ゴルファーに求められるのは品性品格。

 ゴルフにおいては技量以上にマナーが大切です。シングルゴルファーであろうと不作法ゴルファーは嫌われ「彼がいるなら遠慮するよ」とだんだん仲間が離れていきます。ゴルフに求められるのは上手下手ではなく人間としての品性品格なのです。

 往々にして上級者はスコアにこだわり自己中心のプレーヤーが多いように思われます。そのためか同伴者の存在を忘れたかのような振る舞いをよく目にします。

ゴルフは見知らぬ人とでも一緒にプレーが楽しめる素晴らしいスポーツです。ビギナーとベテラン、男性と女性、お年寄りと若人が一緒にプレーすることができ楽しめます。

 ゴルフに求められる守らなければならないひとつがマナー・エチケットです。ゴルフ場内に集うゴルファーに対する思いやりと敬意です。クラブハウスに入れば身分や職業、肩書は不要ゴルフを愛好する同好の士として接することが大事です。

 クラブハウスで知らない方とすれ違ったり、ロッカー室で隣り合わせになったときに軽く挨拶を交わすだけでその日一日が健やかな気分でスタートすることができます。

 ゴルフはよくイギリス生まれの紳士淑女のスポーツだといわれていますが、こういった他人に対する思いやりや敬意をもって接せる行動や行いがゴルフに求められているからです。「ゴルフが他の競技と趣を異にするのは、イギリスの騎士道を基本として長い伝統が凛として存在するためである」とゴルフ史家・夏坂健氏はいってます。