年の瀬の街中の飾りつけもクリスマスからお正月へと模様替えし、新しい年を迎える準備に大忙しです。当クラブでもクラブハウス玄関に恒例の門松がコーススタッフの手により飾りつけられました。
日本ゴルフ場経営者協会(NGK)の大石専務理事が専門誌「ゴルフ場セミナー」でゴルフ場利用者の来場実態についてデータを基に紹介されているので紹介します。このデータを見ると、ゴルフ場業界はかなり深刻な状況にあることが分かります。以下、大石専務理事の抜粋した文章です。
ゴルフ場利用税の課税状況から算出された「2017年度全国ゴルフ場来場者数」は、前年度比23万人減少(0・27%)の8555万であった。
「70歳以上」が前年より110万人増加(7%増)して1678万人となり、全来場者の19%を占めている。半面「18歳~70歳未満」は2010年に8000万人を割込んで7758万人となってから7年間で約1000万人減少し、2017年度は6877万人と初めて7000万人を割込んだ。
全来場者数は2002年度に9000万人を割込み8800万人となって以降、約16年間は8500万人~8800万人前後維持している。この来場者が維持できているのは、70歳以上の旺盛なプレー意欲と供給側であるゴルフ場の低料金化等による営業努力に支えられたものであると考えられる。と大石専務理事はいいます。
「18歳~70歳未満」が単純平均で年間約150万人減少していることの原因は「団塊の世代」が70歳以上に移行することに対して、若年層ゴルファー創造が十分にできていないからであることは、多くのゴルフ関係者の共通認識である。