ゴルフは生涯スポーツです。

 ゴルフは精神的にも体力的にも老若男女問わずできる最も優れたスポーツだと私は思います。とくにシニア世代には最適のスポーツです。

 広大な緑の空間を白球を追って闊歩して行くゴルフは過激な運動でなく1日1万歩の歩行による健康維持にうってつけ。さらに青空の下、ボールを思い切り打って行く爽快さとともに4・25インチ(108ミリ)の小さなカップをターゲットに狙いすましたパットがカップインすれば満足感・充実感が得られます。
 
 逆にカップの縁をなめて外せば口惜しいし、ミスショットすれば忘れていた負けん気や闘争心が蘇ってきます。何よりもゴルフは頭を使うスポーツであり脳の活性化に最適、ボケ防止にもなります。

 ティーイングエリアに立って「このホールは右に打てばOB,左のあそこが狙い目だな」とか「グリーンのピン位置は奥目でオーバーすれば返しが難しいので手前から攻めて行こう」などショットごとに攻略の仕方を考えることが脳の活性化につながり認知症予防にもなるといわれてます。ゴルフはまさに生涯スポーツです。

 若い時のようにボールが飛ばなくなり、目も悪くなりスコアは悪化の一途「もうゴルフはやめるよ」というシニアの方が多い。スコアにこだわるスコア亡者、飛距離比べに明け暮れするゴルフから脱却して心豊かにゴルフを楽しむ大人のゴルファーに引退はありません。

いよいよ男子ツアーが明日開幕します。

 女子ツアーが開幕してすでに3戦消化、20歳の西郷真央がすでに2勝するなど女子ツアーは活況を呈してます。

 一方、男子ツアーは明日からいよいよスタートします。「東建ホームメイトカップ」で開幕です。開催場所は東建多度カンツリークラブ名古屋で行われます。

 この大会の第1回目は1993年3月に鹿児島の祁答院ゴルフ倶楽部で「東建コーポレーションカップ」の大会名でスタートしました。第1回の勝者が飯合肇でした。

 東建多度CC名古屋はもとはゼネコンの大日本土木が造り上げ経営していたゴルフ場です。バブル期にできたこともありコース内にそっくりの金閣寺があることで有名です。

 バブル期に誕生したこともありクラブハウス、コースなど至るところ、贅を尽くしていたのが印象的でした。

 近くにこれまたバブルの象徴ともいえる中部地方の高級ゴルフ場・涼仙ゴルフ倶楽部がありクラブハウス、庭園風コースに思わずため息が漏れたのを覚えています。

プレー中の転倒に気をつけましょう。

 ネットニュースを見ていると「ピーター(池畑慎之介)ゴルフ中に転び骨折」というニュースに目がいきました。ゴルフ好きのピーターも69歳、記事は次の通り。

ピーターこと歌手で俳優の池畑慎之介(69)が10日のゴルフラウンド中に左足首を骨折したことが12日、分かった。17日に入院して18日に手術、順調なら20日に退院予定という。

この日、自身のインスタグラムで「一昨日、太平洋クラブ御殿場コース!! メンバーも楽しくスタートホールに!! と、思ったら…。本当にドジで間抜けで、おっちょこちょいなピーです(涙)。ティーグラウンドにある枯れ草の斜面で滑り、転けてしまいました。あ、やらかした!! と思いましたが、左足首の捻挫かも、と思い、皆さんの協力の下、18ホール済ませました」とつづった。

スコアは55、48の103。「足の痛みを堪えてやった割には、まぁまぁのスコア」と振り返ったが「痛みがあまりに引かないので、近所の病院に寄りレントゲンを撮ったら、骨折してました」と報告した。

スポーツ医学で有名な病院を紹介され、11日に精密検査を受けて手術が決定した。「足首のずれもあり手術しなければ治り方が遅くなるというお話でした。気持ちと身体とのバランスが、離れていく事を意識しなければいけない年齢になったということですね」と振り返った。関係者によると、池畑は元気で「手術から2日で退院できるんだから、あまり心配しないで」と話しているという。

 私らシニアゴルファーが最も気を付けなければいけないのは、コースでの転倒。とくにコースの法面を下りるときやティイングエリアから下りるとき、バンカーの縁から砂面に下りるときに靴底が滑って転倒することがよくあります。とくに冬場は霜のせいでツルッと滑って転んでしまいます。

 若い人ならうまく対応したり骨が丈夫ですが、70歳近い年寄りだと体をうまくかわすことができない上に、骨ももろく骨折などしてしまいます。

 急な法面で滑りやすくなっているのは、最近のゴルフシューズに原因があると思います。以前のように金属性の鉄鋲のスパイクシューズはグリーン上で引きずったりして傷めるなどの理由で使用禁止になり、現在のゴルフシューズはゴムの突起だけのスパイクレスシューズになったことが大きな要因です。

 スパイクレスシューズでもゴム製の羽のような突起がついてるものがあります。これならまだ急な法面を下りるときでも踏ん張りがききますので、足腰の弱ったシニアゴルファーでも転倒は免れる可能性は高いと思いますので、ゴルフシューズ購入の際はこちらをお勧めします。

 いずれにしろコースの法面など坂になっている箇所を下りる際は慌てず急がず慎重に行動してください。

シーズンに向けてコース整備に注力してます。

 

  今週は暖かな日が続き、コースの芝も気持ち色づいてきたように見えます。春のゴルフシーズンに向けてコースメンテナンスも忙しくなってきました。今週はグリーンのコアリングを行い薄目砂を入れていってます。

 コアリングとは穴あけで今回は13ミリの穴をあけて、そのあと目砂を入れ摺りこんでいってます。穴を塞ぐように目砂を摺りこんでいきますが、芝の回復力に時間がかかりボールの転がりがスムースでなくスピードもおちるため、お客様には不興を買うことになりますが、春のシーズンに向けてやらねばならない重要な更新作業ですのでご了承ください。

 なぜコアリングをしなければならないかといえば、グリーンの土壌環境の改善と透水改善を促進するためです。毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など去年1年間の様々な弊害が積み重なっているからです。

 とくにコアリングはサッチを抜き取るだけでなく、コアを抜いた後に砂をしっかり入れることで透水性の改善や芝の根の生育やサッチの分解を促進します。芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。費用と手間がかかりますが、ベストターフを提供するためにはやらなければならない大事な更新作業なのです。ご理解ください。

ゴルフルールの原型、13カ条は次の通り。

 ゴルフルールは難解です。2019年にプレーの進行を早めるために大改訂され、大きな反響を呼んだものです。

 名称でいえばティーグランドがティイングエリアとかペナルティエリア等々。プレーではラウンドの原則である遠球先打が、準備ができた者からとか、グリーンのカップに立てられた旗竿は抜かずにそのままプレーしても良いとかプレーに即したルールに改訂されました。

 それでもまだまだルールブックには想定される現象に対する裁定、処置、罰則などが記述されています。

 ゴルフルールに関する記事に必ず出てくるのが、ゴルフのルールの原型は1754年にセントアンドリュースで制定された13カ条にあると。この13カ条とはどのようなものか知りたくてゴルフ関連の書物を調べ、ようやく見つけました。

 セントアンドリュースの13カ条、ご紹介しましょう。下記の通りです。

第1条 ティアップはボールから1クラブ以内。
第2条 ティは地上に設定する。
第3条 プレー中にボールを交換してはならない。
第4条 ボールを打つために石や骨を取り除いてはならない。
第5条 水、ぬかるみに入ったボールは取り除いて1打罰で後方から打つ。
第6条 ボール同士が接触したら、後方のボールを打つまで前方のボールを拾い
    上げる。
第7条 (グリーン上で)ホールを狙うときはホールに向かって打つ。相手のボ
    ールを狙ってはならない。
第8条 もしボールを失った場合は、1打罰で元の地点に戻って打つ。
第9条 (グリーン上で)クラブなどで目印をつけてはならない。
第10条 人、馬、犬など、いかなるものにボールを止められても、あるがままの
    状態でプレー。
第11条 スイング中にクラブが破損しても1打としてカウントする。
第12条 ホールより最も遠いボールのプレーヤーからプレーする。
第13条 壕、溝、堀はハザードではない。オールを取り出して罰打なしでプレー
    できる。

奈良県ゴルフ協会後援のチーム対抗戦が行われました

奈良県ゴルフ協会後援の「チーム対抗戦競技」が2月26日、奈良柳生カントリークラブで28チーム110人が参加して行われました。

 この競技は奈良県ゴルフ協会のゴルフ振興の一環として、平日に休みが取れない若いサラリーマンゴルファーにゴルフの機会を与えようと土曜日に低料金でゴルフが楽しめるように企画されました。

 奈良県ゴルフ協会のゴルフ振興の趣旨に賛同し若いゴルファーの増加につながればと当クラブも協力しゴルフ場を開放しこのチーム対抗戦競技を開催しました。

 この競技は昨年10月に奈良県ゴルフ協会が告知したところ、当初20チーム(20組)予定があっという間に定員となったため、10チーム(10組)の追加募集し30チームで(当日2組キャンセル)行われました。

 競技は18ホール・ストロークプレーで参加者全員ダブルペリアで行い、1チーム上位3名のトータルネットスコアで順位を競うチーム戦で争われ、室生チーム(渡辺71・4、豊住73・6、井上74、津川78・6)がトータルネット219で2位チームに0・4の僅差で見事優勝しました。

 惜しくも0・4ストローク差で2位になったのはチーム ストレス(倉垣匡72・2、影浦73、浦野74・2、倉垣光75)、3位にはチームAカルテット(松田72・8、古賀73・8、吉川75・8、木本79・8)がトータルネット234・2で入りました。

 なお成績は当クラブのホームページと奈良県ゴルフ協会のホームページに掲載されてます。また成績表は参加チームの代表者に郵送されます。入賞チームには代表者宛に賞品を送付いたします。

奈良県ゴルフ協会の振興競技

 奈良県ゴルフ協会が若いサラリーマンゴルファーに、より多くのゴルフの機会を提供し、ゴルフに親しんでいただくために県下ゴルフ場の協力でゴルフ振興企画が行われています。

 当クラブでもその目的に賛同し2月26日(土)に「チーム対抗戦競技」を開催します。競技方法は1チーム4名でプレー(参加者全員ダブルペリア)し上位3名のベストネットスコアで順位を競います。

 競技ではありますが、このチーム対抗戦は、ふだん平日に休めない若いサラリーマンゴルファーに、エントリーできない土曜日に低料金でプレーを楽しんでいただくことを目的にした振興競技です。そのため募集開始とともに即、募集定員に達するほど好評です。

 いかに土曜日や祝日に低料金でプレーできる企画を若いサラリーマンゴルファーが渇望しているかがわかります。

 奈良県ゴルフ協会では県下ゴルフ場に夏期の閑散な土・日・祝日に低料金でプレーできるゴルフ振興企画を呼び掛けたところ、20ゴルフ場が様々なオープンコンペを開催することになり、ポスター、チラシの配布を行ったところ、申込みが早々に届いてるようです。

 当クラブでも7月30日(土)に「チーム対抗競技」を開催しますが、すでに申込書が13チームから送られてきました。定員30組(30チーム)も3月中には締め切りになるかもしれません。やはり若いサラリーマンゴルファーが参加しやすい土・日・祝日に低料金でゴルフが楽しめることが最大の魅力なのでしょう。

 県下ゴルフ場のほとんどは会員制ゴルフクラブですから土・日・祝日のエントリーは難しく、しかも料金は高いので若いゴルファーには敷居が高く、若い層には気軽にゴルフが楽しめる状況にないということなのでしょう。ゴルフ人口の底辺(若い層)開発するためにも、冬期や夏期の閑散時に安くプレーできるよう、ゴルフ場の門戸を開放することが必要だと思います。

言い得て妙、高松志門プロの指導。

 11月のブログで高松志門プロのレッスン記事を紹介しました。結構反響がありました。今回もゴルフダイジェスト誌の高松志門プロの「あんた一人をCADDIEしまっせ」から思わずクスッと笑うとともに的を射ててる記事があったので紹介します。

 高松志門プロ:Iさんはときどきティーアップの高さを変えてますけど、キツイ言い方すれば、あんたそない上手いか?と言いたくなりますね。

 Iさん:ドライバーを左に飛ばしたいときは高く、右に飛ばしたいときは低くしてますけど、それも見てるんですか。

 高松志門プロ:それくらいわかりますよ。でも、そういうのはちゃんと当たる人の話。ちゃんと当たればそういう傾向はありますけど、当たるようになってからにしてください。よう風がフォローでティーを高くする人もいますけど、毎回同じ高さにティーアップしてもええ加減やのに、毎回高さを変えてどないするんですかね。風に乗せよう思うてテンプラ打つのがおちですわ。

 同誌の別号ではパットについて。

 Kさん:最後にパターの上達法について聞きたいんですけど。

 高松志門プロ:ああ、パターはね、とにかくラインを読まんことです。どうせ入りませんから。

 Kさん:え?でも、ライン読まないともっとパット数が増えませんか?

 高松志門プロ:少なくなります。だってライン読まなかったら2回で終わりますから。1回で終わりたいからライン読むけど、だから3パットするんです。

 プロのような実力もないゴルファーが実力者の猿マネしても意味はないということ。目からウロコです。

今年の若草山焼き奈良公園から観覧できません。

古都・奈良の新春恒例行事である若草山焼きが明後日22日、夜に行われます。今年はコロナ感染症が猛威(ここにきて変異株オミクロン株が)を振るっているため、奈良公園内から見ることができません。今年は春日野園地や浮雲園地の所定の場所に限定されており、すでに事前登録で許可された方のみの観覧となるため、当日の観覧はできませんのでご注意ください。

若草山の麓から燃え上がる迫力ある火の手が直接観ることができないのは残念です。このためオンラインで山焼きの模様を生配信し閲覧できるようにしてるそうです。オミクロン株が猛威を振るってるさ中、電車やバスで出かけるよりも自宅でビール片手にオンライン観覧されてはいかがでしょう。

この若草山焼きは春日大社、東大寺、興福寺の神仏が習合し先人の鎮魂と慰霊さらには奈良市全体の防火と世界の人々の平安の祈りが込められてます。

若草山焼きの日は、ゴルフの帰りの交通渋滞でこの日のゴルフを避ける方が多いですが、今回は夕方の奈良市内の車の渋滞は回避できそうです。ゴルフ仲間お誘いでご来場ください。

今年も健康な体でゴルフが楽しめますように。

ゴルフというスポーツは単にスコアを競う単純なゲームではありません。スコアにこだわらず、深閑とした緑の大地を踏みしめながら小鳥のさえずりを聞き、季節の花々を愛でながらプレーして行く、まさに花鳥風月を感じる優雅なスポーツです。

 快心の一打、爽快なロングパットが決まったり、ミスショット、痛恨のパットに一喜一憂したり、ゴルフはラッキー、アンラッキーがつきもの。長い人生の一瞬の縮図のごとく放たれた白球が直面する事態・状況にどう対処して行くかがゴルフの面白さであり、醍醐味でもあります。

 美しい景観に感動し静寂の中に放たれた白球の行方に期待と失望を味わう、これこそがゴルフ冥利に尽きるというもの。今年も健康な体で皆さまがゴルフを楽しめますように祈念します。