夏の暑さ対策はしっかりと。

 先週の水曜日に梅雨入りしたとはいえ、連日好天気が続きゴルファーにとっては嬉しい誤算です。梅雨の後は、蒸し暑い夏がやってきます。夏の暑さ対策をしっかり行いゴルフを楽しんでいただきたいと思います。

まずは服装ですが、直射日光を頭からモロに浴びないように帽子は必須アイテムです。できればサンバイザーより防止を被る方が熱射病を防げます。最近の夏向きの帽子として蒸さないようにメッシュ地のものが売られています。

また直射日光に含まれている紫外線(UV)を体に直接浴びないようにできるだけ木陰を歩くように心がけてください。とはいえ、木陰の少ないフェアウェーでは木陰がないので、これに代わるゴルフ用日傘を利用しましょう。最近のゴルフ用日傘は軽い布素材でUVをばっちりカットしてくれます。しかも日傘を差して歩くと木陰感覚で涼しく感じます。

近年、肌を黒く焼くことは皮膚がんなど後年、発症させるとして紫外線から肌を守るようにいわれてます。体を露出する顔や腕、手などにUVカットの日焼け止めクリームをスタート前に塗るようにしてください。

夏のゴルフには大汗がつきもの。脱水症状にならないようにスポーツ飲料でこまめに補給をするために、スポーツ飲料は必ず携行するようにしましょう。

ハンドタオルも夏のゴルフには必需品です。ふつうの大きさのタオルもいいのですが、スラックスのポケットに入りませんし、かといって肩にかけたり腰のベルトにぶら下げるのはマナー違反ですからハンドタオルがベターです。だからといってゴルフ場の洗面所に備えているハンドタオルを持ち出すのはルール違反ですし、ゴルファーとして恥ずべき行為ですので慎んでください。

運動後のクールダウンも重要です。とくに夏のゴルフを楽しんだ後は、強い日差しを受けて熱した体はシャワーでゆっくり冷やしてください。ただしシャワーもいきなり冷たい水を浴びないで低音の湯から徐々に冷たい水温に切り換えていくようにしましょう。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

初心者ゴルファーの指導は段階を経て。

 前回のブログ「初心者には厳しいルールよりゴルフの楽しさを」に対して「ゴルフを始めた初心者こそゴルフの持つ崇高な精神、ルール・マナー・エチケットなど厳しく教えなければいけないのではないか。先輩ゴルファーが厳しく指導しないからバンカーの跡を直さずに出たり、無神経にプレーヤーの後方線上に突っ立たりする無知なゴルファーがはびこるのではないですか」というご意見をいただきました。

 ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏も自身の著書に「初級者も悪法に甘えるな」と書いてます。ごもっともです。しかしながらよく考えていただきたい。ゴルフ初心者に厳しいゴルフのルールを教え実践させるのは、幼稚園児にいきなり小学生や中学生の算数や国語・英語・数学を教えるようなものではないでしょうか。まず絵本や遊戯などから学ぶことの楽しさを覚えさせ小・中・高・大と段階を経て学んでいく教育システムこそ初心者ゴルファーの指導にも当てはまると思うのですが。

 ゴルフもまずボールを確実に打てるようになって、広いゴルフ場に出て緑の芝の上を歩く爽快感、たまに出るナイスショットや10メートル以上の長いパットがカップインしたときの快感・感激など初心者でも味わえるゴルフの楽しさ・面白さを実際に体験してこそ、ゴルフの奥深さにはまり込み虜となっていくのではないでしょうか。これこそが新しいゴルファーを増やしていくことにつながるのではないかと思います。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

初心者には厳しいルールよりゴルフの楽しさを。

 日本独自のローカルルール「前進4打」。ゴルフの基本は常にあるがままの状態でプレーするのが本来の在り方です。ティーショットをOBした場合は、当然打ち直しするのがゴルフです。

 しかしながらゴルファーが減少していく状況下で、いかに新しいゴルファーを増やしていくかを考えると初心者にはゴルフがあまりにも難しすぎます。ゴルフ練習場に数回行ってコースデビューできるほど簡単なものではありません。クラブにボールを当てることすら難しく、当たるようになってもチョロやら右や左に飛び真っ直ぐ飛ばすことは何十年とやってるゴルファーですらままならない。

 初心者が100前後のスコアで回れるようになるには相当の暇(日数)とカネ(練習)が必要です。初心者がコースデビューしたら先輩ゴルファーはゴルフの精神を教え込みます。なかでもゴルフプレーの基本はノータッチでボールはあるがままの状態でプレーすることを強調します。

 ノータッチの精神は、競技などで自分に都合の良い「ズル」をしないということが大前提です。一定の技量をもつゴルファーがスコアのためにボールを自分の都合の良いように動かすことを戒めてるわけですが、初心者がコースデビューしたらノータッチ、あるがままになど難しい理屈をいわず打ち易いライにボールを置き直すことを認めてあげる、またバンカーショットも2回以上打っても脱出できなければ適当なペナルティ(2打?くらい)を付加してピックアップして打ち易い所からプレー続行させるなどの救済処置を設ければ良いと思います。もちろんギブアップもOK。

 100以上のスコアを叩くビギナーには、ティーショットをOBした場合の打ち直しも相当のプレッシャーになるようです。ティーショットを何球も打ってOB連発では同伴者だけでなく後続組にも迷惑をかけていることが、当の本人が一番分かってるだけに気の毒です。こうしたときに前進4打のローカルルールが生きてきます。日本独自の悪しきローカルルールと決め付けず、こうした事情を考えれば前進4打も意味をもってきます。

 ただこの前進4打も特設箇所(特設ティーとしている所もあります)からプレーイング4で打たなければならないと強制するのではなく、打ち直しもOK、前進4打も可能という選択性の配慮がゴルフ場には欲しいと思います。ただ単にプレーの進行を早めるためにゴルフ場の都合だけの前進4打でなく、あくまでもプレーヤーに選択させるようにしたいですね。

 初心者がOBの連発でボールをたくさん失くし、その上スコアはボロボロ、同伴者や後続組に冷ややかに見つめられてするゴルフ、面白いはずがありません。「高いカネを払ってのゴルフ、もう2度としない」といわさないためには、どのゴルフ場も前進4打の救済措置を設けることを検討する必要があると思います。もちろん競技にはこのようなローカルルールの適用は不可ですが。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

日本スポーツマスターズ予選開催。

 

 本日(5月30日)は奈良県ゴルフ協会主催の「奈良県シニアゴルフ選手権兼第17回日本スポーツマスターズ予選」が奈良柳生カントリークラブで男性の部134名、女性の部13名が参加して快晴の好コンディションの中、熱戦が繰り広げられ、男性の部は山中淳さんが、女性の部は小野久美さんが優勝しました。男性の部は上位20名、女性の部は上位10名が予選通過し、6月21日にディアーパークゴルフクラブで行われる決勝で奈良県代表選手が決定します。

日本スポーツマスターズは文部科学省が生涯を通じて豊かにスポーツを享受する環境づくりをはかり、シニア世代で生涯スポーツに親しんでいる人の自己の技量を試す場をということで、16年前から体協管轄下で実施されてきました。各都道府県の代表選手が今年度は兵庫県の廣野ゴルフ倶楽部(男性の部)と東広野ゴルフ倶楽部(女性の部)で行われます。

 本日の上位5名は下記の通り。(詳細は奈良県ゴルフ協会ホームページで
<男性の部>
①山中  淳 38 38 76
②笠原  博 38 38 76 
③北川 富重 38 38 76
④徳矢 光行 40 37 77
⑤門西 祥司 39 38 77

<女性の部>
①小野 久美37 38 75      
②延原 初美39 41 80
③入江 嘉栄42 40 82
④樫村 治子42 40 82
⑤藤原 美樹41 41 82

打球事故に注意してください。

 ボールの打球事故には気をつけてください。ゴルフ場で「フォアー!」という声が聞こえたら、まず頭を抱えてしゃがむこと。

 「フォアー!」の声は隣のホールや後方から飛んでくる危険球ですから打った本人はもちろん、キャディや同伴者も大きな声で「フォアー!」と発して飛んだ打球方向にいるゴルファーに注意を喚起する。これはゴルフをする者の初歩的なルール・エチケットです。ルールブックの第1章エチケットにちゃんと明記されています。

 しかしながら「フォアー!」の声が聞こえたからといって咄嗟に声の方向は分からない。音もなく飛んでくるボールがどの方向からくるか正直分かりません。ただ、いえることは石のような硬いボールが直撃した場合、帽子を被っているのと無帽では負傷の度合いに大きな違いがあります。帽子着用を義務付けるのはこうした危険防止のひとつでもあるのです。

 「フォアー!」の声を耳にしたらまず声が聞こえた方に背を向けて頭を抱えてしゃがみ込むことです。いきなり飛んできたボールを避けることは難しいですが、万一ボールが当たっても最小限の負傷・怪我で済みます。

 遠くから飛んでくるボールは「フォアー!」の声とともに防御体勢をとれますが、意外に打球事故で多いのが同伴者同士で起こる打球事故です。同伴者が打つ前に自分のボール位置に行こうとして前に出てシャンクしたボールが直撃することがあります。至近距離の打球だけに顔面に当たると骨折で済まず陥没したり、目を直撃した場合などは失明という痛ましい事故も報告されています。

 ボールは必ず前に飛ぶ訳ではありません。シャンクしたボールは直角までとはいいませんが80度横の同伴者に直撃することもあります。ショットするプレーヤーの前には絶対に出ないようにすることと、同伴者がショットする際は必ず立ち止まってショットを見届けるようにしてください。

 ゴルフ場では不意の危険がいつ襲ってくるか分かりません。加害者になることも被害者になることもあります。どちらにしても不幸な出来事です。こうした事故が起こらないよう万全の用心をして行動してください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

プレーオフで福田凪砂(近大)が優勝。

 関西学生ゴルフ連盟主催の「2017年度関西学生女子連盟杯」が5月17・18日の2日間にわたって当クラブで行われました。昨日、今日と絶好の好天気に恵まれ、熱戦が繰り広げられました。予選を通過した40人が出場して争われ、前日70の2位タイで決勝進出した福田凪砂(近畿大)と71で4位通過した田中祐季(大手前大)がトータル141でトップタイとなりプレーオフの結果、福田が優勝しました。2位に田中、3位にはトータル142で小野星奈(近畿大)と堀内美希(近畿大)が入りました。

※写真上は表彰式、写真下は左から3位タイ・堀内、優勝・福田、2位・田中、3位タイ・小野

      関西女子学生連盟杯ベスト10成績
①福田 凪砂(近畿大学)141(35 35 70、38 33 71)
②田中 祐季(大手前大学)141(36 35 71、34 36 70)
③小野 星奈(近畿大学)142(36 37 73、33 36 69)
③堀内 美希(近畿大学)142(37 31 68、38 36 74)
⑤石口菜都実(流通科学大学)145(38 34 72、36 37 73)
⑤北添 恵理(大阪学院大学)145(37 33 70、38 37 75)
⑦小寺 香穂(流通科学大学)147(36 36 72、36 39 75)
⑧佐藤 愛絵(近畿大学)148(36 39 75、37 36 73)
⑧住野 百果(流通科学大学)148(35 3974、36 38 74)
⑩安田 美祐(大手前大学)149(37 39 76、36 37 73)
⑩安本 美咲(流通科学大学)149(35 38 73、39 37 76)

関西学生女子連盟杯始まる。

 今日(5月17日)と明日の2日間にわたって関西学生ゴルフ連盟主催の2017年度「関西学生女子連盟杯」が当クラブで始まりました。大手前大学、大阪学院大学など13大学64名の選手が参加して36ホール・ストロークプレーで争われます。例年この大会は雨にたたられることが多く、キャディバッグを担いでプレーするだけに雨の日は大変ですが、今年は2日間とも傘が不要な好天気に恵まれ、熱戦が期待できます。

 関西女子学生連盟杯
1日目の上位10の成績は下記の通り。
①堀内 美希(近畿大学)37 31 68
②北添 恵里(大阪学院大学)37 33 70
②福田 凪砂(近畿大学)35 35 70
④田中 祐季(大手前大学)36 35 71
⑤石口菜都実(流通科学大学)38 34 72
⑤小寺 香歩(流通科学大学)36 36 72
⑦鵜飼  桃(大手前大学)37 36 73
⑦小野 星奈(近畿大学)36 37 73
⑦山川明日香(大手前大学)35 38 73
⑦安本 美咲(流通科学大学)35 38 73 

ゴルフ場のクールビズ。

 5月に入り連日25度以上の夏日が続き暦の上では春ですが、もう夏季に入ってるようです。

 今月から9月末までクールビズシーズンに入りました。クールビズは2005年に節電を促す取り組みとしてエアコンによる冷房を室温28度に設定するよう指導、そのためノーネクタイなど軽装でも構わないとクールビズが始まりました。

 クールビズが実施されて12年が経過してノーネクタイなどに違和感を感じなくなりましたが、冷房の28度が適正であるかどうかは分かりません。昨日の首相官邸で行われた副大臣会議で、クールビズの冷房28度設定が適正かどうか議論があったそうです。

 ゴルフ場のクラブハウスの室温28度はとてもじゃないが無理です。28度設定にすると「暑すぎる」「エアコン故障か?」などクレーム続出となります。せいぜい事務所などバックヤードのエアコンでクールビズ対応するだけです。

 ゴルフ場でクールビズに対応できることといえば来場時のブレザー等上着着用義務が、上着なしでも可になるくらいでしょうか。

 夏になるとゴルフ場にとってはプレーヤーのプレーファッションで、短パンに対するハイソックス着用かショートソックスOKかの議論です。

 何度もこのブログでも書いていますが短パンにハイソックスは日本独自の意味のないゴルフファッションルール?です。このファッションを強いるのは開場50年以上の伝統と格式のある名門クラブに多いようです。また新興名門?クラブを標榜している所もこのゴルフファッションを義務付けています。名門クラブに多い短パンとハイソックスを義務付けることで一応、自分たちのクラブも名門だと錯覚しているのでしょうね。

 テレビニュースで安倍首相の連休中の休暇をゴルフで過ごされていた映像を何度もご覧になられたと思いますが、安倍首相のゴルフファッションは短パンにショートソックスでしたね。

 安倍首相といえばゴルフ場経営者の団体「日本ゴルフ場事業協会・NGK」(現名称・日本ゴルフ場経営者協会)の理事長を務められていたこともあるゴルフ通です。トランプ大統領にホンマのドライバーをお土産に贈るなどゴルフの造詣が深い方です。

 この安倍首相が夏のゴルフファッションとして短パンにハイソックスではなくショートソックスでゴルフを楽しんでいる姿を見ると古いしきたりにしばられず合理性を優先されていることがよく分かります。意味のない短パンにハイソックスといった珍奇なゴルフスタイルはもうやめるべきと思います。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

しっかり体調管理してゴルフを楽しもう。

 昨日5月5日は二十四節気の立夏でしたが、4月に気温25度以上の夏日や30度を超す真夏日を各地で記録したりしておりすでに夏は到来しています。

 この時期の気候で気をつけなければならないのは、紫外線対策や暑さ対策です。とくに紫外線は、快晴の直射日光はもちろん曇り空だからといって安心してはいけません。この時期の紫外線は曇り空でも結構強いですからしっかりUVカットの日焼け止めをして皮膚を守るようにしてください。

 次に気をつけたいのは脱水症状にならないようにスポーツ飲料でこまめに水分補給するようにしてください。そして何よりもだいじなのは前夜の不節制を慎むこと。前夜の深酒や寝不足は絶対しないようにしてください。「明日は休みでゴルフコンペだから」と夜遅くまで飲み歩いたりせず早く家に帰り十分、睡眠をとるようにしましょう。

 ゴルフは過激な運動ではありませんが、ショットしたボールが右や左に飛んで行ったりすることがたまにあります。その際、急な法面を駆け上ったり、駆け下りたりすることがあります。そういった時に心臓発作や脳梗塞・脳溢血など命に関わるような発病・発症することがあります。

 乗用カートに乗り、ボールの所まで歩いて行くゴルフは散歩程度の運動と甘くみて自分の体力や体調を過信する人が多いようですが、しっかり体調管理してゴルフを楽しんでください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

昨日は今年一番の暑さを各地で観測。

 一昨日から春の大型連休が始まり帰省や観光旅行などで行楽地は賑わっています。天気の方も晴天に恵まれて何よりです。昨日30日は、西日本各地で今年一番の暑さになりました。兵庫県の豊岡市では31・1度の全国最高気温を観測したそうです。このほか鳥取県の倉吉市や鳥取市でも30度を超す真夏日を記録しました。大阪・奈良でも25度を超す夏日の「暑さ」でした。

 また昨日、京奈和自動車道の城陽ジャンクション・インターチェンジと八幡田辺ジャンクション・インターチェンジを結ぶ区間が開通しました。これにより第2京阪道路と結ばれ、大阪北部・京都南西部から京奈和道を利用して奈良柳生CCへ来られる方は大変便利になりました。