熱戦熱闘、感動の東京五輪も早や終盤。

 コロナ感染者が全国で1万4千人を超えました。東京では5千人を超えたそうです。コロナのワクチン接種も重症化しやすい高齢者は順調に進んでいますが、感染者の多くは働き盛りの30代、40代といった世代が爆発的に増加しています。

 高齢者に比べ行動範囲の広い若い世代の感染率が高くなればなるほど、その感染率はさらに高くなっていきます。「緊急事態宣言」慣れしているせいか人流を止めるどころか繁華街に溢れてる状況では、感染が収まらないなと思うのは私一人ではないでしょう。不要不急の外出を慎みましょう。自分の体、自分の家族、自分の職場を守るために慎重な行動を心掛けてください。

 物議を醸した東京オリンピックも連日、熱戦・熱闘が繰り広げられてます。昨日(8月5日)現在、日本のメダル獲得数は、前回リオ大会の41個を超え46個と過去最多、とくに金メダルは過去最高の16個を大きく上回り22個となっています。

 猛暑の中、アスリートの懸命な姿や活躍に一喜一憂しながらテレビの前で声援している国民は、勝っても負けても大きな感動と勇気を与えてもらってます。これこそがスポーツの力でしょう。その東京オリンピックもまもなく閉幕します。

夏のゴルフは無理せずカートに乗ろう。

 連日35度を超す猛暑の中、東京五輪が開幕し連日熱戦が繰り広げられてます。日本で開催されているだけに日本人選手の健闘・頑張りに目を見張ります。柔道男子の金メダルラッシュ、スケボー・ストリートの男女制覇では13歳の西矢椛(もみじ)の日本人選手最年少優勝、さらには13年ぶりに開催されたソフトボール女子では連続金メダル獲得など日本人選手の快進撃に国民の多くは感動していることと思います。

 コロナ禍による五輪の開催か中止かなど国論を二分されましたが、始まれば白熱の闘いを繰り広げ私たちに勇気と感動を与えてくれてる出場全選手に声援を送りたいと思います。

 五輪の話題はさて置き、猛暑の中でゴルフを愉しんでいるゴルファーもたくさんおられます。しかし無理は禁物です。運動のためと乗用カートに乗らずに歩きながらプレーされる方も多いですが、この異常な暑さの中では無理せずカートに乗ってプレーすることをお勧めします。

 趣味と健康管理のためゴルフを愛好される方は多いですが、この3・4年、夏の暑さは地球温暖化のせいで40度を超す日もあるくらい日本の夏は異常に暑くなってます。ゴルファーの中心層でもある団塊世代の70歳前後のシニアにとっては「まだまだ元気、カートに乗らずに歩いてプレーするよ」と元気なゴルファーも多くいます。

 かくいう小生も仕事柄コースの隅々まで見て回るため7割がた歩行プレーしていますが、夏のゴルフだけは無理せずカートに乗りながらラウンドしてます。暑さに負けず自分の体力を過信せず、夏こそゆっくり自分のペースに合わしてプレーして行くことを心掛けてください。

日本のゴルフ場ランキング

 経済誌週刊ダイヤモンドが10数年前「ゴルフ場ランキング」を年に1回特集していましたが、久しく見ないなあと思ってましたが、今年11年ぶりに復活しました。ご覧になられた方も多いと思います。

 以前と同じゴルフ場支配人や読者などの投票で「最もよかったゴルフ場」ランキングそして「プレーしてよかったゴルフ場ベスト16」「プレーしてよかったゴルフ場ベスト33」「プレーしてみたいゴルフ場ランキング」そして「2度と行きたくないゴルフ場」が紹介されています。

 日本にある2000以上のゴルフ場をランク付けするのは好きではないので、ここでは紹介しませんが、興味ある方は週刊ダイヤモンド7月3日号をご覧ください。

 アメリカのゴルフダイジェスト誌が世界のゴルフ場の「WORLD´S 100 GREATEST GOLFCOUSES」が世界のゴルフ場のベスト100を毎年発表していますが、日本のゴルフ場も3ゴルフ場が選ばれてます。川奈ホテル富士コース、廣野ゴルフ倶楽部、鳴尾ゴルフ倶楽部の3コースです。

 ちなみに2020年米ゴルフダイジェスト誌が選んだ日本のベスト10は1位・廣野GC、2位・川奈ホテル富士、3位・東京GC、4位・鳴尾GC、5位・太平洋御殿場、6位・大洗GC、7位・霞ヶ関CC西、8位・北海道クラシック、9位・霞ヶ関CC東、10位・横浜CC西でした。

ゴルフのHDCPほど曖昧なものはない?

 6月26日にハンディキャップ委員会を開き、今年度の半期のハンディキャップの見直しを行い、会員に査定されたハンディキャップ証明書が発行されました。

 ゴルフのハンディキャップほど曖昧なものはありません。ハンディキャップのないプロゴルファーですら5アンダーをマークすることもあれば10オーバーを叩くこともあるのですからアマチュアのわれわれヘボゴルファーなら5アンダーが出ることも20オーバーを叩く大荒れゴルフをすることも多々あるはず。

 より適正かつ正確なハンディキャップを査定するためにプレーごとにスコアカード(ストロークコントロールカード)の提出をお願いしていますが、実際のオフィシャルハンディキャップとの整合性にクビを傾けることが多々あります。とくにシングルゴルファーにこの現象は多くみられます。

 日本ゴルフ協会(JGA)の公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)であるJーSYSにプレーごとのスコアを毎回入力すると毎月1日付けで新ハンディキャップインデックスが査定されますが、1ヵ月でハンディキャップが上下する査定が表示されます。

 月々査定される数字ですから最も公平で適正であると思いますが、ハンディキャップ8や9の人が10や11になると「自分はシングルゴルファーでなくなった」と内心忸怩たる思いをされてる方もおられるでしょう。

 クラブハンディキャップを査定するデータである各人のハンディキャップデファレンシャルと実際のハンディキャップとの乖離は結構大きいことがあります。

 20から18や13から12へ下がるケースはすんなりと認められるのですが、8から10や12から14などシングルでなくなる、あるいはAクラスからBクラスへ落ちる微妙なケースの場合は委員会でも慎重に協議されてます。

 ハンディキャップに関して過去のブログで自分なりに疑問に感じたことを記したことがありますので再掲載します。
ゴルフのハンディキャップについて 【2012/09/09】

初心者ゴルファーが増えています

 コロナ禍はいっこうに収束に向かいません。沖縄県を除く「緊急事態宣言」も解除されたものの、リバウンドの兆候もあり警戒を緩めることはできません。

 外出の自粛が続き屋内で過ごす時間が長くなると運動不足やストレスから心身に悪影響を及ぼす健康二次被害に気をつけなければなりません。

 その点ゴルフは3密のリスクが少なく身体的、精神的な健康を維持するスポーツとして高く評価されています。そのせいか中年・若年を問わずゴルフを始める初心者ゴルファーが増加しつつあります。

 昨年の6月以降、コロナ禍であるにもかかわらずゴルフ場の多くは来場者増で今年5月まで順調に推移しています。企業の社内コンペや取引先コンペ、諸団体のコンペなどコロナ禍でほとんど中止になっているにも関わらず来場者が増えているのは、心身の健康増進に役立つと認識されたからでしょうか。

 年寄り臭いスポーツと若い人たちから敬遠されてきたゴルフも松山英樹や笹生優花が世界のメジャーを制覇した姿に触発されゴルフを始められた若い人も多いようです。ゴルフショップではクラブなどの用品やゴルフウェアを買い求める人で売上も上々。ゴルフ練習場でも待ち時間が出るほど賑わっているようです。

 こうした初心者が増えゴルフ人口が増えていくことに業界人としては大歓迎なのですが、ここにきて問題も生じてきました。ルール・マナー・エチケットの問題です。

 昔(という表現はオーバーですが)はゴルフを始めるにあたっては、会社の上司や取引先の幹部にゴルフを勧められてゴルフのイロハを教えてもらったものです。とくにゴルフは技量以上にルール・マナー・エチケットを厳しく指導されました。

 しかしながら最近の初心者ゴルファーは、上司や目上の者との交際交流を嫌い肩の凝らない同世代の仲間うちとネットやユーチューブで見様見真似でゴルフを始めるケースが多いといいます。そのせいかゴルフの精神であるルール・マナー・エチケットを無視してゴルフに興じるビギナーが多くなり問題化しています。

 過去のブログで「何ゆえにゴルフは紳士のスポーツといわれるか?」をここに再掲載しますのでゴルフ初心者の皆様ぜひお読みください。

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<何ゆえにゴルフは紳士のスポーツといわれるのか?>   2014年9月24日

数あるスポーツの中で競技規則の第1章に「エチケット」「コース上の心得」が明記されてるのは恐らくゴルフだけです。ゴルフはいかにエチケット・マナーを重んじられるスポーツであるかということがよく分かります。ゴルフは技術以前に人間性が問われるスポーツであることを最近のゴルファーは知らないように思えます。

ゴルフの上手い下手というよりプレーを通じて同伴競技者といかに楽しく愉快に過ごすかがゴルフというスポーツの妙です。老若男女が同じステージで楽しめるゴルフは、技術の巧拙よりもエチケット・マナーを遵守することこそが基本条件です。ゴルフの上手下手よりも人間としての品性・品格こそがゴルファーに求められます。

品性・品格とは、まず人を不愉快にさせない気遣いと常識をもった振る舞い、そして場の雰囲気を読み空気を和ませる会話や行動をもつ人といえるでしょう。いわゆるジェントルマンと評される人物のことです。よく「ゴルフは紳士のスポーツだ」といわれます。

クラブハウス、コースなど限られたゴルフ場のスペースで多くのゴルファーが集います。ひとり一人のプレーヤーが快適によりスムーズに楽しむために、安全かつ迅速にプレーしていただくために、他のプレーヤーへの配慮や心遣い、そしてコースをいたわり大事に使う気持ちがゴルフ規則の第1章「エチケット」の条文になっているのです。

最近はこうしたゴルフ本来のエチケット・マナーが継承されずにゴルフの巧拙で判断してしまう風潮があります。ゴルフは下手と上手が一緒に回って楽しめるスポーツです。ゴルフは下手でも同伴者に迷惑をかけない気遣いやプレーのペースを狂わせないようなプレーをすればいいのです。逆にゴルフの腕前はシングルクラスであっても自己中心的なマイペースで同伴者と協調できないモンスター・ゴルファーが増えてきたように思えます。

敬意を払われるゴルファーというのは、けっしてゴルフが上手いからではなく、同伴競技者を含めてその場の空気を和ませる会話や振る舞いを身につけている人こそ尊敬に値するゴルファーであることを肝に銘じていただきたいものです。

上杉さん理事長杯を初制覇。

 2021年度の理事長杯は5月30日の予選(48人参加)から勝ち上がってきた上杉公一さん(HD7)と倉垣匡秀さん(HD9)によって6月20日、決勝27ホール・マッチで争われ4-3で上杉さんが倉垣さんを降して理事長杯を獲得しました。ランナースアップは倉垣(匡)さん、メダリストは倉垣光伸さん(HD5)でした。
 
 決勝27ホール・マッチプレーは梅雨の晴れ間に恵まれ7時28分、競技委員の見守る中スタート。上杉さん、倉垣(匡)さんともにクラブ3大競技の決勝進出は初めて。メダリストの倉垣(光)さんは2年前に理事長杯を制覇しており、倉垣(匡)さんが勝てば理事長杯初の兄弟制覇達成となります。

 一方の上杉さんは「最近はショットが安定しOBを打たなくなった」と好調なゴルフで予選から順当に勝ち上がってきました。この日も上杉さんは大きなミスもなく倉垣(匡)さんを終始リードし4-3で破り初のビッグタイトル理事長杯を制覇しました。

※写真右からメダリストの倉垣光伸さん、優勝・上杉さん、ランナースアップの倉垣匡秀さん。

東京五輪の代表争いし烈。

 現在発出中の「緊急事態宣言」も沖縄県を除き9都道府県は20日に解除すると昨日、菅総理が発表しました。

 7月23日に開幕が予定されている東京オリンピックも実施を前提に感染拡大リスクをどう抑えるか腐心しているようです。

 東京オリンピックの種目数は33競技。その代表選手も次々決定しています。ゴルフに関しては、男子は今週の全米オープン、女子は全米女子プロの終了時点の世界ランキングを基にしたオリンピックランキングで決まります。

 日本の代表選手は男女とも米ツアーで活躍している松山英樹、畑岡奈紗は当確ですが、2番手争いが男女とも大接戦です。

 男子は昨年末までは今平周吾がリードしてましたが、今年に入って今季3勝の星野陸也が世界ランク75位に大躍進。そして松山の後輩でアマチュア時代の実績を引っ提げプロ入りした金谷拓実がプロデビューしたとたんダンロップフェニックスや2021年初戦の東建ホームメイトカップに勝つなどして同81位で逆転を狙ってます。

 女子も世界ランク24位の稲見萌寧と同28位の古江彩佳が激しく競り合っています。2番手の有力候補として期待されている渋野日向子は米ツアーでなかなか結果が出ず同31位と後退しており、全米女子プロに勝負をかけます。

 男女とも東京オリンピック日本代表争いの1枠をめぐって熾烈な争いが繰り広げられており決定日までの残り試合、目が離せません。

面白いゴルフ本のご紹介。

 

 会員のTさんから「面白いゴルフの本なので総支配人、読んでください」と一冊の本をお貸しいただきました。題名は「スゴい!ゴルフコース品定め」(川田太三著)副題に「スコアじゃなくコースに挑もうじゃないか」とあります。

 ゴルフ設計家でもありゴルフ評論家でもある川田太三氏が世界の名コース、日本の名コースを単に造形美や景観美だけでなく自然の地形やコースの攻め方など設計セオリーの「妙」を軽快な筆致で紹介しており、なかなか面白い本でした。

 本のプロローグで面白いゴルフの格言が紹介されており印象に残ったのでご紹介しておきます。

 「誰がいつごろ作ったものか確かではないが私の好きな格言に“飛距離自慢の幼稚園”  “スコアにこだわる小学生”  “周りが見えて中学生”  “マナーにうるさい高校生”  “歴史をひもとく大学生”  “友、群れ集う卒業生”」とありなかなか含蓄ある格言です。

 確かに思い返せばゴルフを始めたころは目の前のボールをうつことだけに夢中になって周りを見る余裕もなく”幼稚園”だったように思いますし、少し上達したらスコアにこだわる“小学生”だったように思います。

 ”中学生”“高校生”“大学生”と指摘されたような段階を経て大人のゴルファーに成長してきたかと問われれば、いささか自信はありませんがこの格言を胸に生涯ゴルフを楽しみたいと思っています。

 この「スゴい!ゴルフコース品定め」(ゴルフダイジェスト社1,500円税別)に興味のある方はぜひご購読ください。書店になければアマゾンで購入できます。

今日は「ゴルフの日」だそうです。

 最近は、各種業界がいろいろな記念日を制定しています。ゴルフ業界人である私も知りませんでしたが今日5月28日は「ゴルフの日」だそうです。

 制定した理由は、1927年5月28日に第1回全日本オープンゴルフ選手権大会が横浜の保土ヶ谷ゴルフクラブで開催され、アマチュアの赤星六郎が優勝し、ゴルフブームのきっかけになったことからスポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが1994年に制定したそうです。

 「ゴルフの日」だから業界挙げての記念イベントをするとか、全国で記念大会競技をするとかといった催しは一切なく知名度もほとんどの方が知らないと思います。せっかく「ゴルフの日」を制定したのだからもう少し有効にゴルフ振興につながるようなイベントなりをすればと思いますが、ゴルフ業界の各種団体の統一性がない現状では意味のない「ゴルフの日」です。

 ちなみに1903年5月24日に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ俱楽部」が誕生したことから「ゴルフ場記念日」も制定されているようです。