ゴルフは知的ゲームです。

 最近のゴルフはセルフプレーが多くなっているせいか、ゴルフというゲームの本来的な面白さ醍醐味といったものがなくなっているように思われます。各ホールを攻略していくのに手のひらに収まるような距離測定器を利用されるゴルファーがひじょうに多くなっています。ティインググランドに立つとバンカーや池のハザードの位置や距離、グリーンまでの残り距離など懇切丁寧に表示してくれます。

 ゴルフの面白さのひとつにグリーンまでの距離、グリーンのどの位置にピンが立てられいるか、それに対して自分の目測と上り下りさらに吹く風が向かい風か追い風かなどキャディの助言を加味して自らの責任において決断しショットする。ゴルフゲームが知的ゲームだといわれる所以(ゆえん)はここにあります。

 自らの判断ミスやミスショットは自らが責を負うものであって、けっしてキャディや同伴者のせいにしてはなりません。ゴルファーは自らの判断や行動に対しては清く自らが責任を負うところに、ゴルフは他のスポーツにない紳士のスポーツだと評価されているのです。

 セルフプレーが多くなればなるほどゴルフ場側はコース内に残り表示の杭や植木の残り距離をホールのサイドに100ヤード、150ヤード、200ヤードなど必要最小限の表示以外に、カート道やスプリンクラーのヘッドなどにきめ細かく残り距離の表示板を数多く設置しています。

 セルプレーが圧倒的に多い大手ゴルフ場会社のゴルフ場ではティインググランドから230ヤード地点に吹流しのようなポールをフェアウェーの中央に立てているし、グリーンのピン位置もグリーンの手前は赤旗、中央は白旗、グリーン奥は青旗というようにピン位置がどの位置にあるか判るようにしてます。

 いずれにしろゴルフは様々な諸条件を念頭に想像力を働かせて決断していく知的ゲームであり、そこにゴルフの面白さがあります。ひじょうに便利な科学的兵器?である距離測定器に頼らず自らの能力をフル稼働させ即断即決していくゴルフの醍醐味を再認識していただきたいなと思う今日この頃です。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

セルフプレーでのホールインワン。

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  ゴルフ仲間から「ホールインワン記念品」を頂戴した。2月の某日、お隣の奈良の杜GCでの仲間内のコンペで、昼からのイン12番のショートホールで同組の某氏が見事ホールインワンをされた。この日のプレーはセルフプレーだけにホールインワン保険がおりるかどうかということになりました。

 ホールインワン保険を証明する同伴者及び同組についたキャディの証明があればOKですが、セルフプレーに関しては同伴者は当然、ホールインワンを目撃したコース関係者の証明があればOKであるが、タイミング良くコースの作業員がいるわけがない。さて、どうすればいいのか?ということになりました。

 たまたまこの12番ショートホール、グリーンが空くまで2組がティーインググランドに待機。そしてグリーンが空き私たちの番となり、3番目に打った某氏のショットが見事カップに吸い込まれていきました。後ろの組の皆さんも「あっ、入った。」「わあ!ホールインワンや」と手を叩くなど祝福されていたので、この方々の目撃証明があればいいのではないかということになり、保険会社に申請するよう助言しました。

 たぶん大丈夫であろうという前提で某氏はホールインワン記念品を手配し関係者に慶事のお裾分けされていました。セルフプレーが多くなってきているだけに「ホールインワン」を達成しても保険がおりないケースがかなりあるかもしれません。同伴者以外に前組、後続組のプレーヤーに目撃証人になってもらうことも頭に入れておいてください。

 確率4万分の1といわれる希少なホールインワンだけに、この幸運を喜びゴルフ仲間に記念品を贈るという日本独特の慣習ですが、保険を使ってまで祝うようなものではないと思います。いかがなもでしょう。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

シーズンに向けてグリーンの更新作業中です。

 2月29日の月曜日からグリーンの更新作業を行ってます。グリーンの更新作業は、コアリングといって12ミリのタインで穴あけを行い、グリーンの芝狩りによる狩りカスや枯れた根、微生物の死骸などによるサッチ層からなる土壌不良を改善して行きます。

 コースの内、グリーンはスムーズにボールが転がり適度な速さと堅さが求められる繊細な芝状態でなければなりません。4月のゴルフシーズン開幕と同時に、1年間を良好なグリーンコンディションに維持していくためのこの時期の重要な更新作業なのです。

 このため12ミリのタインでコアリングしたあと、目砂散布し穴を塞いでいきますが、なかなか手間のかかる作業で、芝が生育し穴がきれいに埋まるまで若干時間がかかります。今年は気温も比較的暖かく芝の生育も早いようなので、適度に雨も降れば予想以上に早く回復すると思いますが、ここ1、2週間ご辛抱ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

スタート前の準備運動は欠かさないように。

 

 ゴルフはれっきとしたスポーツです。ゴルフは激しく体を消耗させる運動ではなく、適度に体を動かす散歩のような運動だと思われてる方が多い。どんなスポーツでも始める前は準備運動やストレッチなど体調を十分整えてから始めます。

 しかしゴルフの場合はゴルフというスポーツを甘くみているせいか、あるいは自分の体力や体調を過信しているせいか、準備運動や柔軟体操、ストレッチなどせずいきなりスターティングホールへ向かうゴルファーが圧倒的に多い。冬のゴルフはとくに体調などには気をつけてもらいたい。体が固いうえ、ふだんの運動不足からスイングした瞬間にぎっくり腰を再発させたり首の筋を傷めたりすることがあります。

 またティーショットが曲がり、ボールを探しに法面を駆け上がる際に肉離れやアキレス腱を断裂したりしますし、心臓に負担がかかり心臓発作や心筋梗塞を発症したりして命をおとすこともあります。ゴルフプレーが原因の死亡事故はほかのスポーツに比べて桁違いに多いと医学データに出ているそうです。くれぐれもゴルフというスポーツを舐めてかからぬよう、スタート前の準備運動やストレッチなどを励行するようにしてください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

今冬初の積雪らしい積雪ですが営業はできました。

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  今冬は暖冬が続き雪らしい雪がなく積雪クローズも幸いにも今日までありません。今朝、6時半にゴルフ場に来ると写真(上)のように2センチ前後の積雪でした。気温は6時半の気温は2度で晴れの予報で、雪は融けると判断(写真下は1時間後の融け始めた写真)。コーススタッフに9時スタートを目処に太陽の日差しで自然融解も念頭にフェアウェーの除雪作業を指示し、来場のお客様にも9時までの待機をお願いしました。8時スタートのお客様3組は待ちきれずにお帰りになりましたが、9時に予定通りスタートすることができました。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

四国では早くも春一番が吹きました。

 四国では早くも「春一番」が吹いたと高松気象台が発表しました。昨日13日は東京都心では最高気温21・8度を記録したとのこと。大阪、奈良でも18度を超すなど2月半ばで4月下旬並の陽気となりました。昨日のプレーヤーも「こんなにいい天気になるとは思わなかった。暖かくてセーターを脱いでポロシャツ1枚で十分です。キャンセルされた人はさぞ悔しがってるでしょうね。」と4月並の陽気の中でのゴルフに満足されてました。

 昨日の来場者は、週初からの雨予報でエントリーは全く増えず逆にキャンセルが日ごと続出するなどメディアの雨予報による゛風評被害゛で49名と激減。メディアの天気予報には困ったものです。

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 例年より春の訪れは早いようです。コースのメンテナンスもいつもより早く作業を進めています。芝の根を鋤(す)かして排水・透水性をよくするとともに、芝の根に太陽の光を吸収させて成長を促すバーチカル(写真)を昨日で全ホール完了しました。2月下旬からはグリーンのコアリングを予定しており、いよいよ春本番、球春到来です。

 明日(15日)、明後日(16日)はクラブ休場日です。コーススタッフは九州博多へ慰安旅行に出掛けます。17日以降のエントリーはホームページのお問い合せを利用してEメールでお申込みいただければメールにて返信いたします。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

14番ホールのティーグランド改修工事。

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14番工事

 今冬予定しているコースの改修工事の目玉でもある14番ホールのトーナメントティーグランド(黒ティー)の改修工事は順調に進捗しています。もともと周辺が樹木に囲まれているせいか芝付きが悪くティーグランドの両サイドは裸地化しており、芝の張替えを再々行うものの、樹木の影響で芝が根付かない状況になっていました。

 このため周辺の雑木を伐採するとともに、地盤を1・5メートル前後下げティーグランドの面積を広げる改修工事に着手し順調に作業は進んでいます。3月半ばに芝張りを行い7月はじめの梅雨明け後に使用開始を予定しています。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

春の息吹が感じられる今日この頃。

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 暦の上では昨日4日は立春です。ゴルフ場の梅も暖かな日差しをうけて梅の花が蕾から咲き始めました。気象庁では3日に今春の桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表しました。九州や四国では平年より遅く東北地方では早くなるそうです。その他の地域は、ほぼ平年並みだそうです。大阪や奈良は3月29日頃と予想しています。

 2月の梅にはじまり暖かな日差しを待ち続けた桃、菜の花、桜、牡丹、藤、つつじといった花々春の息吹を感じさせてくれる季節がそこまで来ています。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルフ界 皆帯進緒(かいたいしんしょ)

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 上記のテーマロゴ「ゴルフ界皆帯進緒」は日本ゴルフ場経営者協会や日本ゴルフ協会などゴルフ6団体で構成している「ゴルフ市場活性化委員会」が2月19日に東京ビッグサイトで行われるセミナーのテーマだそうです。

 ゴルフ界の活性化を様々な立場や観点からひもとき、発展への糸口を見つけるべく、様々な部分へメスを入れ、臓器の位置や役割を知る「解体新書」をイメージの素としているそうです。

  文  字:皆   帯   進   緒
  意  味:みんなで  幅広く一帯となり  進む  糸口
 ロゴマークの特徴は
  皆:力強く  帯:横一本長く書き、帯をイメージ
  進:躍動感  緒:しなやかに伸びた糸偏は糸をイメージ、糸から発展して帯につながり、織りなすという意味につながる。

オーバーな天気予報でキャンセルが続出しました。

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 23日からの日本全国を覆う大寒波。長崎など九州や日本海側は大雪に見舞われてます。近畿地方も昨日24日は冬型の気圧配置となり気温は上がらず、奈良市でも最も寒いといわれる奈良市針の最高気温が氷点下1・9度でした。天気予報の「近畿中部の平野部でも大雪」は幸いなかったものの、奈良県の山間部では23日から24日の未明にかけて降った雪が融けず、昨日の日曜日は西名阪沿いの春日台CC、ヤマトCC、万寿GC、オークモントGCや奈良県南部のグランデージGC、花吉野CC、宇陀CC、阿騎野GCなど県下ゴルフ場の3分の2くらいがクローズになりました。

 当クラブも前日までの天気予報では積雪によるクローズを覚悟しましたが、道路の凍結も道端や田畑に雪はなく当然ゴルフ場も雪のかけらもなくプレーOKでした。しかしながら45組のエントリーが前日までの大寒波・大雪情報で30数組に、そして当日の朝も雪もなくプレーができるにも関わらずオーバーな天気予報に怖気づいたのか?キャンセル続出でなんと23組まで減ってしまいました。それでもクローズにならずに営業できただけましだと慰めてます。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇