ゴルフ誌拾い読み、退屈しのぎにどうぞ。

 猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で国内の男女ツアーが開幕戦から一戦も開催されず中止の連続に、ゴルフファンも楽しみにしていたトーナメント観戦、テレビ観戦ができず鬱々とした気分で毎日を過ごされている方も多いと思います。

 古い週刊ゴルフダイジェスト誌に目を通していたら面白い記事を発見。退屈しのぎに抜粋して紹介します。以下同誌より。

 米PGAツアープロの本音が垣間見えると毎年話題を集める米ゴルフダイジェスト誌の恒例のアンケート調査が、今年も実施された。46人のプロの本音コメントを少しのぞいてみよう。

 昨季はマスターズで勝利と82勝目で完全復活したタイガー・ウッズだがプロたちはタイガーをどう見ているのだろうか?まず今年のメジャーで勝つチャンスは、YES60%。NOが40%。最も勝つチャンスのあるメジャーはというと、マスターズが89%。

 一方、ローリー・マキロイが今年マスターズに勝ってキャリアグランドスラムを達成するか?にはYESが89%。「100万%する」と確信する声がある一方で「保証はない。エルスやノーマンのようなこともある」との声もあった。

 ツアー勝利はメジャー1勝のみ、もしくはツアー3勝でメジャーなし、のいずれがよいかはメジャー1勝が95%と圧倒的。

 そして人生最後のラウンドをするならどこで?との問いにはオーガスタが62%、セントアンドリュースが14%だからオーガスタへの思いは深いようだ。

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 他に面白かったものとしてはツアーで一番の美人妻はアーロン・バデリー夫人のリシェルさんで22%、昨秋リッキー・ファウラーと結婚したばかりのアリソンさんも13%と、しっかりチェックしているもよう。

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 最後に、シャンクと4パット、どっちが恥ずかしい?にはシャンクが67%。「一度シャンクが出たら、次どこへ行くか分からない」と、やっぱりトッププロでも心配するようだ。

クラブハウス内は本日より全面禁煙です。

 改正健康増進法が本日(4月1日)より全面施行されました。罰則付きの受動喫煙対策です。この法律に基づき当クラブもクラブハウス館内の全面禁煙を決め本日より実施しました。

 大手ゴルフ場や兵庫県の一部のゴルフ場ではクラブハウスだけでなくコースも含めてゴルフ場敷地内での喫煙は禁止、全面禁煙といった思い切った施策を実施しています。

 私も含めてそこまでしなくてもという気がしますが、嫌煙者にとってはタバコのにおい、煙に我慢ならない人がいるのは事実です。

 タバコは本人はもちろん周りの人に害を与えます。この法律施行を機会に思い切って禁煙してみてはいかがでしょう。

研修生2人一次プロテスト通過。

 奈良公園の桜がほころび始めました。気象庁は昨日、4~6月の3ヵ月予報を発表しました。近畿地方の3ヵ月では気温、降水量ともほぼ平年並みの見通しだそうです。

 新型コロナウイルスの影響で暗いニュースが多くなっていますが、こうした時期こそ明るく元気に日々を過ごすことが大事だと思います。

 当クラブの研修生・松浦武史と白井佑のふたりが2020年度PGA資格認定プロテスト近畿地区第一次予選に出場し無事通過し第二次予選へ進出しました。

 第一次プロテストは3月24・25日の2日間、よみうりカントリークラブで行われました。松浦は初日41、38、79、最終日36、39、75、トータル153の6位タイで通過しました。白井も初日38、44、82、最終日40、41、81、トータル163の32位タイで無事通過しました。会員の皆様のご声援をお願いします。

新型コロナウイルスに負けるな。

 新型コロナウイルスによる感染対策で人の集まるイベントなどの自粛が続いています。春のビッグイベントともいわれる選抜高校野球が中止となり、プロ野球、サッカーのJリーグといった国民的人気の高いプロスポーツも先の見えない延期に追い込まれてます。

 さらには演劇・演芸や映画館・博物館といった文化施設も自粛閉館しており国民の閉塞感やイライラは頂点に達しています。

 一方、興行する側や観光施設にとっても春の稼ぎ時に大打撃を受け危機感を募らせてます。こうした閉塞感漂う状況を打破するため再開の動きも出始めています。感染終息の目途といえばワクチンや治療薬の開発に見通しが立った時ではありますが、まだまだ時間がかかりそうです。

 国民のイライラや疲労感がマックスにきているだけにUSJやディズニーランドといった屋外施設の遊園地やスタジアムの再開を検討してもよいのではないかと思う気持ちと、反面軽々しく営業再開し感染のバンデミック(大量感染)になっては元も子もありません。

 どの程度の対策を取れば良いのか科学的な判断をもとに、しっかりとした行動指針を示してほしいところです。

新型コロナウイルス感染予防対策

 新型コロナウイルスが猛威を振るってますが、ゴルフ場は豊かな緑と広い空間でのプレーを楽しむ施設です。自粛には及ばないと思います。

 当クラブでは新型コロナウイルスの感染予防対策としてロビー、レストラン入口、洗面所など各所に消毒液を配置していますのでご活用ください。

 また従業員には日々の体温チェック、咳などを確認し体調管理に万全を期すように注意しています。ご来場の皆様も体調管理に努められゴルフを楽しんでいただきますようご理解ご協力をお願いします。

プレー ファストについて。

 週刊ゴルフダイジェストの海老原清治と奥田靖己の「もう一花のゴルフ」を欠かさず読んでます。副題に「齢を重ねてわかること」という通り長いプロ生活で得たゴルフ理論やゴルフ界の話題を対談形式で論じ合ってます。“なかなかタメに“なります。

 同誌3月3日号は、「プレー ファスト」について論じ合ってます。いい得て妙というか的確に言い当ててます。一部抜粋し紹介しましょう。

 海老原:プレーが遅い人って自分が遅いとは思ってないんです。

 奥田:前の組と2ホールも空いておればわかるでしょう。どれだけ人を待たせておるのか。人を待たせるのはほんまに罪です。

 海老原:人を待たせているということがわかれば、やっぱり「悪いな」という気持ちが出ると思うのです。だけど、自分は早いと思っているから、悪いと思わないんです。だいたい遅い人は自分の遅さがわかっていない。早いとさえ思ってるんじゃないかな。もちろん早い人も自分で早いと思っているから誰も遅くなくなっちゃう。

 奥田:エビ(海老原)さん自身は早いと思ってますよね。

 海老原:いや、僕は普通です。

 奥田:めちゃくちゃ早いですよ。

 海老原:ただ考える頭がないから、あれこれ考えずに打っちゃうというのはありますね。残り距離なんかも、だいたいそのホールの距離がわかっていればわかるじゃないですか。

 奥田:・・・・・・・・・・遅い人というのはチェック項目がぎょうさんあるから、7カ条、8カ条かわからんですけど、それを全部考えないと打てへんのでしょうね。僕なんか“ヘッドを振る“の1カ条だけ。

 海老原:初心者がチェック項目が多いのはしょうがないですね。

 奥田:スタンスの広さとか向きに始まって、体重配分とか挙げたらきりがあらへんです。そういうのは、上手(うま)なったら少ないはずやのに、ベテランのくせして遅いのがおるんですわ。

 いかがでしょう。ベテラン両プロいわく初心者があっち行ったり、こっち行ったりするのは仕方がないが、そこそこ上手いベテランが遅いのは許せないと断じています。自分のプレーは遅くないと思い込んでいる方はいつも一緒にプレーしている同伴者やキャディさんに「私のプレーは遅い?」と聞いてみるといいでしょう。

 

ティーを選択するためのガイドライン。

 米国でも日本と同じようにゴルファーの減少に歯止めがかからずいかにゴルファーを増やすか、また現在のゴルファーにいつまでもゴルフを楽しんでいただくかに腐心しています。

 米PGAとUSGAでは体力が落ちてきたゴルファーや力の劣るゴルファーに対して「TEE IT FORWARD」としてドライバーの飛距離に応じて18ホールの総距離のヤーデージ設定の距離でのプレーを勧めています。

 ドライバーの飛距離が275ヤードのプロ級であれば6800~6900ヤードの距離設定のコースでのプレーが適しているといいます。またドライバーの飛距離が225ヤードであれば5800~6000ヤードのコース設定でのプレーが相応しいと勧めています。

 ドライバーの飛距離に応じたコース設定は次の通りです。
 
 ドライバーの飛距離275ヤードの場合6700~6900ヤード
 ドライバーの飛距離250ヤードの場合6200~6400ヤード
 ドライバーの飛距離225ヤードの場合5600~6000ヤード
 ドライバーの飛距離200ヤードの場合5200~5400ヤード
 ドライバーの飛距離175ヤードの場合4400~4600ヤード
 ドライバーの飛距離150ヤードの場合3500~3700ヤード
 ドライバーの飛距離125ヤードの場合2800~3000ヤード
 ドライバーの飛距離100ヤードの場合2100~2300ヤード

 確かにドライバーの飛距離が200ヤードしか飛ばないのに6500ヤードを超すコース設定でプレーしてもパーオンは無理だしパープレーは不可能です。ゴルフはパーに挑戦して行くゲームだけに飛距離の落ちてきたシニアゴルファーや体力のない女性ゴルファーでもパープレーが可能である最適なコースの長さを選んでプレーすることを勧めています。 

例年より早い更新作業は順調です。

 先週は幾分寒い日も数日ありましたが、総じて今冬は雪のない暖かい冬が続いています。春のシーズンを控えてコースの更新作業も例年よりも2週間ほど早めに着手しています。

 今日、明日のクラブ休場日を利用してグリーンのコアリング(写真)を行っています。このコアリングはグリーンの芝刈りによる刈りカスや枯れた根、微生物の死骸などによるサッチ層からなる土壌不良を改善し透水性をよくするための更新作業です。

 コアリングの後、目砂を入れていきます。砂の入ったグリーンはプレーヤーにとっては面白さが半減しますが、1年間良好なグリーンの状態に保っていくための重要な更新作業ですのでご容赦ください。

 当クラブのベントグリーンは透水性の良いサンドグリーンですが、グリーン刈りやグリーンの転圧などを重ねているとサッチ層が固くなり水捌けが悪くなり雨が降るとすぐに水溜まりになったりします。透水性を良くするとともに、スムーズなボールの転がりと繊細なグリーンコンディションを維持するための更新作業ですのでご理解ください。

飛距離制限をR&AとUSGAが検討し始める

 ゴルフルールの総本山であるR&AとUSGAが「飛距離に対する考察」と題するリポートを発表しました。

 クラブやボールの技術進化で年々飛距離が伸び、既存コースでは対応できなくなってきていることに対する危機感から飛距離規制を真剣に考えだしたようです。

 ゴルフ道具の技術進化で飛距離が伸び、米PGAツアーでは7500ヤードが常識化しており、このまま行けば8000ヤード超のコースでなければ対応し切れなくなくなってきています。

 米国のような広い国でさえ、これ以上距離を伸ばすことは難しい上、さらに芝や農薬などの管理維持のためのコスト増の負担、プレーに時間がかかり過ぎるなど問題は多いし何より多くのゴルファーはそんな長い距離のコースを求めていないという現実に気付いたようです。

 クラブの規制や用品のルール改定をすることにより飛距離制限を検討して行くのでしょう。私もゴルフ仲間とのゴルフ談義でいつも話しているのは、野球界のようにアマチュアとプロで金属バットと木製バットの使用制限しているように、ゴルフ界も野球界に倣ってプロはパーシモンのウッドクラブの使用を義務付ければ良いと思います。

 またプレーのクラブ本数も最大14本は不用、7本くらいに本数制限をすれば道具に頼ったスコアメイクではなく1本のショートアイアンをテクニックで使い分ける真のワザによるスコアを競う本来の競技になると思います。昔よく「ゴルフは金持ちのスポーツ」だと揶揄されましたが、まさしくその通りで新しいクラブや飛んで止まるボールが出れば即買える余裕のある者が有利な訳ですから、道具に頼らないテクニックを競うようなゴルフになればと思います。

好評だったチーム対抗戦競技

昨日(2月15日)は当クラブで奈良県ゴルフ協会後援の「チーム対抗戦競技」が行われました。

 この競技は奈良県ゴルフ協会のゴルフ振興の一環として、平日に休めないサラリーマンなど若手現役世代の方に、土曜日に低料金でゴルフを楽しんでいただくという趣旨で企画され、これに賛同し土曜日開催を引き受けました。

 奈良県ゴルフ協会主催の「県民ゴルフ」はすべてが平日開催で参加者のほとんどが60歳以上のリタイアされた高齢者?ゴルファーばかりで、若手現役世代の参加がほとんどない現実にゴルフ協会はじめゴルフ業界は危機感をもっています。

 若手現役世代を対象に土曜日開催に踏み切りましたが、果たして集まるだろうか心配しましたが、当初10組40名の予定が申込みが殺到し急遽10組追加しました。追加分もあっという間に埋まり、結果21組80名で行いました。

 チーム対抗戦競技は1チーム4名で申込み、その組のままプレーできるようにしました。競技性重視でなく親しいゴルフ仲間がそろって休日にゴルフを楽しんでいただこうという意図で行われました。

 競技は1チーム4名が同組で18ホール・ストロークプレー(全員ダブルペリア)でプレーし、各人のネットスコアの上位3名のトータルネットによりチームの順位を決めるというもの。

 男性チームは当然、男女混合チームやら女性ばかり4名のチームなど思い思いのチーム名をつけ争われましたが、女性4名の同遊会チーム(藤原美樹、三枝多美子、西島由美、金子未来さん)がトータルネット213.2で見事優勝されました。2位は216・3の男女混合のNOMADチーム(福井佳代、木村雅紀、木下繁夫、久本安英さん)が入りました。

 初めてのチーム対抗戦競技でしたが、プレー後のアンケートでは「大変楽しかった」という声が9割以上寄せられました。また今後開催すれば「参加したい」という意見も8割以上ありました。