ゴルフが楽しくなるカジュアルティー設置。

 ゴルフ場にはバックティーやレギュラーティー以外にフロントティーやシニア向けのゴールドティーや女性向けのレディースティーを設置していますが、75歳を超す高齢者ゴルファーから「もう距離が出なくなりゴールドティーやレディースティーからでも無理です。そろそろゴルフも手仕舞いする時がきた」と嘆いておられる高齢者ゴルファーの声をよく聞きます。高齢者には最適のスポーツといわれるゴルフを、体が動く限りいつまでも続けていただきたいと思っているのはゴルフ場関係者全員の思いです。

 そのせいか各ゴルフ場ではいつまでもゴルフを楽しんでいただこうとレディースティーよりさらに前にティーイングエリアを設ける所が増えてきました。「プラチナティー」とか「ピンクティー」とか呼び名はゴルフ場により違いますが、高齢者ゴルファーにいつまでもゴルフを楽しんでいただくことを目的としています。

 距離はおおよそ4500ヤード前後が多く、高齢者ゴルファー以外にゴルフを始められたビギナーの入門コースとしての利用などゴルフ振興策の一環でこうしたカジュアルティーが増えてくると思います。

 当クラブでも一昨日の12日にカジュアルティーを設置、開設しました。アウト2173ヤード、イン2240ヤード、全長4413ヤードです。名称はカジュアルティーとし、ティーマークの色は、ピンク、プラチナなど検討した結果、グリーンに決めました。

 カジュアルティーは高齢者ゴルファーに限らずビギナーからグランドシニアまで幅広く気軽に楽しんでいただくためにカジュアルティーと称することにしました。各ホールのヤーデージは下のスコアカード(クリックしてください)の通りです。

スコアカード

 ミドルホールで250ヤード前後ですからドライバーショットが150ヤードしか飛ばない方でもパーオン可能となりゴルフの面白さが再認識、再確認できます。アベレージゴルファーでもこのティーを利用すれば第2打がショートアイアン、ロングホールも2オンできイーグルに挑戦できるなどプロ気分が味わえる楽しさがあります。

 ただしこのカジュアルティーはコースレーティングがとれませんので、クラブ競技には使用できませんし、プレー後のスコアカード提出してもハンディキャプ査定に反映されませんのでご注意ください。 奈良柳生カントリークラブ総支配人・阪口 勇