雨によるクローズが多くなってきてます。

 異常に早い梅雨入りからもう1週間になります。昨日(5月21日)は近畿全域にひじょうに強い雨が降り、各ゴルフ場ともキャンセルが続出し雨によるクローズしたゴルフ場も数多くありました。

 当クラブでも当初32組のエントリーがあったのですが、先週の天気予報で傘マークが出たとたん日々キャンセルが出て、昨日の朝には12組に減ってしまいました。そして当日朝の豪雨でさらに8組がキャンセルされ結局プレーされたのは4組のみでした。

 冬の雪によるクローズはありますが、最近は冬の雨に限らずシーズン中の雨でもキャンセルが続出し雨によるクローズが頻繁に発生するようになってきました。3・40年前には考えられないことが常識化してきてます。現在のゴルフを支えてるのは団塊世代以上の高齢者ゴルファーだけに、無理に雨中プレーして風邪をひいては元も子もないというのが現実のようです。

 例年の5月であれば薫風が気持ちよい絶好のゴルフシーズンでしたが、例年よりかなり早い梅雨入りだけにゴルフ場にとってもゴルファーにとっても残念です。

 地球温暖化の影響でしょうか最近の雨の降りようも強烈な集中豪雨となり河川氾濫や土砂崩れなど雨による被害が全国各地で発生しています。当ゴルフ場も強烈な集中豪雨による被害が出ないよう、早めの備えをするようにします。

 

若いゴルファーを増やすには

 今日5月5日は「こどもの日」です。総務省の発表によると外国人を含む14歳以下の子供の数は、前年より19万人も少なく1493万人で、40年連続で14歳以下の子供が減少しているそうです。

 日本の総人口に占める14歳以下の子供の割合は11・9%で47年連続減少しており、少子高齢化に歯止めがかかっていません。少子高齢化が進む日本ではあらゆる分野で衰退化し活気がなくなって日本という国自体が弱体化していってます。

 ゴルフ業界においてもこの少子高齢化問題は10数年前いや、それ以上前から指摘されてましたがいっこうに問題解決していません。

 若いゴルファーがゴルフに興味をもち愛好するように育成していくには、どうすれば良いかを支配人仲間といつも話し合ってますが、なかなか妙案はありません。

 ただいえることは、ゴルフはあまりにも難し過ぎて、クラブを握ってラウンドするまでが時間がかかり、さらにラウンドし始めてもボールが思うように飛ばずスコアが100くらいの面白くなるまでに挫折してしまうことが多いようです。

 逆に言えばいかにゴルフが楽しく健康に良いかを体感させるかにかかっているようです。打球練習場でボールが前に飛ぶようになればコースデビューです。しかしコースに出れば先輩ゴルファーから「ティーショットすれば、次からはボールに触るな」「ボールはあるがままの状態で打て」「同伴者に迷惑かけないように下手な者はボールの所まで走れ。」などなど先輩ゴルファーはしたり顔で注意しています。

 ゴルフの初心者に難しい正規のルールでやる必要はなし。打ち易いライに置いて良し、なんならパター以外、各ショットをティーアップしてプレーしても良いし、バンカーに入って1度、2度で出なければボールを拾い上げてバンカーの外からプレーしても良しとして、とにかくゴルフは楽しいことを身をもって感じてもらえば良し。

 燦々と輝く太陽の下、広大な芝生の上を打って行く爽快感を味わうだけでゴルフの楽しさは十分体感できます。平均的なスコアが100くらいになった時にルールなどを指導教育して行けば若い人のゴルフ人口も増えて行くはずです。

 子息や家族が「ゴルフをやりたい」といえばゴルフを難しく教えるのではなく、ゴルフの楽しさや素晴らしさを実践指導をしていただければと思います。

奈良オープンのアマ予選会開催

 第22回奈良オープンゴルフ選手権大会のアマチュア予選会が本日、奈良柳生カントリークラブで行われました。快晴微風の絶好のコンディションの中で103人のアマチュアが参加して6月18日・19日(KOMAカントリークラブ)の本戦出場を目指して熱戦が繰り広げられ、河村唯人選手が37、34の1アンダー71で見事首位で予選を通過しました。以下81までの25人が予選を通過し本戦への出場権を獲得しました。

【成績表はこちらからご覧いただけます】

ゴルファーは死亡率が低い

 鈴木大地スポーツ庁前長官が今朝の毎日新聞スポーツ面(18面)にゴルフの効用について寄稿していたので要約紹介します。

 鈴木前長官はスウェーデンのカロエインス研究所の調査から「ゴルファーの死亡率は一般人に比べて4割も低い」と紹介しています。

 ゴルファーの死亡率が低い理由として18ホールのプレーで4~5時間、距離にして5~6キロ歩くことになるからと書いています。

 ゴルファーの死亡率が低いことや認知症の発症率が低いことは他の研究機関でも数多く発表されており、このブログでも紹介しています。

 さらに調査ではハンディキャップが低い人ほど死亡率が低いとの指摘もあったそうです。ローハンディキャップ者の死亡率が低いということはゴルフが上手だということで、上達のために何回もコースに出て練習しなければならない。その結果健康につながると鈴木前長官は解釈していますが、いささか短絡的だとは思いますが・・・・・。

 確かに上達のためにゴルフのプレー回数が増えれば運動の機会がそれだけ増えるのですから健康増進にはなりますよね。逆にいえば下手なゴルファーでもプレー回数が多ければ同様に健康増進に役立ちますし、ヘボゴルファーであれば球筋が安定せず右や左へと歩行回数もローハンディキャップ者より増えると思いますが。

 この論文にはスウェーデンではコース内の移動手段としてあまりカート(乗用?)を使わないとも紹介されてます。歩いてプレーすることこそが健康維持・増進に欠かせないと思います。

 乗用カートが大勢を占めている日本のゴルフ場ですが、急な上りや下りの際はカートに乗っても平坦なホールではできるだけ歩いてプレーすることをお勧めします。

南憲司さん2年連続4回目の優勝。

 例年より早い桜が満開、花吹雪の舞う中で「スクラッチ選手権」決勝が行われました。先週の予選を通過した10人により決勝18ホール、通算36ホール・ストロークプレーで熱戦が繰り広げられ南憲司さんが加藤研士さんに2ストローク差をつけて2年連続4回目の栄冠を獲得しました。

 スクラッチ選手権はハンディキャップの無いスクラッチで争う事実上のクラブ実力NO1を決める競技だけにハンディキャップ0に近い実力者が予選を通過しました。

 2週間前に更新作業でグリーンのコアリングをした後だけにグリーンも万全な状態ではなく各選手ともグリーンの転がりに手こずり苦戦しましたが、2年連続4回目のスクラッチ選手権獲得を目指す南さんが安定したショット、パットで41、39、80にまとめ通算162で逃げ切り2位の加藤さんに2ストロークの差をつけて優勝しました。

 南さんを追う加藤さんも初優勝を目指し途中逆転、リードする場面もありましたが、惜しくも2打差で逆転ならず2位となりました。3位には39、38、77の好スコアをマークし通算165の岡田泰浩さんが入りました。

※写真上は2年連続優勝した南さんに藤原競技委員より優勝カップが贈られた。写真下は右から3位の岡田さん、南さん、2位の加藤さん、藤原競技委員

 

春の更新作業がはじまりました。

 春分の日を過ぎ朝晩の日の出が早くなり、太陽の沈むのも徐々に遅くなってきました。センバツ高校野球は熱戦が繰り広げられ、プロ野球も26日、金曜日から開幕します。待ちに待った球春到来です。

 ゴルフもいよいよ春のゴルフシーズンです。コースもベストターフを1年を通じて提供できるように更新作業に追われています。

 一昨日からグリーンのエアレーション(コアリング)に着手しました。この更新作業はグリーンの排水性を良くし根の生育を促進する重要な作業です。なぜコアリングをしなければならないかといえば、毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など、繊細な芝に様々な弊害を与えているためです。

 芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。グリーンキーパーは3ヶ月先、半年先さらに1年先を見据えて作業計画を組んで取り組んでいます。ご理解ください。

女子ツアー「ダイキンオーキッド」開幕。

今日3月4日、日本女子プロゴルフツアー「ダイキンオーキッド」(沖縄・琉球GC)が限定ながら1000名の有観客で開幕しました。

 コロナ禍の開催にあたり、入り口で検温、マスク着用、大声で声援しない、コース内通路のローピングも広く確保する、観客席もソーシャルディスタンスを守るなど感染防止対策を徹底されているそうです。

 初日の主たる組合せを見ると
●上田桃子 古江彩佳 渡辺彩香
●小祝さくら イ・ボミ 諸見里しのぶ
●鈴木愛 原英利花 テレサ・ルー
●渋野日向子 笹生優花 イ・ミニョン
といった見応えのあるペアリングです。待望久しい今年の女子プロツアーがやっと幕が上がりました。週末のテレビ中継が楽しみです。

女子プロゴルフツアー3月4日に開幕。

 いよいよ3月4日から国内の女子ゴルフツアーが開幕します。昨年開催した14試合はすべて無観客で行われましたが、今年度の初戦であるダイキンオーキッド(沖縄・琉球GC)は1日1000人の限定ながら観客を入れて開催されることになりました。

 コロナ禍にあって女子ゴルフツアーの人気は衰えず、今年度は38試合、賞金総額42億2千万円と過去最高額となります。

 昨シーズンはコロナ禍により14試合しか開催されませんでしたが、群を抜く飛距離で2勝挙げた笹生優香をはじめ、ルーキーながら3勝を挙げた古江彩佳、そして1勝した西村優菜といったプラチナ・ミレニアム世代のルーキーが大活躍、渋野日向子、小祝さくら、鈴木愛、原英利花ら黄金世代と共に女子プロゴルフツアーを大いに盛り上げました。

 黄金世代、プラチナ世代の活躍は女子ゴルフツアーを一層盛り上げ熱い戦いがさらに人気を博すことになるでしょう。3月4日の開幕戦が待ち遠しいですね。

タバコの吸い殻のポイ捨ては厳禁です。

 栃木県足利市で2月21日に発生した山火事は、なおも延焼が続いてます。自衛隊や消防が懸命の消火活動にあたってますが鎮火の見通しは立っていないといわれてます。

 各テレビ局のニュースでは連日トップで生々しい山火事の映像が生中継されていますが、新聞では今朝の朝刊ではほとんど無視?取り上げられていません。テレビと新聞のこの山火事に対する取り扱いの差はなんでしょう?

 そんなことはどうでもいいのですが、冬の山火事の怖さに慄然とします。この映像を見ているとゴルフ場の枯れた芝にタバコの吸い殻をポイ捨てすると、あっという間に火が燃え移り火の手が上がり山火事になってしまうだけに気を付けなければと気を引き締めています。

 愛煙家の皆さん、タバコの吸い殻のポイ捨てはゴルフ場に限らず街中やハイキング道など厳禁です。宜しくお願いします。