ティーチングプロ)の育成を行っている。

 ⑨日本ゴルフツアー機構:我が国における男子ゴルフツアートーナメント事業を統括する団体。

 ⑩日本女子プロゴルフ協会:女子ツアーの活性化をはかるとともに女子プロゴルファーの資質向上、ゴルフの底辺拡大・普及を図っている。

 ⑪日本ゴルフ関連団体協議会:日本ゴルフ協会、日本ゴルフ場事業協会、ゴルファーの緑化促進協力会、日本パブリックゴルフ場事業協会、日本ゴルフ用品協会の公益法人5団体により1991年(平成3年)に設立。ゴルフ場利用税撤廃運動や国家公務員倫理規程の見直し(条文からゴルフの3文字削除)、ゴルフ場用地の固定資産税の適正評価、ゴルフの学校体育正科化など、ゴルフ業界窓口として関係省庁等への陳情活動を積極的に行っている。また、日本ゴルフサミット会議の運営事務局を努め団体間の連絡・情報交換等をサポートする。

 以下の諸団体は組織名からその目的はは理解できると思われるので割愛しますが、いずれにしても17団体がまとまってゴルフ人口の減少を食い止め、17団体の新年会スローガンである「ゴルフはみんなのスポーツへ」一丸となって取組むことが必要だと思います。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルフの打順は臨機応変に。

 ゴルフの打順は、最初の1番ホールのティーショットのみ競技を除いて打順を決めるのは抽選棒やジャンケンで決めますが、以降はスコアの良い者がオナーの栄誉を担いティーショットを打つのが決まりです。

 しかしながらこの打順にこだわる必要はありません。なぜならスムーズなプレー進行を考えるならば前組が第2打地点にいる場合、よく飛ばす上級者がオナーであれば、前組が上級者の飛距離域を出るまで待たなければなりませんが、同伴者にあまり飛距離の出ないシニアやレディースあるいはビギナーがいれば、前のホールのスコアに関係なく、オナーである上級者を後に回して先に打てば合理的ですし時間の無駄が省けます。

 遠球先打の原則も臨機応変に。とくにグリーン回りやグリーン上のパッティングについては臨機応変さが求められます。例えば4人の内、3人がグリーンにオン、Aさん1人だけグリーン右手前のバンカーにつかまりバンカーショットした球はホームランでグリーン奥のバンカーに直撃した時などは、バンカー均しをして次の奥バンカーに移動など考えると、グリーン上の3人は「Aさん慌てなくてもいいですよ。先に私たち寄せておきますから」と断りをいれてパッティングすれば時間の無駄がありません。当の本人も小走りして慌てて打つ必要もなく落ち着いてプレーができるというものです。

 要は声を掛け合いお互いの了解の上でプレーを続けていくことが望ましく、手間や時間の無駄を省きながらプレーすれば合理的で後続組に迷惑をかけることはありません。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

今年のゴルフの目標は?

 今年の正月は穏やかな三が日が続き初詣や行楽客の人出で大賑わいです。ゴルフ場も好天に恵まれ多くのゴルファーが来場し初打ちゴルフを楽しまれています。多くのゴルファーが初打ちに際して、今年のゴルフの目標を胸にスタートして行きますが結果はどうでしょう。

 一概に今年のゴルフの目標といっても、自己のもつベストスコアを更新することもあれば平均スコアを1つでも2つでも縮めることもあります。また、ハンディキャップを上げることや苦手のバンカーショットやアプローチ、パターの向上など技術的課題を克服することなど人によっては千差万別です。

 目標達成には努力即ち練習が必要です。練習もしないで上達するほどゴルフは甘くありません。自己流でそこそこ人並みのゴルフはできてももう一段上を目指すにはプロのレッスンが必要です。それも単発的にプロレッスンを受けるのではなく信頼の高いプロと長期的にレッスンを受けることこそが上達の早道です。

 今年は思い切って基本からしっかりプロに教わって正しいスイングを身につけ上達を図ってみてはいかがでしょう。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇