ゴルフの打順は臨機応変に。

 ゴルフの打順は、最初の1番ホールのティーショットのみ競技を除いて打順を決めるのは抽選棒やジャンケンで決めますが、以降はスコアの良い者がオナーの栄誉を担いティーショットを打つのが決まりです。

 しかしながらこの打順にこだわる必要はありません。なぜならスムーズなプレー進行を考えるならば前組が第2打地点にいる場合、よく飛ばす上級者がオナーであれば、前組が上級者の飛距離域を出るまで待たなければなりませんが、同伴者にあまり飛距離の出ないシニアやレディースあるいはビギナーがいれば、前のホールのスコアに関係なく、オナーである上級者を後に回して先に打てば合理的ですし時間の無駄が省けます。

 遠球先打の原則も臨機応変に。とくにグリーン回りやグリーン上のパッティングについては臨機応変さが求められます。例えば4人の内、3人がグリーンにオン、Aさん1人だけグリーン右手前のバンカーにつかまりバンカーショットした球はホームランでグリーン奥のバンカーに直撃した時などは、バンカー均しをして次の奥バンカーに移動など考えると、グリーン上の3人は「Aさん慌てなくてもいいですよ。先に私たち寄せておきますから」と断りをいれてパッティングすれば時間の無駄がありません。当の本人も小走りして慌てて打つ必要もなく落ち着いてプレーができるというものです。

 要は声を掛け合いお互いの了解の上でプレーを続けていくことが望ましく、手間や時間の無駄を省きながらプレーすれば合理的で後続組に迷惑をかけることはありません。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

コメントは受け付けていません。