16日から開幕する全米オープンゴルフ選手権、楽しみですね。マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロが世界の四大メジャートーナメントといわれています。この四大メジャーの中でも最も難しいコースとコースセッティングでスコアを伸ばさせないというのが全米オープンです。
今年の全米オープンの会場は米国ペンシルベニア州にあるオークモントCCです。1904年に開場した世界一難しいコースとして有名です。オークモントCCといえば3番ホールと4番ホールに挟まれた所に設けられた「教会の椅子」(写真)と呼ばれている巨大なバンカーの中に帯状にラフがレイアウトされている美しいホールを雑誌やカレンダーで目にされているゴルファーも多いと思います。
全米オープンの舞台となるオークモントCCは9年振り9回目の開催で同大会最多開催数を誇っています。前回の同コースでの全米オープンの優勝スコアは、アンヘル・カブレラの5オーバーパーだっただけに、このコースがいかに難攻不落の難関コースであるか想像に難くありません。
今回のオークモントCCは全長7219ヤード、パー70と数字的にみるとさほど驚くような距離ではありません。しかしながら8番のショートホールが288ヤード。アベレージゴルファーがドライバーで打っても届かない驚きのショートホールです。また12番のロングホールも667ヤードと気の遠くなるような長い距離。これに加えてラフは深く、グリーンは15フィート近い超高速グリーンに仕上げられているそうです。
世界から参戦するトッププロがこの難攻不落のオークモントCCをどう攻略するかじっくりテレビ観戦をしたいと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇