2日間の休場日を利用して目砂散布を実施。

 春の大型連休後の7、8日の両日はクラブ休場日で従業員も十分に鋭気を養ってもらいました。一方、コースの作業はこの2日間を利用して大掛かりなフェアウェーの目砂散布を行いました。2日間の日程では全18ホールの目砂散布は完了せず、1,2,6,10番ホールが残っており、明日くらいまでかかりそうです。

 フェアウェーの芝が青くなり新芽の芝がどんどん伸びだしてきました。お客様の多いシーズン中に行うのは若干不興を買うのですが、本来、この時期に目砂を散布するのがもっとも効果的なのです。お客様の多いゴルフ場では来場者の少ない3月に行う所がありますが、新芽が出てこないうちの目砂散布は逆に芝が出てくるまで時間がかかり、あまり効果的ではありません。

 今回の目砂散布の量は500トンで、これを18ホール全てに散布して行きますので、なかなか大変な作業です。目砂後のフェアウェーはプレーヤーには嫌がれますが、ベストターフを提供するには欠かせない更新作業です。これを行うことによってフェアウェーの表面の不陸(凹凸)を均一にし、サッチの分解、透水性など芝の健全な生育を助成するとともに、暑い夏に耐えて1年間のフェアウェーのコンディションをベストの状態で提供することができるのです。整備の行き届いてると評価されている当クラブにとっては欠かせない更新作業ですのでご理解ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

 

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