飛距離制限をR&AとUSGAが検討し始める

 ゴルフルールの総本山であるR&AとUSGAが「飛距離に対する考察」と題するリポートを発表しました。

 クラブやボールの技術進化で年々飛距離が伸び、既存コースでは対応できなくなってきていることに対する危機感から飛距離規制を真剣に考えだしたようです。

 ゴルフ道具の技術進化で飛距離が伸び、米PGAツアーでは7500ヤードが常識化しており、このまま行けば8000ヤード超のコースでなければ対応し切れなくなくなってきています。

 米国のような広い国でさえ、これ以上距離を伸ばすことは難しい上、さらに芝や農薬などの管理維持のためのコスト増の負担、プレーに時間がかかり過ぎるなど問題は多いし何より多くのゴルファーはそんな長い距離のコースを求めていないという現実に気付いたようです。

 クラブの規制や用品のルール改定をすることにより飛距離制限を検討して行くのでしょう。私もゴルフ仲間とのゴルフ談義でいつも話しているのは、野球界のようにアマチュアとプロで金属バットと木製バットの使用制限しているように、ゴルフ界も野球界に倣ってプロはパーシモンのウッドクラブの使用を義務付ければ良いと思います。

 またプレーのクラブ本数も最大14本は不用、7本くらいに本数制限をすれば道具に頼ったスコアメイクではなく1本のショートアイアンをテクニックで使い分ける真のワザによるスコアを競う本来の競技になると思います。昔よく「ゴルフは金持ちのスポーツ」だと揶揄されましたが、まさしくその通りで新しいクラブや飛んで止まるボールが出れば即買える余裕のある者が有利な訳ですから、道具に頼らないテクニックを競うようなゴルフになればと思います。