奈良県ジュニアゴルフ選手権を当クラブで開催します。

 奈良県ゴルフ協会主催の国体やねんりんピック、スポーツマスターズなどの選手選考会といった主要な県民ゴルフがコロナ禍で中止となっていますが、奈良県ジュニアゴルフ選手権については、ジュニアの進学先のゴルフ推薦の技量・実力基準としての県内大会が必要ということで高ゴ連などが決定し、当クラブで8月20日に開催することになりました。

 コロナ禍で2月から5月まで学校閉鎖が続き授業の遅れを取り戻すため、夏休みも短縮して規程の授業単位を確保するために夏休みも短縮され、ジュニアゴルフ選手権の開催も危ぶまれていましたが、高校野球やそのほかの体育会の部活同様、全国大会は中止になったものの、各府県レベルの競技会を開催することにより在学中の部活に打ち込んできた生徒の努力が報われるようです。

 奈良県ゴルフ協会の報告によりますと19組69名が参加することが決まってるようです。練習に励んできたジュニアたちがふだんの実力を十分に発揮できるようにしっかりコースメンテナンスをして選手たちを迎えたいと思います。

関西社会人ゴルフ選手権予選、無事開幕。

6月4日に熊本県内各地で甚大な被害をもたらした梅雨前線は6日~8日にかけて九州北部から中四国、近畿、中部、関東と日本列島を横断するなど各地で水害が発生しています。豪雨被害に遭われた皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

 本日はスポーツニッポン新聞社主催の「第43回関西社会人ゴルフ選手権予選」が当クラブで行われました。前夜から未明にかけて大雨警報と強風警報が発せられた近畿地方。午前6時頃まで強風、豪雨が降り続き開催が危ぶまれましたが、8時過ぎから雨雲が東に流れるとの情報でスタート時間を1時間遅らせることに決定。

 その間、コース内の強風による枯れ木の倒木、枝葉の散乱を除去し、コース内の整備に尽力し8時半のスタート時間に間に合うように全力で作業を行いました。予報通り雨雲は東へ移動し雨も上がり8時30分よりスタートして行きました。

なお大会はコロナ感染症防止対策として受付で参加者選手全員に体温チェックを実施し、次のような「参加誓約書」を提出し参加しました。①現在、発熱(37・5度以上)・咳等の症状はなく、良好な健康状態です。②近親者、または濃厚接触に新型コロナウイルス感染症の疑いのある者、もしくは感染している者はいません。③過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航、または当該在住者との濃厚接触はありません。④感染防止のために主催者が決めたその他の措置の順守、指示に従います。⑤私個人の責任において健康管理に十分な注意を払い大会に参加し、万一体調などに異常が生じた場合はすみやかに大会参加を中止します。⑥イエント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対してすみやかに濃厚接触者の有無等について報告いたします。

初心者ゴルフにはやさしく指導するように。

 最近目立ってきたのはご夫婦連れ、親子ゴルフなどファミリーでゴルフを楽しまれているケースです。ご夫婦ゴルファーは以前から当クラブでは多かったのですが、最近は小学生や中学生の子供を連れてゴルフを楽しんでいる親子ゴルファーが増えてきました。シニアゴルファーが年々ゴルフをリタイヤしてゴルフ人口が減少傾向にある現在、小中学生ゴルファーが増えていくのは大歓迎です。

 先日、会員が初心者のお嬢様を同伴で来場されました。ラウンドはまだ数える程度とのこと。父上は「後ろの組に迷惑をかけないように、クラブ2、3本を持たせて走らせます」といわれましたが、若い初心者ゴルファーが最も嫌がるのが「後ろの組に迷惑をかけないよう、ボールの所に走っていけ!」とか「ボールはティーショットすればボールに触れずにあるがままの状態で打つこと」等々、先輩ゴルファーとしてゴルフの行動基準をあれやこれや指示アドバイスすること。

 これが初心者にはトラウマになって「空振りやチョロなどうまく打てない上にボールに触るな、ボールの所まで走れとかいわれて、もうゴルフなんてイヤ!」とせっかくゴルフをしようという若い人の芽を摘んでしまうことが多いようです。先輩ゴルファーはお気をつけください。

 ゴルフほど難しいスポーツはありません。ベテランゴルファーでもチョロや空振りもします。初心者であればなおさらです。バンカーに入ったり池に入ったりと苦戦の連続です。初心者に同伴する先輩ゴルファーは、こうした場合、厳しいルールやゴルフの行動基準を教え込むことよりリラックスしてゴルフを楽しむことを教えてください。

 ラフにあるボールは打ち易いようにピックアップして打ち易いようにボールを置くことを認め、バンカーで3度打って出なかったら、バンカー外に出してプレーすることを勧めるなどして初心者育成プログラムを考え実践してください。

 難しいゴルフを教え込むより、広い緑の芝の上を歩いて行く爽快感をまず感じてもらう、そしてまたゴルフがしたいという気持ちをもたせるようにアテンドしていただければと思います。ゴルフは「人に迷惑をかけず、ウソやごまかしをしない」だけを教えていただければ、当面それで十分です。

ゴルフの蘊蓄(うんちく)を披露します。

 コロナ禍に加えて鬱陶しい梅雨の週末。昨夜からの雨がかなり降り朝方まで雨のためエントリーはキャンセルが多く来場者も14組50余名と惨憺たる数字です。バブル期以前のように「雨でもゴルフはやるもの。雨でキャンセルなど恥ずべき行為」と教えられましたが、今やゴルファーの7割以上が60歳以上のシニアだけに「雨中ゴルフで風邪でも引いたら元も子もない」と天気予報で傘マークが出るといとも簡単にキャンセルされます。残念なことです。

 今日は暇に任せて少しばかり「蘊蓄(うんちく)」を披露しましょう。

 18ホール、パー72が標準的なゴルフ場ですが、最近のトーナメント、とくに米国ツアーではパー71に設定されたトーナメントコースが多いですね。道具の飛躍的な進化によりパー5が3打でのパーオンのロングホールが軽く2オンするようになってきたため、500~530ヤードのパー5ならパー4の設定にしてしまおうということです。

 ゴルフはパー=標準打数でパープレーを目指して行くゲームですが、パーより1打少ない打数でホールアウトすれば“ナイスバーディ”ですね。バーディ(birdy)はご存知のように鳥のことですね。なぜバーディと称したのでしょう?これは打ったボールが鮮やかに空を鳥のように舞い上がり飛んで行ったことに由来しているといいます。

 ではパーに対して2打少なければイーグル(鷲)といいますね。バーディより強く鷲は飛ぶという意味から名付けられたようです。バーデイよりより強いという意味でイーグルという呼称は相応しい気がします。

 さらにパーに対して3打少ない場合、パー3のショートホールでティーショットがカップに沈めば“エース”あるいは“ホールインワン”という快挙ですが、パー5のロングホールを2打でカップインすれば“アルバトロス(アホウ鳥)”といいます。

 ホールインワンは距離の短いショートホールだけに技量に関係なくビギナーズラックのマグレで達成することがありますが、パー5のロングホールを2打でカップインさせるには相当の技量の持ち主でないと達成できずホールインワン以上に奇跡的な快挙です。

 この2打でカップインさせた時に称すのがアルバトロス(アホウ鳥)です。ロングホールを2打でカップインすることは常識的に考えられないことからアホウ鳥というのかと思ってましたが、そうではなくアルバトロス(アホウ鳥)という鳥は風を巧みに利用することで長距離を容易に飛んで行く鳥だからそう付けられたようです。

 ここまではゴルファーならほとんどの方がご存知のはず。ならばパーより4打少なく上がれば何と呼ぶか?知ってる人はかなりのゴルフ通。この場合は“コンドル”というそうです。プロのトーナメントでもコンドルの快挙はまだ記録はありません。しかし現在の道具の進化で360~400ヤードのパー4ならコンドルの快挙達成も近いと思います。

ゴルフは人間性を養うには最適。

ゴルフというスポーツは人間性を養うには最適のスポーツです。日本のゴルフが昭和30年代に飛躍的に成長したのは、法人マネーによるところが多いと、このブログで何度も書いてます。

 企業のトップがゴルフを重要なコミュニケーションツールであることに気付き取引先や得意先をゴルフに招き「ゴルフは夜の飲食接待より、相手のプレーぶりをじっくり観察できる。相手のミスショットやトラブルショットの対応を見てその人間性がわかる」などビジネスに取り入れられてきました。

 得意先や取引先の接待だけでなく企業の社長や役員クラスであれば部下の人間性や長所・短所を把握するためにゴルフに連れだし、その人物の“人事考課”をするのに最適であるともいわれてきました。

 ゴルフの持つこうした利点をもっと積極的に活用して青少年にゴルフを通じて健全な判断力を培ったり、遵法精神を養ったりするための人間形成に役立つ教育にもっと利用する教育プログラムを文科省で検討してもらえればと思います。

女子ゴルフツアー25日から開幕します。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために人の移動が制限されていましたが、ようやく都道府県境をまたぐ移動の自粛が全面解除されました。そのせいか昨日の土曜日、奈良公園や東大寺周辺の観光客が増え他府県ナンバーの車が多かったようです。ゴルフ場も昨日、今日と梅雨の晴れ間ということもあり来場者も多く活気が戻りつつあります。

 プロ野球も一昨日から開幕しました。無観客試合とはいえ、贔屓のチームの勝ち負けが気になり職場の仲間と勝因、敗因の分析など熱く語り合う日常が戻ってきました。

 ゴルフは女子ツアー「アースモンダミンカップ」(千葉県)が6月25日から始まります。一方、男子ツアーは新型コロナウイルスの影響で中止が続いてます。今年は年初にシンガポールで行われた「SMBCシンガポールオープン」のみ実施されましたが、第2戦以降10試合が中止になってます。

 日本ゴルフツアー機構では8月20日からの「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」(北海道)での再開をめざしています。男子ツアー25戦中10戦が中止されているため、今年度と来年度のツアーを統合して1シーズンとすることが発表されました。試合に出場できるシード権やQTファイナルで出場権を得たプロにとってはひとまず安堵したことでしょう。

プレーの後は風呂で汗を流してサッパリしては。

 近畿圏に限れば新型コロナウイルスの新規感染者は、この1週間限りなくゼロに近く収束に向かいつつあるように思われますが、ここは気を緩めることなくしっかりと予防対策をして行動しましょう。

 昨日の日曜日は好天気に恵まれたこともあり、会員を中心に多くの来場者がゴルフを楽しまれました。気温30度を超す真夏日でしたが、湿度は意外に低かったせいか皆さん「思ったより暑くなかった。むしろ自粛生活でストレスが溜まっていたのが、太陽の下で爽やかな汗をかいて気持ちよくプレーでき発散できました。」と満足気でした。

 コロナ禍による感染者拡大防止のためゴルフ場もいろいろな対策を講じています。気温が急上昇するとプレー後の汗を流す風呂も快適ゴルフの大きな要素です。しかしゴルフ場によってはコロナ対策で風呂は利用できずシャワーだけといったところが多いようです。当クラブは風呂、シャワーとも一貫して利用可能とし利用する、しないはお客様ご自身で判断していただいてます。

 風呂での感染率が高いと思われてる方も多いですが、さほど懸念することもないし、緊急事態宣言下でも町の銭湯は、自宅に風呂がない方のため衛生面から自粛、休業は要請されていませんでした。なぜかゴルフ場ではシャワーは可能だが風呂は使えない所が結構あります。

 当クラブのこの1か月間の風呂の利用状況を見ると来場者の男性利用者は65%、女性で40%の方が風呂を利用されています。昨日は来場者163名(男性143名、女性20名)の内、風呂利用は男性72名、女性14名で利用率は男女合わせて52・7%でした。

 これから真夏日、猛暑日と気温が高くなる夏のゴルフ、プレーで健康的な汗をかいた後は、風呂でさっぱり汗を流す気持ちよさは格別です。コロナウイルスをなめてはいけませんが、必要以上に神経質に怖がることもよくないと思います。

ゴルフスタイルが変わりつつあります。

 コロナ禍はなかなか収束しそうにありません。コロナと共生しながらの新しい生活様式が求められています。ゴルフもコロナと共生しながらの新しいゴルフスタイルに変化して行かなければならないかもしれません。

 コロナによる自粛制限の下、ゴルフ場の営業は180度変わりました。キャディなしのセルフによるスループレーやレストラン、コース売店閉鎖など社交施設ではなくスポーツ施設に特化した営業となり、利用するゴルファーも特段不便や不自由を感じずゴルフを楽しんでおられるようです。

 ゴルフがスポーツより遊興に重点がおかれ、社交接待の有力な手段として法人マネーにより利用され発展してきた経緯があります。団塊の世代が退職し健康維持のため、身銭を切りながらゴルフを楽しむゴルファーが増えたことと、コロナ禍による施設制限が相まって皮肉にも本来のゴルフスポーツ施設に生まれ変わろうとしているようです。

 コロナ禍が完全に鎮静化した時にゴルフスタイルがどのように変わっているのか興味深いところです。

新緑の美しいコースへ。

 新型コロナウイルスの国内感染が初めて報告されたのが1月28日でした。あれから4ヵ月が経過しました。その間、緊急事態宣言が発出され、いろいろな業種への休業要請や不要不急の外出を自粛するなど国を挙げての取り組みをして、ようやく緊急事態宣言も解除され、日常生活も徐々に戻りつつあります。

 一昨日、奈良県ゴルフ場支配人会がディアーパークGCで行われました。同ゴルフ場は現在キャディなしのセルフプレーのスループレー。レストランや喫茶室、コース売店は完全閉鎖で利用できません。普段と違う営業形態で営業されており、支配人会もこの営業スタイルに則ってコース視察をしました。

 ゴルフを楽しむのにこの営業スタイルで特別、不便や不満を感じることがありませんでした。春の好天の下、新緑の美しい芝や緑の木々の中を白球を追っていく醍醐味を存分に味わいました。

 コロナ禍でゴルフを自粛されている方も多いようですが、太陽が燦々と降り注ぐ中、クラブを思い切り振り、ボールの行方を追って緑のジュウタンを闊歩すれば日ごろの憂さが晴れます。Stay homeで自粛されているゴルファーの皆さん、そろそろゴルフを解禁されてはいかがでしょう。

J・ニクラウスの人間性、品格に敬服。

 新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言が39県で解除されて以来、初の週末となった昨日・一昨日は各地で賑わいをみせたようです。ゴルフ場も一昨日はあいにくの雨でキャンセルが続出し、エントリー数人となったため、急きょクローズしましたが、昨日はクラブ競技「親睦競技会」が開催され多くのメンバーが参加し好天気もあり、存分にゴルフを楽しんでおられました。

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 球聖ボビー・ジョーンズをはじめ伝説のゴルファーにはレジェンドに相応しいエピソードや名言が数多く残されています。ある書物をひも解いていたら帝王ジャック・ニクラウスのエピソードが目につきました。いい話なので紹介しましょう。

 1977年にニクラウスは日本のゴルフ場でプレーするために来日。ニクラウスはスタート前に自分の愛用するパターがなくなっていることに気付き、パターが盗まれたと周りは大騒ぎになったそうです。

 当のニクラウスは慌てず騒がず「私が失ったのはパターだけだ。しかし私のパターを盗んだ者は、心の中の大事なものを失ったはず。私はその人物の今後が心配だ」とコメントしたそうです。

 犯人はそのコメントを見たか聞いたか判りませんが泣きながら詫びてパターを返したそうです。プロゴルファーとして頂点を極めたニクラウスらしい滋味あふれるコメントに大きな人間性、そして品格を感じます。