東京五輪の代表争いし烈。

 現在発出中の「緊急事態宣言」も沖縄県を除き9都道府県は20日に解除すると昨日、菅総理が発表しました。

 7月23日に開幕が予定されている東京オリンピックも実施を前提に感染拡大リスクをどう抑えるか腐心しているようです。

 東京オリンピックの種目数は33競技。その代表選手も次々決定しています。ゴルフに関しては、男子は今週の全米オープン、女子は全米女子プロの終了時点の世界ランキングを基にしたオリンピックランキングで決まります。

 日本の代表選手は男女とも米ツアーで活躍している松山英樹、畑岡奈紗は当確ですが、2番手争いが男女とも大接戦です。

 男子は昨年末までは今平周吾がリードしてましたが、今年に入って今季3勝の星野陸也が世界ランク75位に大躍進。そして松山の後輩でアマチュア時代の実績を引っ提げプロ入りした金谷拓実がプロデビューしたとたんダンロップフェニックスや2021年初戦の東建ホームメイトカップに勝つなどして同81位で逆転を狙ってます。

 女子も世界ランク24位の稲見萌寧と同28位の古江彩佳が激しく競り合っています。2番手の有力候補として期待されている渋野日向子は米ツアーでなかなか結果が出ず同31位と後退しており、全米女子プロに勝負をかけます。

 男女とも東京オリンピック日本代表争いの1枠をめぐって熾烈な争いが繰り広げられており決定日までの残り試合、目が離せません。

面白いゴルフ本のご紹介。

 

 会員のTさんから「面白いゴルフの本なので総支配人、読んでください」と一冊の本をお貸しいただきました。題名は「スゴい!ゴルフコース品定め」(川田太三著)副題に「スコアじゃなくコースに挑もうじゃないか」とあります。

 ゴルフ設計家でもありゴルフ評論家でもある川田太三氏が世界の名コース、日本の名コースを単に造形美や景観美だけでなく自然の地形やコースの攻め方など設計セオリーの「妙」を軽快な筆致で紹介しており、なかなか面白い本でした。

 本のプロローグで面白いゴルフの格言が紹介されており印象に残ったのでご紹介しておきます。

 「誰がいつごろ作ったものか確かではないが私の好きな格言に“飛距離自慢の幼稚園”  “スコアにこだわる小学生”  “周りが見えて中学生”  “マナーにうるさい高校生”  “歴史をひもとく大学生”  “友、群れ集う卒業生”」とありなかなか含蓄ある格言です。

 確かに思い返せばゴルフを始めたころは目の前のボールをうつことだけに夢中になって周りを見る余裕もなく”幼稚園”だったように思いますし、少し上達したらスコアにこだわる“小学生”だったように思います。

 ”中学生”“高校生”“大学生”と指摘されたような段階を経て大人のゴルファーに成長してきたかと問われれば、いささか自信はありませんがこの格言を胸に生涯ゴルフを楽しみたいと思っています。

 この「スゴい!ゴルフコース品定め」(ゴルフダイジェスト社1,500円税別)に興味のある方はぜひご購読ください。書店になければアマゾンで購入できます。

今日は「ゴルフの日」だそうです。

 最近は、各種業界がいろいろな記念日を制定しています。ゴルフ業界人である私も知りませんでしたが今日5月28日は「ゴルフの日」だそうです。

 制定した理由は、1927年5月28日に第1回全日本オープンゴルフ選手権大会が横浜の保土ヶ谷ゴルフクラブで開催され、アマチュアの赤星六郎が優勝し、ゴルフブームのきっかけになったことからスポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが1994年に制定したそうです。

 「ゴルフの日」だから業界挙げての記念イベントをするとか、全国で記念大会競技をするとかといった催しは一切なく知名度もほとんどの方が知らないと思います。せっかく「ゴルフの日」を制定したのだからもう少し有効にゴルフ振興につながるようなイベントなりをすればと思いますが、ゴルフ業界の各種団体の統一性がない現状では意味のない「ゴルフの日」です。

 ちなみに1903年5月24日に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ俱楽部」が誕生したことから「ゴルフ場記念日」も制定されているようです。

雨によるクローズが多くなってきてます。

 異常に早い梅雨入りからもう1週間になります。昨日(5月21日)は近畿全域にひじょうに強い雨が降り、各ゴルフ場ともキャンセルが続出し雨によるクローズしたゴルフ場も数多くありました。

 当クラブでも当初32組のエントリーがあったのですが、先週の天気予報で傘マークが出たとたん日々キャンセルが出て、昨日の朝には12組に減ってしまいました。そして当日朝の豪雨でさらに8組がキャンセルされ結局プレーされたのは4組のみでした。

 冬の雪によるクローズはありますが、最近は冬の雨に限らずシーズン中の雨でもキャンセルが続出し雨によるクローズが頻繁に発生するようになってきました。3・40年前には考えられないことが常識化してきてます。現在のゴルフを支えてるのは団塊世代以上の高齢者ゴルファーだけに、無理に雨中プレーして風邪をひいては元も子もないというのが現実のようです。

 例年の5月であれば薫風が気持ちよい絶好のゴルフシーズンでしたが、例年よりかなり早い梅雨入りだけにゴルフ場にとってもゴルファーにとっても残念です。

 地球温暖化の影響でしょうか最近の雨の降りようも強烈な集中豪雨となり河川氾濫や土砂崩れなど雨による被害が全国各地で発生しています。当ゴルフ場も強烈な集中豪雨による被害が出ないよう、早めの備えをするようにします。

 

若いゴルファーを増やすには

 今日5月5日は「こどもの日」です。総務省の発表によると外国人を含む14歳以下の子供の数は、前年より19万人も少なく1493万人で、40年連続で14歳以下の子供が減少しているそうです。

 日本の総人口に占める14歳以下の子供の割合は11・9%で47年連続減少しており、少子高齢化に歯止めがかかっていません。少子高齢化が進む日本ではあらゆる分野で衰退化し活気がなくなって日本という国自体が弱体化していってます。

 ゴルフ業界においてもこの少子高齢化問題は10数年前いや、それ以上前から指摘されてましたがいっこうに問題解決していません。

 若いゴルファーがゴルフに興味をもち愛好するように育成していくには、どうすれば良いかを支配人仲間といつも話し合ってますが、なかなか妙案はありません。

 ただいえることは、ゴルフはあまりにも難し過ぎて、クラブを握ってラウンドするまでが時間がかかり、さらにラウンドし始めてもボールが思うように飛ばずスコアが100くらいの面白くなるまでに挫折してしまうことが多いようです。

 逆に言えばいかにゴルフが楽しく健康に良いかを体感させるかにかかっているようです。打球練習場でボールが前に飛ぶようになればコースデビューです。しかしコースに出れば先輩ゴルファーから「ティーショットすれば、次からはボールに触るな」「ボールはあるがままの状態で打て」「同伴者に迷惑かけないように下手な者はボールの所まで走れ。」などなど先輩ゴルファーはしたり顔で注意しています。

 ゴルフの初心者に難しい正規のルールでやる必要はなし。打ち易いライに置いて良し、なんならパター以外、各ショットをティーアップしてプレーしても良いし、バンカーに入って1度、2度で出なければボールを拾い上げてバンカーの外からプレーしても良しとして、とにかくゴルフは楽しいことを身をもって感じてもらえば良し。

 燦々と輝く太陽の下、広大な芝生の上を打って行く爽快感を味わうだけでゴルフの楽しさは十分体感できます。平均的なスコアが100くらいになった時にルールなどを指導教育して行けば若い人のゴルフ人口も増えて行くはずです。

 子息や家族が「ゴルフをやりたい」といえばゴルフを難しく教えるのではなく、ゴルフの楽しさや素晴らしさを実践指導をしていただければと思います。

奈良オープンのアマ予選会開催

 第22回奈良オープンゴルフ選手権大会のアマチュア予選会が本日、奈良柳生カントリークラブで行われました。快晴微風の絶好のコンディションの中で103人のアマチュアが参加して6月18日・19日(KOMAカントリークラブ)の本戦出場を目指して熱戦が繰り広げられ、河村唯人選手が37、34の1アンダー71で見事首位で予選を通過しました。以下81までの25人が予選を通過し本戦への出場権を獲得しました。

【成績表はこちらからご覧いただけます】

ゴルファーは死亡率が低い

 鈴木大地スポーツ庁前長官が今朝の毎日新聞スポーツ面(18面)にゴルフの効用について寄稿していたので要約紹介します。

 鈴木前長官はスウェーデンのカロエインス研究所の調査から「ゴルファーの死亡率は一般人に比べて4割も低い」と紹介しています。

 ゴルファーの死亡率が低い理由として18ホールのプレーで4~5時間、距離にして5~6キロ歩くことになるからと書いています。

 ゴルファーの死亡率が低いことや認知症の発症率が低いことは他の研究機関でも数多く発表されており、このブログでも紹介しています。

 さらに調査ではハンディキャップが低い人ほど死亡率が低いとの指摘もあったそうです。ローハンディキャップ者の死亡率が低いということはゴルフが上手だということで、上達のために何回もコースに出て練習しなければならない。その結果健康につながると鈴木前長官は解釈していますが、いささか短絡的だとは思いますが・・・・・。

 確かに上達のためにゴルフのプレー回数が増えれば運動の機会がそれだけ増えるのですから健康増進にはなりますよね。逆にいえば下手なゴルファーでもプレー回数が多ければ同様に健康増進に役立ちますし、ヘボゴルファーであれば球筋が安定せず右や左へと歩行回数もローハンディキャップ者より増えると思いますが。

 この論文にはスウェーデンではコース内の移動手段としてあまりカート(乗用?)を使わないとも紹介されてます。歩いてプレーすることこそが健康維持・増進に欠かせないと思います。

 乗用カートが大勢を占めている日本のゴルフ場ですが、急な上りや下りの際はカートに乗っても平坦なホールではできるだけ歩いてプレーすることをお勧めします。

南憲司さん2年連続4回目の優勝。

 例年より早い桜が満開、花吹雪の舞う中で「スクラッチ選手権」決勝が行われました。先週の予選を通過した10人により決勝18ホール、通算36ホール・ストロークプレーで熱戦が繰り広げられ南憲司さんが加藤研士さんに2ストローク差をつけて2年連続4回目の栄冠を獲得しました。

 スクラッチ選手権はハンディキャップの無いスクラッチで争う事実上のクラブ実力NO1を決める競技だけにハンディキャップ0に近い実力者が予選を通過しました。

 2週間前に更新作業でグリーンのコアリングをした後だけにグリーンも万全な状態ではなく各選手ともグリーンの転がりに手こずり苦戦しましたが、2年連続4回目のスクラッチ選手権獲得を目指す南さんが安定したショット、パットで41、39、80にまとめ通算162で逃げ切り2位の加藤さんに2ストロークの差をつけて優勝しました。

 南さんを追う加藤さんも初優勝を目指し途中逆転、リードする場面もありましたが、惜しくも2打差で逆転ならず2位となりました。3位には39、38、77の好スコアをマークし通算165の岡田泰浩さんが入りました。

※写真上は2年連続優勝した南さんに藤原競技委員より優勝カップが贈られた。写真下は右から3位の岡田さん、南さん、2位の加藤さん、藤原競技委員

 

春の更新作業がはじまりました。

 春分の日を過ぎ朝晩の日の出が早くなり、太陽の沈むのも徐々に遅くなってきました。センバツ高校野球は熱戦が繰り広げられ、プロ野球も26日、金曜日から開幕します。待ちに待った球春到来です。

 ゴルフもいよいよ春のゴルフシーズンです。コースもベストターフを1年を通じて提供できるように更新作業に追われています。

 一昨日からグリーンのエアレーション(コアリング)に着手しました。この更新作業はグリーンの排水性を良くし根の生育を促進する重要な作業です。なぜコアリングをしなければならないかといえば、毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など、繊細な芝に様々な弊害を与えているためです。

 芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。グリーンキーパーは3ヶ月先、半年先さらに1年先を見据えて作業計画を組んで取り組んでいます。ご理解ください。