暮れも押し迫ってきました。

 爆弾低気圧が北海道を中心に北日本を襲っていますが、この影響で中部地方や近畿北部でも日本海から発達した雪雲が流れ込み雪が降り続き積雪となっています。このため近畿地方の中部でも雪が朝から降り奈良東部から三重県にかけて積雪があったようです。奈良県の北東部のゴルフ場ではクローズになったところやスタート時間を遅らせたりしたところも数ヶ所あったようです。

 いよいよ暮れも押し迫ってきました。官公庁やほとんどの企業も明日あたりが仕事納めとなります。大掃除や正月の飾り付けなど迎春準備に大忙しのことと思います。奈良柳生カントリークラブも朝からコーススタッフが玄関前に飾る大門松を作り上げてくれました。ゴルフ場は31日の大晦日まで営業します。

ゴルフには感性が大事です。

 週刊ゴルフダイジェスト(12月26日号)の連載で海老原清治と奥田靖己の「もう一花のゴルフ」で常日頃からゴルフには感性が大事だといってます。

 最近のゴルフ場はグリーンまでの距離を懇切丁寧に表示していますし、何よりも正確な距離測定器が販売されています。キャディ不足とプレー代の低料金化によりセルフプレーが全盛の現在、距離測定器はゴルファー必携のアイテムかもしれません。

 男子のシニアプロツアーでは距離測定器の使用はOKとなっています。しかし海老原・奥田両ベテランプロいわく「ゴルフには感性が大事」だと。現在のプロツアーはエッジからピンまでの距離やどこにバンカーなどのハザードが配置されており、グリーンの速さや固さまで事前にわかるようになってます。しかもホール攻略のヤーデージブックまで用意されています。

 1970年頃までは100ヤード、150ヤードの目印に植木はあったが、誰も距離など測っていない時代、みんな自分の感覚だけで打っていたという。グリーン面の固さだったりグリーンの色だったり、そういうゴルフ場の景色とかいろいろなものから何かを感じ取ってプレーしていたのだから、単にボールを打つ技術だけでなく感性を大事にすることこそが本来のゴルフの楽しみ方であると両プロはいってます。

 技術だけでなく感覚・感性を養うゴルフをしてみてはいかがだろう。

 イエス・キリストの降誕を祝うクリスマス(12月25日)が近づいてます。街にはジングルベルのBGMが流れています。ことしも会員のU・Sさん手作りのサンタクロースがフロントに並び皆様をお迎えしています。 

イノシシが捕獲されました。

 ゴルフ場のある周辺の農地を荒らしまわっているイノシシ。ゴルフ場でもコース内に侵入しフェアウェーなどあちこち掘り返し被害が甚大です。ご存知のように侵入を防ぐためにゴルフ場の外周を電柵で囲っていますが、飛び越えてしまうのか弱電では平気なのかここ一年連日コース内に侵入し、傍若無人の振舞いに頭を痛めています。

 地元の猟友会やメンバーの紹介でくくり罠の設置を専門とする方などにお願いしてイノシシの侵入を防ぐ対策を種々講じてますが、なかなか侵入を止めることができません。

 電柵の外側には驚くほどのイノシシの足跡があります。これを見ると電柵による侵入防止効果はあると思われますが、何らかの拍子で電柵を乗り越えてコースに侵入したイノシシが暴れまくっているものと思われます。

 地元の猟友会やくくり罠の専門家に檻(2箇所)や罠(20数箇所)を11月の狩猟解禁以降に仕掛けてもらってますが、ついに一昨日、くくり罠で捕獲されました。16番と17番ホールのコース外の山中に仕掛けたくくり罠に100キロを超す大物が捕獲できました。ただ、このイノシシがコース内に侵入していたかどうかは不明です。

 ※写真はくくり罠で捕獲されたイノシシ。

来季の国内女子ツアー日程。

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は来年度の国内女子ツアー日程を昨日(12日)発表しました。3月1~4日のダイキンオーキッドレディースを皮切りに11月22~25日の最終戦であるPGAツアー選手権まで今年と同じ38試合が開催されます。賞金総額は37億2500万円と7年連続増加しています。

 関西で行われるのは、Tポイントレディース(3月16~18日・茨木国際GC)、スタジオアリス女子オープン(4月6~8日・花屋敷GCよかわ)、サントリーレディース(6月7~10日・六甲国際GC)、センチュリーレディース(7月20~22日・瀬田GC西)、NOBUTA GROUPマスターズ(10月18~21日・マスターズGC)の5試合です。

 活況を呈す女子ツアーですが、さらに活性化するために来季から「リランキング制度」が導入されます。これは賞金シード獲得者(今季の賞金ランキング50位まで)以外の大会出場優先順位を6月24日のアースモンダミンカップ終了時点と9月23日のミヤギテレビ杯ダンロップ女子終了時点の2回、賞金ランキングによって優先順位を入れ替えるものです。さらにツアー優勝者には優勝した年とその翌年度のシード権が付与されることになりました。

 今季は宮里藍の引退もありましたが、川岸史果や畑岡奈紗など期待のルーキーが優勝するなど大活躍。さらには勝みなみや新垣比菜などアマチュアで活躍した大物新人がプロとしてデビューするだけに来季の女子ツアーはますます目が離せません。

ゴルフ場利用税、平成30年の廃止ならず。

 日本ゴルフ協会(JGA)税務対策等部会・小宮山義孝部会長名でゴルフ場利用税に関する自民党税制調査会小委員会の結果についてFAXが本日届きましたので全文ご紹介します。

 12月6日(水曜13時~17時)、自民党税制調査会小委員会(通称○×打ち出し)が開催され、各省庁の平成30年度税制改正要望の審議が行われた。

 会議では赤池誠章(参/比例全国)文部科学部会長をはじめ7名の議員が「ゴルフ場利用税廃止」の発言を行い、原田憲治(衆/大阪9区)総務部会長他2名の「ゴルフ場利用税堅持」の発言を圧倒しましたが、文部科学省(スポーツ庁)の税制改正要望「ゴルフ場利用税廃止」については、昨年同様「二重△」の結論となり、平成30年度の廃止実現はならず、継続検討事項となりました。

 「利用税堅持派」議員の発言は、「市町村の貴重な財源」「市町村長が反対しているから」というものであり、課税根拠を失っていることを自ら証明しているものでした。

 これに対し、スポーツ庁が提示したゴルフ場利用税が廃止された際の代替財源案に対し総務省側が聞く耳を持たない姿勢に、ゴルフ場と市町村がWinーWinの関係が築けるように総務省とスポーツ庁で協議の場を設け検討していくべき等の意見が出されました。また、城内実(衆/静岡7区)経済産業部会長から、「経産部会長として、今回の税制改正要望を支持する。ゴルフは貴重な産業。地方と良く話し合って良い方向性を見いだすべき」との応援発言も出されました。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックまでにゴルフ場利用税廃止実現ために残された時間は、来年の税調までの1年間となります。ご支援いただいている先生方及びスポーツ庁のご指導のもと全力を尽くしてまいりますので、引き続きご支援、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

認知症予防・老化防止のためにもゴルフを。

 今日は上空に強い寒気が流れ込み日本海側や東北・北海道では昨日同様、雪が吹雪くといいます。ゴルファーにとっては嫌な季節の到来ですが、ゴルフというスポーツは春夏秋冬それぞれの季節を感じながら自然の中で楽しめるスポーツです。

 高齢者ゴルファーの中には寒い冬はキャディバッグを封印し冬眠すると冗談気味に話す方がおられますが、もってのほか健康のためにも定期的にゴルフを楽しんでいただきたいと思います。

 すでに科学的に証明されてるいるようにゴルフは認知症予防や老化予防に最適なスポーツです。

 認知症予防に良いとされるのは距離の計算や風の読み、クラブの選択、コースの攻め方など、その都度考えながらプレーすることが脳の血流を良くし神経細胞の代謝を良くすることで認知症の予防になるそうです。

 またゴルフは長時間長い距離を歩くことが足腰を強くするのはいうまでもなく骨や筋肉、関節などの衰えを防いでくれ老化防止につながります。

 今週の週刊ゴルフダイジェスト(12月19日号)では、ゴルフで5歳若返る!という特集記事が載ってます。「健康を守る最善策は多忙でもゴルフの予定をキャンセルしないことです」と医師が明言されてます。「人生100歳時代、健康寿命を延ばすのがゴルフだ」とも。ぜひ一読し冬のゴルフに立ち向かってください。

 今年もキャディのFさんが4番ホールと16番ホールにクリスマスツリーを飾りつけてくれました。

12月10日奈良マラソンで交通規制されます。

 

今日11月22日は二十四節気の小雪です。この1週間、例年になく厳しい冷え込みとなり冬の訪れを感じます。コース内の木々も紅葉と落葉した枯葉が晩秋を実感させてくれます。

 今年も12月10日に奈良マラソンが行われます。師走の奈良のイベントとして定着した奈良マラソン。鴻池のならでんフィールド(奈良陸上競技場)を9時にスタートして高天交差点を西に走り平城宮跡の二条大路南5丁目交差点を折り返し県庁前を通過して大仏殿前を経て南下する例年通りのコースです。

 奈良市内の幹線道路である大宮通り、国道369号、国道169号が8時30分から全面規制されます。とくに大阪方面から第2阪奈道路や西名阪道路を利用される方はご注意ください。交通規制の詳細はポスターを掲示していますので、ご覧ください。

 

奈良マラソン交通規制マップ

奈良マラソン交通規制マップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【奈良マラソン交通規制マップ(PDF)】

ジコチュー(自己中)ゴルファー増殖中。

 ゴルフのマナーとルールは世界共通です。たとえ言葉が通じなくとも紳士的な振舞い、ラウンド中のマナーを守っていれば海外では恥をかかずにゴルフは楽しめます。

 ゴルフの腕前はお世辞にも上手とはいえませんが、他のプレーヤーやキャディに対する気遣いなどされる素晴らしいゴルファーはいます。

 同伴者がアドレスに入ればお喋りはやめる、後方線上に立たない等々の気配りはゴルファーならごく当たり前のことですが、これがなかなか守れない。とくに最近ゴルフを始めた若い人に多いようです。

 そういえば昔(今の団塊の世代が30歳前後でゴルフを始めた頃)は、ビジネスマンにとってゴルフは必須アイテムとして上司からゴルフの手ほどきをみんな受けたものです。

 ゴルフ場のクラブハウスに入るときはブレザー着用。プレーするときのウェアは襟付きのポロシャツを着用するようになどと口うるさく注意されたものです。

 プレーについても「君らのようなビギナーは真っ直ぐ飛ばないのだから打ったら、必ずクラブ2、3本持ってボールの所へ走って行くように!」とか「バンカーショットの跡や靴跡は後のプレーヤーのために必ずバンカーレーキで均して出るように」などなどゴルファーとしての初歩的なルール・マナーを厳しく指導されたものです。

 最近はゴルフの手ほどきをする先輩や上司がいなくなりました。そのため「自分さえ良ければ」という自己中心のプレーヤーが増殖しています。ルール・マナーを知らないビギナーが自分勝手な行動をしたときは、先輩ゴルファーとしてしっかり注意・指導するように心がけたいと思いますが、皆さんもお目付け役としてなぜマナーを守らなければならないのかなどを指導してやってください。

ゴルフ外交は倫理規定に抵触はしない?

 米国トランプ大統領が来日し安倍首相と強固な日米同盟を礎とする外交基盤を固めました。トランプ大統領と安倍首相は国内屈指の名門コース・霞ヶ関カンツリー倶楽部でゴルフを通じてより厚い信頼関係を築いたようです。

 二人の信頼関係をより強固にしたものにゴルフ外交があります。ゴルフプレーをしながらお互いリラックスしていろいろ難しい話題も本音で話し合えたとゴルフ外交の成果を話されていました。

 ところで日本の国家公務員の倫理規定には「利害関係者とのゴルフの禁止」という項目が明記されており国家公務員の付き合いゴルフは禁じられています。今回の安倍首相が国賓並のトランプ大統領をゴルフで「おもてなし」をしたことは、この倫理規定に抵触しないのだろうか?

 さらに今回の霞ヶ関CCでのプレー代、松山英樹選手の招聘の費用とギャラ等々は誰が支払ったのでしょうか。たぶん日本政府が一切合財支払ったと思いますが、果たして倫理規定にゴルフ禁止が明記されてるのに違法支出にならないのでしょうかね。

 ゴルフはプレーヤー同士、プレーを通じてリラックスしながら本音を語り合える素晴らしいスポーツであることが証明された訳ですから、この機会をとらえて日本ゴルフ協会など業界団体は国家公務員の倫理規定に明記されている「ゴルフ禁止」の項目を削除するよう要求すべきだと思います。

トランプ大統領のゴルフ外交。

 米国トランプ大統領が来日し安倍首相と松山英樹プロを伴って2020年東京五輪のゴルフ会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースでラウンドされました。

 トランプ大統領は無類のゴルフ好きでハンディキャップも3(?)だとか。もともと不動産業の大富豪でゴルフ場の経営も10指で数えられないほど保有しています。同氏はビジネスでも「真に付き合う人物かどうか判断するには一緒にゴルフをすればその人物の性格や考え方がおおよそ判る」とゴルフ接待やゴルフ外交がいかに有効であるかを説いています。

 確かにゴルフを一緒に18ホール回れば同伴者の一挙手一投足で、その人物の性格や考え方がよく判ります。相手や周りの人に迷惑をかけたり不愉快な言動や行動をせず謙虚、気遣いをする紳士で上辺だけでない信頼に足る人物かどうか。また、そのプレーが「公正」「正直」か。さらにトラブルに見舞われた時の対処法が「挑戦」「勇気」「計画性」といった的確な判断力をもっているかなどラウンドすればその人の人物像がみえてきます。

 ビジネスにゴルフを活用するトランプ大統領のゴルフ観、私も同感です。